転職No | case113 |
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名前・性別 | 竹田省吾(仮名)・男性 |
転職時の年齢 | 26歳 |
転職時期 | 2015年1月 |
転職前の仕事 | 大手人材媒体運営会社営業部(東京都) |
転職後の仕事 | 大手インターネット関連事業会社マーケティング部(東京都) |
書類提出 | 4社 |
面接 | 4社 |
転職回数 | 3回目 |
転職活動期間 | 3ヶ月(働きながらの転職活動) |
卒業大学 | 立命館大学 法学部 |
ポイント | 関西から東京へ。転職エージェント・ワークポートを利用し、働きながら転職活動! |
東京へ転職した友人の話を聞き、大きなビジネスへ憧れを抱く・・・
-前職に入社した経緯、前職の業務内容と担当されていた業務内容を教えてください。
(竹田)前職は人材媒体の運営をしている会社で、私は営業として働いていました。主に、クライアントに電話でアポイントを取得して訪問し、求人媒体の商品説明をして「求人媒体に掲載しませんか?」という営業スタイルでした。
-前職の職場の雰囲気はいかがでしたか?
(竹田)前職の職場の雰囲気は、とても良好でした。少人数の営業所でかつ、社員同士の年齢も非常に近かったです。そのため社員同士の仲もよく仕事終わりに飲みに行ったり、休日に遊んだりするほど仲が良かったです。その中でも不満は社員同士の年齢が近くて仲が良いあまり、少しサークルノリのような風土が業務中にも組織にあったと思います。業務外で仲が良いことはいいことですが、業務中はしっかりと仕事をしたいと考えていたため、そこに少し違和感を感じました。
-転職しようと決意したきっかけとは?
(竹田)転職を決意した理由は、大学時代の同期が東京のほかの会社で働いていたのですが、その友達がどんどん大きな金額の仕事をし始めており、会うといつも楽しいそうに仕事の話をしていたのを聞いたのがきっかけです。その友達は新卒の時に関西でも働いていたことがありましたが、「大きな仕事をするには絶対東京のほうがいいよ」ということを教えてくれました。この話をきっかけに転職を考え始めました。また私自身26歳という年齢もあり、結婚などもしていなかったので「若いうちにどんどん挑戦してスキルを身につけたい」という思いが自分の中で強かったのもあり、もし失敗しても若いからまだやり直せるという思いも転職を決める後押しとなりました。
-転職は勤続何年目、何歳の時ですか?
(竹田)前職には2年ほど勤務していて、勤続2年目で26歳の時に転職しました。転職は3回目でした。
ワークポートを利用し、情報収集!
-関西から東京への転職活動はどのように行いましたか?
(竹田)転職活動では、自分で求人媒体などを閲覧して情報収集したこともありますし転職エージェントを同時に使い情報収集しました。転職エージェントでは、ワークポートという会社を利用しました。
-ワークポートの対応はいかがでしたか?良かった点、悪かった点はありますか?
(竹田)転職エージェントは求人情報を私のスキルや実績や将来の目標に合わせて選んでくれて、どんどん情報をくれます。また面倒くさい面接の日程調整なども行ってくれます。そして最もありがたかったのは、不幸にも選考に不通過だったときの理由に関しても企業からヒアリングをして教えてくれます。このような自分で応募した時では知りえない様な情報をいただけるのは大変ありがたかったです。一方の悪い点に関しては、忙しいエージェントの担当者だとなかなか連絡が取れないことがあり、転職時の不安に関して気軽に相談できなかったことです。
-書類選考や面接ではどんな自己アピールをしましたか?
(竹田)企業に自己アピールをした点は、これまでの会社での実績、スキル、その会社で貢献できるポイントを明確に分けて簡潔に伝えました。転職の面接は新卒の時と違い、「どのようなスキルがあるのか」「入社しても貢献できるのか」という点を非常に詳しく見られています。そのため、実績などは数値を用いて伝えました。また企業で貢献できる点に関しては、結果よりも「行動の過程」や「どのような思考をもってその行動を行ったか」という部分に着眼点を置き、具体例を交えながら伝えることに重点を置きました。
-採用担当者からはどのような質問がありましたか?
