40代後半で転職!ゲーム開発メーカー責任者へ

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転職No

case91

名前・性別

輪嶋正和(仮名)・男性

転職時の年齢

47歳
転職時期2013年11月
転職前の仕事大手ゲームメーカー社員(北海道)
転職後の仕事ゲーム開発メーカー責任者(北海道)

書類提出

1社

面接

1社

転職回数

1回目

転職活動期間

約3か月(働きながらの転職活動)

卒業大学札幌星陵高等学校

ポイント

40代後半、初めて手の転職!30名の部下を引き連れ、新しい会社に。

 

会社の吸収合併を経験。勤続20年、課長職として勤務するが・・・

-前職に就職された経緯を教えてください。

 

(輪嶋)前職の前に勤めていた会社があったのですが、その会社が前職の会社に子会社化され、その後、その前々職の会社が吸収され前職に就職することになりました。前々職にはアルバイトから社員に登用され20年近くで課長職まであがり、前職でも同様課長職でした。

 

-前々職が吸収合併され、前職に勤務されていたのですね。担当されていた仕事内容は?

 

(輪嶋)前職では、大手ゲームメーカーの品質管理をしていました。ゲームの品質を守るお仕事というのは、主にチューニングやデバッグという作業を行い、GooglePlaystoreやItunesStoreにお客様からクレームのこないアプリを配信させる仕事でした。私はモバイル部門の品質管理の責任者であり、社員15名 アルバイト200名をマネージメントする立場と配信するゲームに問題がないかの最終管理をする立場にいました。

 

-職場の雰囲気はどうでしたか?吸収合併し、不満や不安はありましたか?

 

(輪嶋)全てがマニュアル化されており、マニュアル化以外の回答を受け付けない会社でした。(自由意見は評価がマイナスになります)またセキュリティが高くセキュリティゲートも管理され、ちょっとした外出も申請が必要で、常に誰かに見られているという不安しかなかったです。ソーシャルメディアのFacebookやTwitterをやると役職を落とされ、他の会社との接点を持つことは許されず、監視する部署があるため自社以外では付き合いができない不満がありました。

 

-転職を決意したきっかけとは何ですか?

 

(輪嶋)札幌事業閉鎖により東京転勤で役職を上げて頂く確約は取れていましたが、以下の3つの理由により転職をしようと思いました。

1つ目は上長が信頼できなかったからです。というのは事前に何の相談もなく、全社員・全アルバイトに札幌閉鎖を告知するまで告げられず、当日の予定を聞いても言葉を濁し、当日の告知する場に東京から出張し告知するといった手法を取ったことで信頼されていないと感じました。そこで役職を上げるという話も全く信用できませんでした。

2つ目は個人的なことですが、11月解雇予定でありながら12月に子供が生まれる予定でしたので、妻のそばにいて育児をしたいという思いもありました。

3つ目は現会社へ部下を連れて転職できる確約も取れたからでした。特に部下からも、先々のことを相談されていたため30名連れて新しい会社に転職できたのも大きな理由です。

 

-前職にはどれくらい勤務していましたか?何歳の時に転職しましたか?

 

(輪嶋)前々職が前職に吸収されましたので、それを合わせると20年勤めていました。転職した時期は勤務20年目で47歳のときです。転職は初めてです。

 

 

友人・知人・業界仲間から情報収集!

-転職活動ではどのように情報収集しましたか?

 

(輪嶋)転職の際は、友人を当たったり、業界仲間を当たったりして情報収集しました。その際に転職エージェントは使用していません。まずは友人、業界仲間から、受け入れてくれそうな会社を3社選定しました。当然そことの繋がりがあることが前提です。その中で一番働きやすそうで、社風もよく、自分の意見を受け入れてくれそうな会社を選択しました。良かった点は、転職先の知り合いから役員に口を利いていただき、前職に就職活動が漏れないよう活動が出来た点です。転職先にも尾行が付く可能性を含めて事情を説明し、隠密に進めていただけたことは有難かったです。

 

-転職活動ではどんな点をアピールしましたか?

 

(輪嶋)主に品質管理部分の向上とコスト単価の部分をアピールしました。自分は約20年積んだ品質管理のノウハウがあり、連れてくる作業者もベテランが多く安心して作業を任せられること、また札幌に部署を作りそこで運営することで東京でやるよりもコストダウンすることを数字で説明しました。その上で部署を運営するにあたり部下への教育に力を注いでいくこと、従来の体制に等しい風を吹かせ、融合し更なるステップを図ることが出来る旨説明しました。

 

-面接官からはどのような質問がありましたか?

