転職No | case81 |
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名前・性別 | 坂間徹(仮名)・男性 |
転職時の年齢 | 24歳 |
転職時期 | 2016年4月 |
転職前の仕事 | 旅行代理店のカウンター業務(熊本県) |
転職後の仕事 | 大手企業の半導体製造業現場監督(熊本県) |
書類提出 | 4社 |
面接 | 2社 |
転職回数 | 1回目 |
転職活動期間 | 約1か月(働きながらの転職活動) |
卒業大学 | 熊本学園大学 経済学部 国際経済学科 |
ポイント | 年収200万→300万!リクナビネクストを使って働きながら1ヶ月で内定。 |
旅行代理店カウンター業を担当。上司との折り合い悪く・・・
-前職には新卒で入社されたのですか?
(坂間)はい。私はとても旅行が好きでしたので、自分で旅行のプランができていろんな人に旅行の楽しさを知ってもらいたくて旅行代理店の仕事を選びました。
-担当されていた仕事について教えてください。
(坂間)私の仕事内容はお店に来店したお客様の接客の対応でした。主に、航空券の手配や宿の手配など旅行にかかわることすべての手配を対応していました。お客様が旅行に行きたい日に宿や飛行機等が空きがあるか、どのくらいの予算が必要かなどを調べお客様に提案するのです。莫大あるパンフレットからお客様はどの旅行がとても楽しめて、お買い得かが把握できません。それを私たちはお客様の立場になってより良い旅行を提案するために色んな旅行プランを立ててあげて、一生に残る旅行にすべく毎日業務にあたっていました。
-職場の雰囲気はどうでしたか?不満などはありましたか?
(坂間)私の働いていた旅行代理店は年収にすると200万代で低所得者並みの給与でした。また、定時で以降の超過した分も残業代として支払われずにサービス残業となっていました。また、所長にそのことをいうと「仕事が終わらなく、残業しているのはお前の仕事ができないせい」と難癖をつけられてしまい、否定的でした。そのため、上司とはとても意見がかみ合わずに退職の原因に至りましたが、私がいっていたことは全然おかしいことではなく、耳を傾けてもらえなかったので非常に不満に思いました。
-転職を決意した決定的な出来事はありますか?
(坂間)旅行代理店での所長での口論で転職しようと思う最大のきっかけになりました。お客様に配達する予定であった航空券を所長が忘れていて、配達できなかった日がありました。そして、お客様から連絡がありそれに気づきました。その連絡があったことを所長に伝えたところ、「お前が毎朝確認しないからこういうことになったんだ」と怒鳴られました。さすがの私もその時にはとても感情的になり、お互い口論になりました。こんなことをこれからも言われて、責任転嫁されることはとてもではないですができませんので退職しました。年収・勤務体制・サービス残業にも非常に不満はありましたが、直接的に仕事ミスを自分のせいにされましたのでもうこの会社ではやってはいけないと思いました。
-前職にはどのくらい勤務していましたか?何歳の時に転職しましたか?
(坂間)2年6カ月勤務していました。転職した時期は勤務2年目で25歳のときでした。転職は初めてです。
リクナビネクストで便利に転職活動!
-初めての転職、どのように情報収取しましたか?
(坂間)転職した際にとてもお世話になったのがリクナビネクストです。実際にリクナビネクストで良かった点は担当者が会社に訪問して、リアルな体験をきちんと文章にして書いてくれますのでとても参考になりました。転職活動をする際に、会社の裏の情報までは実際に就いてみなければ分かりません。ですが、会社のリアルな話をリクナビの担当者が情報を収集してくれますので、その会社に行ってみようかとても考えさせてくれるきっかけになります。もちろん、いい話ばかりではありません。その裏の話を聞いて自分が思っていた会社とは全然違っていたら志望もしなかったということになってしまい、挑戦するやる気が薄れてしまうということもあります。
-転職活動では何をアピールをしましたか?
(坂間)私の場合、前職が旅行関係の仕事ということもあって、たくさんのお客様に一生に一度の大切な思い出づくりのお手伝いをさせていただいた素晴らしい経歴があるということをアピールしました。旅行はお客様にとって一生心に残るものです。それを私が携わることができとてもやりがいのある誇りの仕事です。
-面接ではどんな質問がありましたか?