(竹田)面接時に採用担当者からは「あなたがこれまでの仕事で活躍出来たと思える具体例があれば教えてください」とか「当社でどのように活躍できると思いますか」という質問がありました。
-転職活動をスタートして内定するまでどのくらいかかりましたか?
(竹田)転職活動をして内定が出るまでは3か月ほどでした。働きながらの転職で、かつ関西から関東への転職活動でしたので、選考通過がでてもすぐに日程調整することができず、時間がとられてしまいました。一般的には2週間ほどで選考が進めば内定を出す会社と聞いていました。
-新しい職場を選ぶ際、重視したこととは?
(竹田)転職の際に重視したことは、年収が前職時よりもアップすること、中途社員も分け隔てなく活躍できる社風があること、会社の事業の将来性です。一般的に転職をしてしまうと大手や財務基盤がしっかりしている会社でない限り年収はダウンしてしまうといわれていました。しかし関西から東京に生活拠点を変えるにあたって支出も増えることがみこまれていたので、年収アップは絶対条件として挙げていました。また、中途社員も分け隔てなく活躍できる社風がある点も重視していました。会社の中には、新卒社員を重視して役職を与えて、中途社員は人員の補充程度にしか考えていない会社も多くありました。中途で入社しても実績次第では高く評価する会社が良いと思いその基準も取り入れていました。
-転職活動中一番辛かったことは何ですか?
(竹田)転職時に一番つらかったことは、面接の日程調整です。私は関西で働いていて、転職は関東でと考えていたので面接となると1日休日を取って面接に伺わないといけませんでした。在職中は転職していることを秘密にして活動していたので、いきなり面接日の打診があったときは調整に苦労しました。また交通費の問題もありました。関西から東京に行くと往復で3万ほどかかりましたので、面接に2回ほど行くと金額は相当大きく、家計を圧迫しました。
東京進出!大手インターネット事業会社でマーケティング部門へ
-東京の企業へ転職されたのですね。新しい職場の業務内容と、どんな業務に携わっているのか教えてください。
(竹田)大手のインターネット事業会社に転職しました。そこでは、インターネットサービスの企画開発を行ったり、メディアの運営企画を行ったり、Web広告によるコンサルティング事業を行ったりインターネットにかかわる事業を幅広く行っています。私はその中でマーケティング職として入社して、「インターネットサービスをいかにユーザーに認知させるか」「認知させて利用してもらい利益をあげれるか」という任務を担って行っています。リスティング広告の出稿を行ったり、メディアの取材を受けたり、インターネットサービスのユーザー調査を行ったり、他社との協業の仕事を契約をまとめて取り仕切り行ったりと、マーケティングに関する幅広い業務を行っています。
-新しい職場は前職と比べてどうですか?良かった点・悪かった点を教えてください。
(竹田)新しい職場は上場企業だったこともあり、社会的信用も高くクライアントとなる先は大手企業が多かったです。そのため、お取引額も大きく関西で働いていたころとは比べ物にならないほど規模の大きな仕事ができています。様々な仕事を経験することでマルチタスク能力が上がったこと、社内外の多くの人とかかわる仕事ができたのでコミュニケーション能力がついたと思います。上場企業でしたので年収も転職前と比べると大きくアップしましたし、その他福利厚生(住宅手当など)も充実していたのでとてもよかったです。悪い点に関しては、上場企業でしたので、社内稟議や社内規則が細かくありコンプライアンス意識を強く持たないといけないと感じた点です。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!
(竹田)これから転職を考えている人には2つのアドバイスを送りたいと思います。一つが、しっかりと事前に企業の情報収集を行うことです。転職時の面接では「応募企業のどこが良くてわざわざ転職をしてまで受けているのか」という点を非常にみられます。実際に面接時に「弊社のこのサービスをもっとよくするには何かアイデアありますか?」と聞かれたことがあります。もう一つは面接に社風や仕事内容をしっかりとヒアリングをしてできるだけ入社後のミスマッチを防ぐことが大切です。せっかく内定をいただけて入社できても入社後にミスマッチがあれば、転職が失敗となってしまい企業応募者双方にとってプラスにはなりません。転職では面接回数が2回ほどと少ないところもあるので、できるだけ情報をヒアリングすることは大切です。