年収2倍!業績悪化の不安定企業から上場企業へ

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転職No

case97

名前・性別

中田一哉(仮名)・男性

転職時の年齢

33歳
転職時期2012年10月
転職前の仕事非上場クレジットカード会社システム部(東京都)
転職後の仕事東証一部上場クレジットカード会社システム部(東京都)

書類提出

3社

面接

2社

転職回数

2回目

転職活動期間

2か月(働きながらの転職活動)

卒業大学法政大学 経営学部経営学科

ポイント

年収350万→700万に!リクナビNEXTで転職!

 

クレジットカード会社システム部に勤務。業績悪化で給与減額・・・

-前職の「クレジットカード会社」ではどんな仕事に携わっていましたか?

 

(中田)前職ではクレジットカード会社の情報システム部門にて、システム運用、保守に携わっておりました。具体的には、クレジットカード会社で利用しているシステムの改修提案、不具合個所発見し、業者に修正するように依頼をかける役割を担っていました。4年程、同じ部署で勤務しており、比較的順調に昇格もしていましたが、2010年6月以降、貸金業法改正、過払い金請求により急激に業績が悪化し、収入が激減しました。特に転職した最後の年については、ボーナスが例年の半分以下となり、ボーナス払いをしていた家のローンを支払うのも非常にきつかったです。また、2011年に2人目の子供を授かったこともあり、今の収入ではとてもやりくりができないと思い、転職を決意しました。

 

-職場の雰囲気はどうでしたか?不満は給与面だけでしたか?

 

(中田)採用について計画性が無い会社でした。貸金業法改正により業績が悪化することは目に見えていたはずなのに、同期入社が全国で40人程(会社全体の従業員は300人位です)いました。結局、業績が悪化した為、営業所を全て閉鎖し、3年もしないうちに転勤ができない一般職の社員は全員リストラするという事態となりました。

業務内容については、不満はありませんでしたが、収入が非常に低かった点が不満でした。また、残業についても労基法で推奨している「30時間」という制限があることを盾にしたサービス残業が恒常化しておりました。私自身、5年勤務しましたが、年収については最後まで横ばい状態でした。

 

-転職を決意した決定的な出来事はありましたか?

 

(中田)入社して5年目の時同期入社が大量に辞めており、そのような有様を見ていて、「自分もこのままでいいのだろうか?」という思いが強くなっていました。転職をする2か月ほど前にボーナスを貰いましたが、寸志程度。これでは、家のローンもまともに払うことができないと思い、妻に相談したところ快く転職活動を勧めてくれました。また、ちょうど転職した同期入社のメンバー(人事総務部勤務)と会って、話をする機会があり、「P社(当時勤務していた会社)は、もうすぐ管理職対象に早期退職を募るはずだよ」という事情を教えてもらい、あらためて会社が危機にさらされている状態であることを知りました。実際に私が退職した4か月後に課長以上を対象とした早期退職を募っていました。年齢も33歳になる為、転職しづらくなる前に行動したほうがよいだろうと思い、すぐに転職活動をスタートしました。

 

-前職は何年勤務されましたか?何歳で転職しましたか?

 

(中田)前職には5年程度勤務していました。転職した時期は5年目で33歳の時、転職回数は2回目でした。

 

 

リクナビNEXTを通じ転職先に応募・・・

-転職活動ではどのように情報収集しましたか?転職エージェントは使いましたか?

 

(中田)当初は、転職エージェントのリクルートエージェントを利用していました。職務経歴、履歴書を登録して、3日後位にリクルートエージェントから「紹介したい案件がある」ということでプライベートオファーが来ました。すぐに返信をすると、リクルーターから電話があり、「この経歴書では、どこに応募しても通過しない。書き直しをしてもらいたい」と言われました。「紹介したい案件があるからプライベートオファーを出したのでは?」と言うと、すごく嫌そうな感じで「これは一斉に配信している文章だから、そのようなことを言われても困る」と返されました。リクルーターの対応が非常に失礼な感じでしたので、すぐに利用するのを辞めました。

結局、転職エージェントは一切利用せず、リクナビNEXTを通じて、直接企業に応募する形をとりました。

 

-リクナビNEXTで転職先に応募されたのですね。どんな点を企業にアピールしましたか?

