転職No | case96 |
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名前・性別 | 紺野佳代(仮名)・女性 |
転職時の年齢 | 24歳 |
転職時期 | 2014年10月 |
転職前の仕事 | 大手コンサルティング会社のーITコンサルティング部門(東京都) |
転職後の仕事 | 大手人材会社企業営業部門(東京都) |
書類提出 | 1社 |
面接 | 1社 |
転職回数 | 1回目 |
転職活動期間 | 2週間(働きながらの転職活動) |
卒業大学 | 早稲田大学 法学部 |
ポイント | 転職エージェントをリクルートエージェントに絞り、働きながら2週間で転職成功! |
大学時代に興味を抱いたコンサルティング業界へ
-なぜ前職の「コンサルティング会社」へ就職されたのですか?
(紺野)在学時に会社法のゼミに在籍しており、その際に経営者の方のお話を聞くことが多くありました。そこから、自身でも若いうちから経営に関わりたいと興味を持つようになり、コンサルティング会社を志望しました。前職は業界的にはITコンサルティングでしたが、経営コンサルティングも会社のメイン事業として打ち出しており、求人に応募しそして就職に至ります。前職の会社の主な業務内容はシステム設計、システム導入、システムテスト、経営コンサルティングでした。私はシステム導入部署に配属され、システム導入とシステムテストを行っておりました。1回のシステム導入はおおよそ1年~3年となっており、私はアパレル会社と電気会社へのシステム導入に携わりました。
-前職の業務内容と担当されていたお仕事について教えてください。
(紺野)前職の会社の主な業務内容はシステム設計、システム導入、システムテスト、経営コンサルティングでした。私はシステム導入部署に配属され、システム導入とシステムテストを行っておりました。1回のシステム導入はおおよそ1年~3年となっており、私はアパレル会社と電気会社へのシステム導入に携わりました。
-職場の雰囲気はいかがでしたか?不満などはありましたか?
(紺野)前職場は他のシステム会社の例に漏れず、とにかく労働時間が長かったです。基本的に9時に出社し、22時に退社するという生活で、ひどい時は案件先に3日程泊まりこむこともありました。土日出勤も多かったです。会社自体が長時間労働の体質の為、自分だけでなく、周囲の方々も同じような生活でした。また、人間関係も完全な縦割り業務な為、助け合いの文化はなく、各々が期日までに自身のパートを仕上げてくるというスタイルでした。
-長時間労働は大変でしたね。具体的な転職理由は?
(紺野)具体的な転職理由としては、経営コンサルティンググにかかわる機会を得られないことが分かったからです。入社をしてから、事業の売上の9割をシステムコンサルティングで賄っており、経営コンサルティングはコマーシャル程おこなっておりませんでした。更に、上席に相談したところ、経営コンサルティングへの異動希望は、若い年次では行えないとのことで、退職を決意しました。また、日々の長時間労働で働き続けるイメージが持てなかったこと、職場の同僚との価値観が合わなかったことも理由の1つです。高収入の仕事だった為、物事の物差しを金額におく方が多く、高い物を身に着けることがステータスという風潮が、自分には合いませんでした。
-前職にはどのくらい勤務されていましたか?何歳の時に転職しましたか?
(紺野)勤務年数は1年半、2年目で24歳の時です。転職は初めてでした。
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-転職活動はどのように行いましたか?転職エージェントは利用しましたか?
(紺野)転職の際はリクルートエージェントという転職エージェントを利用しました。基本的な情報収集はそこで行いました。初めての転職活動ということで、ノウハウもなく、年齢も若かった為、咎められるのではと非常に不安がありましたが、初めての面談の際にまずアイスブレイクを行うなど不安軽減のために配慮をして頂き、本音でエージェントの方と向き合うことができました。働きながらの就職活動だったためとにかく時間がなかったのですが、朝や土日の時間使い方等、丁寧にアドバイス頂き、効率的に活動することができました。また、時間がない為無駄に面談を行うことは避け、メールや電話フォローがメインにして頂いておりましたが、頻繁に様子を気にかけて頂き、モチベーションを保つことができました。
-転職活動ではどのように自己アピールをしましたか?