 

(輪嶋)採用担当からは、会社でまず何をしたいかという事を聞かれましたので、前述した部署の移動や従来のシステムとの融合の説明をし、部下を教育することやノウハウを残すことが重要だということを話しました。

 

-転職活動を始めて内定までどのくらいでしたか?

 

(輪嶋)約1ヶ月かかりました。自分の年俸の承認や、他のメンバーの年俸の承認に時間がかかったためです。働きながらの転職活動でした。

 

-新しい会社を選んだ理由は何ですか?重視したこととは?

 

(輪嶋)上場していて安定した企業であること、過去3年の会社の収支報告や評判を確認し、その上で問題ないかの確認をしました。また品質管理をするべきアプリタイトルの確認や試遊の実施アプリの評判や売上を確認し、ある程度有名なこと、取引会社からどんな開発タイトルを依頼されているかの確認を行いました。更にそこに勤めている友人に、自分の部署が会社から必要とされているのかの確認を行いました。また、本社に伺い、開発現場の確認をし、ブラック企業ではないかも漏れがないように確認しました。この中で一番重視したのは上場して安定しているかが全てです。転職したものの直ぐ倒産するような会社だとたまったものではないので、「安定」しているかを最重要ポイントとして選定しました。

 

-転職活動中、辛かったことはありましたか?

 

(輪嶋)働きながらの転職活動となりますので、自由な時間が全く無かったことです。仕事から帰ってくるのが21時頃になりますので、それから家族サービスや家事を行うと転職活動が出来ません、少ない時間で色々調べて土日も転職活動をしていると自分のプライベートな時間が全く無かったのは厳しかったです。一緒に来てくれると思った部下が、違う会社を受けると言い出しましたので転職先の組織運営に少なからずも影響は出ました。

 

 

ゲーム開発メーカーの品質管理部門責任者として活躍!

-新しい会社も同業の「ゲーム開発メーカー」ですね。どんな仕事を担当されていますか?

 

(輪嶋)品質管理系のプレイイングマネージメント業務をしています。大手パブリッシャーからゲーム開発を受託した際、品質管理にかかる工数を出していく作業を行い、次に工数が確定して開発が始まると品質を上げていく業務が発生します。お客様により良いゲームを楽しんでもらうために、ゲームをより面白くしていく作業とゲームの不具合を制作に報告し、修正してもらい不具合を0にしていく作業を同時並行して進めます。この2種類の作業のプランをマネージメントしていく業務が主となり、その他、アルバイトがデバッグしていきますのでそのアルバイトの勤務管理業務も行っている他、課の責任者でも有りますので、査定、教育、面談、管理も行っています。

 

-新しい職場を前職と比べてどうですか?良かった点、悪かった点は?

 

(輪嶋)転職して良かった点は、裁量範囲が大幅に上がった点が挙げられます。予算内での物品購入や出張等が自由になり、発言範囲や重みも格段に上がったことです。自分の発言はかなり重要視され、会社の判断の一つにもなりましたし、前職だと手間がかかっていた承認作業がほぼなく、自分の裁量で進めれるのは良い点でした。悪い点は会社の風習を理解するには時間がかかるところです。例えば、一つの案件を進めるにしても、過去の風習から役職のないAさんに確認しなければならないといった事案が多く、その確認する相手は創業からいるメンバーなので、その確認を怠っただけでも大問題として取り上げられることが多かったです。この確認するメンバーは10名近くいて、この案件はAさんにさんに確認、この案件はBさんに確認といった無駄な手間が多いのは事実でした。このメンバーが知らないところで話をすすめることが会社としてタブーとして扱われており、ここに慣れるまで相当の時間を要しました。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!

(輪嶋)年齢が20代や30代の転職は、スキルアップのチャンスなのでチャレンジすることは良いと思いますが、40代に入ってからの転職は慎重さが求められるかと思います、今の世の中、そんな数多く就職先が見つかるとは思えません。そのため転職先の会社が安定しているのか、ブラックじゃないのか、ここを確認することが最重要視してほしいと思います。(特に既婚者は生活がありますので)また、よくある話ですが、転職して給料が上がることは稀です。ほぼほぼ下がっていく傾向だと思います。転職ごとに10%ずつ下がっていくというのはよく聞く話です。転職回数は多くて3回以内に抑えて、企業側にずっと勤めてくれそうな安心感をアピールすることが重要だと思います。転職回数が多いとすぐに辞めてしまうイメージを持たれるため、重要なポストに就かせてくれない可能性があります。他人より秀でた技術は会社側も求めるところですので、転職回数が多い人は技術によるアピールをする必要があると思います。

 

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