 

(中田)まず、履歴書については、前クレジットカード会社時代に取得した資格を全て記入しました。貸金業取扱主任者をはじめ、10種類程度あった為、勉強熱心さをアピールできたと思います。書類選考が通過した後、1次面接があり、「得意なことは?当社で活かすことができる能力はありますか?」と聞かれたため、入社して1年目のクレジットカード会社の営業職として全国5位になった「営業力」をアピールしました。また、営業のスキルだけではなく、システム的なことについても4年間経験を積んだため、本社サイトでも勤務できることをアピールすると、即2次面接を案内されました。2次面接については、いつから出勤が可能か?前の職場の引き継ぎはスムーズにできそうか?など入社に対しての意思確認が中心でした。

 

-転職活動を始めて内定までどのくらいかかりましたか?

 

(中田)約1ヶ月で内定をもらえました。働きながらの転職活動です。

 

-数ある企業の中から新しい会社を選んだ理由、基準は何ですか?

 

(中田)リクナビNEXTで、収入アップを重視した形で職場を探しましたが、未経験の職種での収入アップは見込めないようでした。そのため同じ業種であるクレジットカード、消費者金融に絞って企業を探すことにしました。しかし、どこも貸金業法改正の煽りを受けて採用活動はしている企業は少なかったです。タイミングよく大手のA社(私が転職した会社です)が募集し始めたところに応募したという形です。実はA社は前から気になっていた会社であり、いつか転職できたらとも思っていたところでした。また、募集要項の「貸金業取扱主任者歓迎」という文字にもひかれました。前職のクレジットカード会社での勤務経験も活かすことも出来るため迷わず応募を決めました。

 

-転職活動中、想定外のトラブルはありましたか?

 

(中田)特に大きなトラブルはありませんでしたが、転職してしまうやっかみから、上司に引き継ぎ期間を不必要に長くされてしました。おかげで退職してから新しい会社への出勤日まで間があまりなく、残った有休を全て使いきれなかったということはありました。

 

 

年収が2倍に大幅UP!様々な部署で経験を積む日々

-前職と同じ「クレジットカード会社」へ転職され、どのような仕事に携わっていますか?

 

(中田)入社してから3ヵ月位は、一般職として、スーパー、ガソリンスタンド内でクレジットカード、ローンカードの新規会員募集をしておりました。一般職として3ヵ月程度勤務した後、営業の責任者として勤務しました。具体的には、アルバイト、正社員の勤怠管理、査定評価、アルバイト給料計算、正社員、アルバイト面接などを行いました。営業の責任者として3か月ほど勤務した後、会社が立ち上げていた銀行代理業の部署に配属されました。銀行代理業では、主に住宅ローンの受付、預金口座開設手続き、フリーローン契約手続きなどを行いました。2年程銀行代理業のスタッフとして勤務した後、本社のシステム部門に配属となり、現在はシステム運用の仕事に携わっております。

 

-新しい職場を前職と比べて転職してよかった点、悪かった点とは?年収面では?

 

(中田)年収については、現在前職の2倍程度となり非常に満足しています。しかし、収入が上がったと同時に仕事量も増えたため、家族と一緒に過ごす時間は前の職場と比べると確実に少なくなりました。また、新しい会社は全国展開しており、転勤を伴う異動が非常に多い会社です。実際、私は現在5年目ですが、既に3回転居を伴う異動がありました。しかも、すべて前もって予告も無しに当日~3日前に辞令が出ています。特に、最初の異動は東京の営業所にいる時でしたが、当日上司に呼ばれ「君は今日から仙台支店配属だから」と平気な顔でいわれました。転勤するのは当たり前という雰囲気が浸透しており、学校に通っている子供がいる場合は、転勤のたびに転校が必要となっています。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!

(中田)今は、完全に売手市場です。自分を安売りすることなく、少しでも条件の良い職場にいくようにするべきです。また、自分は生きる上で何を重視するか?ということを具体的に見つめてから転職したほうがよいです。たとえば、収入を増やしてもっとワンランク上の生活がしたいという場合でも、漠然と考えるのではなく、「収入が○○円になったら、東京都内で家が買える」、「収入が○○円位になったら結婚しても生活できる」といった具体的な計画を立てるべきです。収入ではなく、休みが沢山ある職場に行きたいという場合でも、具体的にどれ位休みが欲しいのか?休みの日は何をして過ごすのか?というのをきちんと見極めるべきです。転職して後悔している人の共通点として、具体的に自分自身の人生計画が立てられていないというのが挙げられます。

 

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