転職No | case100 |
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名前・性別 | 折田美佐江(仮名)・女性 |
転職時の年齢 | 25歳 |
転職時期 | 2014年4月 |
転職前の仕事 | システム系プログラマー(東京都) |
転職後の仕事 | ゲーム系プログラマー(東京都) |
書類提出 | 10社 |
面接 | 4社 |
転職回数 | 2回目 |
転職活動期間 | 2か月(働きながらの転職活動) |
卒業大学 | 専門学校東京テクニカルカレッジ ゲームプログラミング科 |
ポイント | 給与・条件・雰囲気・面接官の態度を確認し、転職活動! |
専門学校の採用情報を機に入社を決める
-前職に入社された経緯を教えてください。また、どのような業務に携わっていましたか?
(折田)前の職場は新卒として入社しましあた。専門学校の方に採用情報が来ていて、学校の先生の勧めもあって、そこを受けてみることになりました。
入社してからの業務内容はシステム、主にWeb系のプログラマーでした。当時は本当に受ける仕事がなく、入社してから半年ほどは自社で研修という名の自習時間のような感じでした。その後他の会社で出向して、そこでシステムの開発を行っていました。だいたいベテランのプログラマの先輩何人かと一緒に最初は行かされ、そこでいろいろなことを先輩から教えてもらうような感じでした。プログラミングだけでなく、仕様書作成やテストまで関わっていましたので、SEの仕事と重なることが多かったと思います。
-どんな雰囲気の職場でしたか?不満はありましたか?
(折田)同期や先輩たちとの距離が近く、とてもアットホームな職場でしたが営業の人数がかなり少なく、せっかくいる社員を生かし切れていない感じが入社当時からありました。景気が回復してきて、なんとか売り上げが上がるようになりましたが、他の社員との話の中でも良い仕事がとれていないこと、効率がとても悪い流れになっていることなどを聞き残念に思いました。また、給与が平均よりもとても低かったこともあり、だんだんと不満がたまってきたように思いました。
-転職を決意したきっかけとなる出来事はありますか?
(折田)転職を決めた理由は、上司からのパワハラがかなり多くなってきたからでした。人事や他の先輩にも相談していろいろと担当を変えてもらったりしましたが、ストーカーになったりするのが怖く直接何か注意するなどのことはできませんでした。他にもいろいろと人間関係でもとても疲れてしまい、その上給料もほとんど上がらず社長に直訴しましたが、色々な言い訳を並べたてられたのでここの会社にいる必要はないと思い転職を決意しました。どんなに嫌な仕事でも周りの協力だったり、それに見合った報酬があればやっていけるような気がしますが、どちらも得られず仕方ない転職だったと思います。いい会社だと思っていたので、この理由は残念でした。
-転職したのは勤務何年目で何歳の時ですか?
(折田)5年目25歳の時。初めての転職でした。
多数の転職エージェントに登録して情報収集
-転職活動はどのように行いましたか?転職エージェントは利用しましたか?
(折田)とりあえず知っているエージェントサイトには登録をしました。リクナビ等の有名どころはほとんど見ました。そのなかではイーキャリアに載っていた求人が結構よく、一度エージェントから電話がかかってきていろいろ話をしましたが、メールなどのやり取りがいいことを伝えるとそれ以降はメールになりました。何度も電話をかけてくるようなサイトもあったので、イーキャリアはメール対応してくれたのでありがたかったです。あとはみんなの転職などの口コミサイトなどでいいと思っている会社を調べ、あまりにもひどいことが書いてあるところは候補から外しました。また、個人的には更新ホームページも結構その会社の印象等がわかって、とても参考になったような気がします。
-面接ではどんな点をアピールしましたか?