(紺野)システム導入は漏れなく行うことが重要で、何か1つでもミスがあると正常に作動しません。また、エラーが発生した際もエラー理由は検証しなければ発見できず、そのためにはあらゆる理由を想定する想像力が求められます。そういった経験から、何事においても漏れなく仕事を行うという姿勢、また1つの事象から関連する物事を考える創造力が身についたことをアピールしました。また、経営コンサルティングに携わるといった、会社に入って実現したいことが明白だった為、その点もアピールしました。
-面接ではどのような事を質問されましたか?
(紺野)面談で聞かれたことは、前職の在籍期間が短かったためその点について質問を受けました。あとは、前職で身に付けたスキルや、会社で実現したいことを聞かれました。
-転職活動をスタートして内定までどのくらいかかりましたか?
(紺野)約2週間くらいです。
-新しい職場を選んだ理由とは何ですか?
(紺野)学生時代から希望していた、経営に関わるコンサルティングができるのかということが基準でした。経営に関わるという点については狭い枠でとらえておらず、直接的な戦略企画はもちろんのこと、人材育成、業務効率化等も視野に入れていました。転職先は人材会社ですが、クライアントの経営目標実現の為の積極的採用アプローチという考え方に共感し、応募しました。また、働き方についても積極的に働き方改革を行い、仕事だけでなくプライベートを充実させることにも重きを置いており、そういった点でも長く働き続けられるイメージを強く持てたことも志望理由の1つです。また、選考を通じて、社員の方の仕事に対する熱い思いを感じられたのも大きかったです。
-転職活動中、辛かったことはありましたか?
(紺野)想定外のトラブルはありませんでした。転職活動で辛いと感じたことも特にはありませんでしたが、しいて言うのであれば働きながらの活動だった為、選考面接の時間をどう調整するかというのが非常に難しかったです。
人間関係良好、目標を持ち積極的に行動できる新環境
-新しい会社の業務内容と、担当されているお仕事について教えてください。
(紺野)新しい職場は人材サービス会社です。主な業務内容は社員募集領域における人材採用広告事業、あっせん事業、選考支援事業です。私は中途採用のあっせん営業を行っており、具体的には人材を募集している企業からの連絡を受け、自社のサービスを売り込みに行っています。どの会社も経営方針、経営目標を掲げており、それがマッチした人材、戦力になる人材を求めていることが多いのですが、具体的な採用方針等を設定している企業は少なく、そういった企業の方々と方針策定を共に行うこともあります。営業先は業界で担当が分かれており、私が担当している業界はIT・ネット事業になります。前職の経験が生きる仕事のため、全く畑違いの仕事ではありますが抵抗はありませんでした。
-新しい職場を前職と比べてどうですか?転職してよかった点、悪かった点とは?
(紺野)転職先は上昇志向の方が多く、人間関係も良好です。簡単ではない目標がチームに与えられますが、チーム目標のため皆で頑張ろうという雰囲気が強くあります。また、仕事を通じて自身の成長を考えている方が多く、会社に働かされていると考える人は少ないので自ら主体的に仕事を取りに行く人が多いです。また、実現したい夢を持った方が多くいるため、仕事だけでなくプライベートでも勉強を欠かさなかったりと仕事だけでない魅力を持った方が多くいます。その分、ある程度の経験を積んだら夢の実現のために離職する人も少なくないのですが、離職してからもビジネスやプライベートでもつながりはあり、お互いに良い相乗効果となっています。労働時間は予想していたよりも長いですが、前向きに取り組んでいるため苦ではありません。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!
(紺野)転職活動は思っている以上にパワーがいります。現在の仕事とは別の作業をこなさなければならず、また選考の過程で課題を課される場合もあります。そのような一連の選考を最後までやり切るには、「どうしても転職しなければならない動機」を可能な限り詳しく言語化しておくことが重要かと思います。なぜ転職したいのか、それは異動ではかなわないのか、転職することでどういった負が解消されるのか、あらかじめ明らかにすることが重要です。この言語化ができていると、結果として選考の中での発言一つ一つにも説得性を持たせることができ、企業に与える印象を上げていくことができます。またそれだけでなく、納得いく転職先が見つかる可能性が高くなるかと思います。自分一人でこれらをこなすことに自信がなければ、転職エージェントなどを頼りつつ、効率的に進めていきましょう。私も転職活動時、履歴書の書き方から転職軸の設定方法など、多くを学ぶことができとても助かりました。皆様の転職活動がうまく行きますことを祈っております。頑張ってください。
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