(坂間)面接に前職で一番やりがいのあることはなんでしたかということを聞かれましたので上記のようなことを答えました。私が面接した新しい会社も最終地点にはお客様がいて成り立っています。人のために、人を喜ばせるという面では共通しています。会社はお客様のために自分が何ができるかを求めていますので前職で自分がお客様の夢を与えてきたことを面接で一番アピールしました。
-転職活動を始めて内定までどのくらいでしたか?
(坂間)内定が出るまで1カ月くらいかかりました。働きながらの転職活動でした。
-新しい会社を選んだ理由は何ですか?
(坂間)私の場合、前職の年収が200万代でしたので、まず給与を300万代にしたいと考えて転職活動をしました。そのころは実家暮らしでしたので良かったのですが、一人暮らしにあこがれていました。しかし、奨学金の支払い等がありましたので、支払いを差し引いてもとてもではないですが一人暮らしできるだけの予算がありませんでした。そして一番重視したことは勤務体制です。仕事が終わらずに残業してまで仕事を終わらせていたのですが、残業代が一切支給されずにサービス残業をしていました。ですので、残業代は全額支給されて、休みの日にはきちんと休むことができ、福利厚生が整っている会社であるかをきちんと確認したうえで新しい職場を見つけるよう心がけました。
-転職活動中、辛かったことや想定外のトラブルはありましたか?
(坂間)私の場合、前職が日勤だったために転職活動はまず休みの日にしかできないということでした。日勤ですのでその日に仕事が入っていれば一日転職に費やす時間が一切ありませんでした。また、休日だからと言って活動ができるとも限りませんでした。休日出勤があったためです。休みの日に転職サイトの担当者から電話がかかってきて、会社に来てくれなんてことも多々ありました。
年収100万UP!半導体製造業現場監督に
-新しい会社の業務内容と担当されているお仕事について教えてください。
(坂間)転職先は大手企業の半導体の製造業務です。半導体の製造はどうしても機械だけではつくれません。機械がトラブルを起こしてしまい、停止するケースが多々あります。そんなときに私は、機械のメンテナンスをして機械ではカバーしきれない部分を手作業で行います。また、半導体ということとあってとても精密な機械です。どうしても機械だけではできない工程もあります。それを人間の手で進めていきます。また、工場内には何十人もの派遣会社から来た人たちがおり、その人たちに指導をします。わからないことがあればピッチ等で連絡が来てすぐさまに現場に駆けつけて指導をします。また、急なトラブル等にも備えられるよう現場監督もしています。
-新しい職場を前職と比べてどうですか?良かった点、悪かった点は?
(坂間)転職をしてまず一番に感じたことは年収です。上記にも書いていますが前職が年収200万代から300万代以上なり、ボーナスも3か月分くらい支給されました。そのため金回りがとてもよくなったことです。熊本の平均年収と比べてもとても沢山の給与を頂くようになりました。また、キャリアアップもできました。普段は人の上に立つ仕事なんで今後することがないと感じていましたが、今では現場監督という現場の責任者というとてもやりがいのある仕事をしています。悪い点は半導体ということとありまして、ごみなど一切のほこりが製品につかないために、全身を食品工場みたいに覆って仕事をしていますのでとても最初は息苦しく感じて仕事をしています。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!
(坂間)世の中には人のいる数だけいろんな仕事があります。人それぞれに合った仕事と会わない仕事があります。転職はそれを見つけるとてもいい機会だと私は思っています。私が実際に転職活動をしてまず思ったことは、自分を知ることができたことです。お金のためなら何の仕事でも頑張れると思っていたのですが実際はそうではありませんでした。人生はとても長いですので長い目でみて転職活動をしなければなりません。続かずに辞めてしまえばどうもこうもありません。本当に自分に合っている仕事を探ってこれから将来的にも成長しづづけていけるような業種であり自分に合った仕事を探していくのです。無職の期間が長くなってしまっても全然問題はありません。大事なことは自分を知り、自分に合った仕事を見つけることができるか、なのですから。