(折田)技術職なので基本的にはいままでの職務経歴を重点的に聞かれました。その時はまだ五年目でほかのベテランエンジニア、プログラマーと比較すると経験も実力も残念ながらかなわないので、コミュニケーション力をアピールする方向にしました。エンジニアはコミュニケーション力があまり高くない人が多いので、この点はとても効果があったと思います。また、これも同じような理由ですが、これからもっと勉強していろいろできるようになりたいです。という気持ちを前面に押し出したアピールをしました。プログラマーはいろいろな言語やシステムが毎年新しいものへの変化していくので、個人的には継続した勉強意欲は大切だったと思いました。また、面接ではしっかりと相手との空気を呼んで積極的に話をしていくことで好印象を与えるようにしていました。
-転職活動をスタートして内定までどのくらいかかりましたか?
(折田)2か月くらいかかりました、働きながら面接などに行きました。
-新しい職場を選ぶ際、基準にしたこととは?
(折田)現状貰っている給料よりも多い給料を指定していたので、まずは給与面がいい所を重視しました。あとは自分がやりたい仕事、自分がやりたくない仕事をきちんと理解して、尊重してくれそうな会社を選びました。個人的には自社でいろいろと仕事をするよりは、いろんな会社に赴いて作業をするほうが自分に合っていると思っていたのでその点も重視しました。また、雇用形態なども気にしていたと思います。あとはやはり面接に行って実際にみてみた感じの会社の雰囲気だったり、面接官の方の態度だったり、最後には自分がいいと思えた会社に決めました。他の所でも条件としては合っていた会社もいくつかあったのですが、とても汚いビルだったり、面接官の態度が悪かったりして合わないと思いました。
-転職活動中に辛かったことはありましたか?
(折田)転職活動中はまだ転職することを隠していたので、そのあたりの対応は多少大変でした。前職に出勤する際、普段スーツは着ないのに面接の時だけスーツだったりとあきらかにバレバレな感じはありましたが、できるだけごまかして面接などに行っていました。
ゲーム開発プログラマーとして、新しい技術取得に励む
-新しい会社で担当されているお仕事について教えてください。
(折田)私は今ゲーム案件に携わっているので、ゲームの開発業務を行っています。まわってきた仕様書に沿ってプログラミングを行い納期までに仕上げる、という作業です。それだけだととても単調な作業に感じますが、作ってから仕様をもっとよくするために変更したり、思っても見ないことが起こることも多いです。私はプログラマーとして働いていますが、プランナーや、企画、UIなど他の様々な職種の人とも話す機会が多く、とても近い位置で仕事をしています。自分の職種の中のことだけではなく、他の職種とも協力して一つの作品を作り上げていくことはとても達成感を感じます。また、後輩もできたので自分が先輩に教えていただいたことなどを後輩に指導しつつ、新しい技術の習得に励んでいます。
-新しい職場を前職と比べて転職してどうですか?
(折田)転職先は多くの開発案件を行っている会社で、ゲームや遊技機、Webシステムなどいろいろな仕事を自由に希望することができます。今までは堅苦しいシステム系の案件にしか関わってきませんでしたが、やったことのないゲームの開発案件を希望し、その希望通りに仕事を振り分けてもらえています。最初はいろいろと知識も足りなかったので、ゲーム案件に詳しい先輩などを紹介して頂き、一か月に一回しっかりと面談などもやりながら楽しく仕事をすることが出来ています。また、エンジニアがとてもたくさんいるので、いろんな年代の方と知識の交換ができ、思わぬ情報も手に入ったりします。給料も十分にあがったので、現在はとても充実した生活を送ることができています。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!
(折田)一番大切なことは自分が何をしたいのかをしっかりを明確にすることです。私は今回とても成功した転職をすることが出来ましたが、それはしっかりと自分の行きたい会社の方向が見えていたからだと思っています。同期が転職したから、などたいした理由もないのに転職を決めれば、逆にとても悪い方向にいくこともあると思います。今いる会社のどこがいやで、もっとこういう会社に行きたい、とか今の仕事とは違うけれどどうしても好きだからこの業界にチャレンジしてみたい、などしっかりを自分が目指す方向が定まってからでも転職は遅くはないと思います。まずとりあえず求人を見てみるというのもいいかもしれませんが、それより前にぜひ、自分が進むべき方向をしっかりと見定めていって欲しいと思います。