(海外)証券会社から銀行のディーリング部門へ

業界:都市銀行(メガバンク) |88views

転職No

case72

名前・性別

上福美奈(仮名)・女性

転職時の年齢

34歳
転職時期2010年6月
転職前の仕事大手日系都市銀行系証券会社のディーリング部門(海外)
転職後の仕事大手日系都市銀行の為替ディーリング部門(海外)

書類提出

3社

面接

3社

転職回数

4回目

転職活動期間

3か月(退職後の転職活動)

卒業大学法政大学 経営学部 経営学科

ポイント

海外に居住しながら転職!ヘッドハンティング会社・現地新聞を主に利用し転職活動。

 

入社当初から社風が合わないと感じ、転職活動開始

-前職も海外勤務されていたのですね。お仕事内容とは?

 

(上福)前職は海外の大手日系都市銀行系証券会社のディーリング部門で、香港株、中国株、日本株のプロップディーリングをしていました。まだプロップデスクができたばかりだったため、システムの構築、マニュアルの作成、ファシリテーションデスクとの連携等、立ち上げ業務の方が多かったです。部署自体もまだ独立していなかったため、債券・デリバティブディーリング部門の傘下となっていました。プロップディーリングなので、基本的に自社の資本をディーリングで増やすことが仕事ですが、日系都市銀行系の証券会社だったので、トランザクション毎にルールが多く、小回りが利かない不自由さはありました。私は大手証券会社からの転職組だったこともあり、余計不自由を感じたのかもしれません。

 

-前職場の環境・雰囲気はどうでしたか?

 

(上福)職場自体は証券会社でありながらも銀行からの出向者が多く、日本人スタッフは銀行員の色が強かったように思います。現地スタッフは主にイギリス人、アメリカ人で、現地採用の日本人スタッフは数えるほどしかいませんでした。海外の日系企業ではよくあることだと思いますが、限られた日本人スタッフの中での人間関係は本当に大変でした。特に日本人の割合が小さな海外都市では、業界内ではありますが誰がどこに転職したとか、いくらもらっている、などゴシップが多いのが一番辛かったです。

 

-転職を考えたきっかけとは?

 

(上福)前職は、入社した時から社風が合わないと感じていたので、2年くらいを目処に転職すると決めていました。また大規模な証券会社に戻るか、銀行に振り切るか、どちらかにしようと思っていました。最終的には体調を崩して退職した形にはなりますが、入社したその日から転職活動を始めていました。社風が合わないと感じた理由としては、イギリス人やアメリカ人の白人チーム、銀行からの出向チーム、現地採用の日本人女性スタッフ、どこにも属せなかったことが大きいと思います。海外の証券会社は、中での競争がかなり厳しいので、どこかに属してチームワークを発揮することが大変重要です。そういった中で、どうもしっくりくることが出来なかったのは精神的にとても負担でした。

 

-前職の勤務期間・転職した時期を教えて下さい。

 

(上福)2年弱です。イギリス系ファンド会社で勤めたのち31歳の時に転職しました。転職はその前にもしており、今回で4回目です。

 

 

現地新聞の求人欄で転職先を探す。面接5回!

-海外での転職活動はどのように情報収集されたのですか?

 

(上福)海外での転職には主にヘッドハンティング会社を使って情報収集していましたが、直近の転職(日系大手都市銀行)へ転職した際は、ファイナンシャル・タイムズの求人欄で見つけました。直接人事部へレジュメを送り、あちらから連絡が来た形です。海外でしか転職経験はありませんが、金融業界でバックオフィス以外のポジションに転職する場合は、大概5回ほど面接をすることが多いです。初回は人事部と基本的な応答と語学や専門知識などのテスト、2回目は所属を希望する部署のジュニアクラス、3回目は所属を希望する部署の課長クラス、4回目は所属を希望する部署の部長クラス、5回目はほぼ決定しているので所属部署の部長とマネジメントに最終意思確認、という流れです。

 

-転職活動ではどんなアピールをしましたか?面接ではどんなことを聞かれましたか?

 

(上福)証券会社の中でも、ディーラーやアナリストというのは専門職に該当するため、これまでの経歴や具体的な経験に加え、マーケットに対して自分がどのような考え方を持っているかを強調していました。これまで経験した具体的な市場に関して、どういう対応をしてきたか、ということがメインとなります。あとは、バブル以前にキャリアをスタートしている方々は、昔のマーケットに関して思い出や功績をお話しされたい方も多く、自分が同じく経験している場合は話を合わせて盛り上がることも多かったです。特に、経済危機を乗り越えた際の話題は鉄板です。海外の日系金融は、マネジメントはほぼ日本人なので、海外赴任で現地のことがまだよく分からない方も多く、あちらから色々質問されることが多いです。

 

-転職活動をスタートして内定までどのくらいかかりましたか?

 

(上福)既に前職を退職してからの転職活動でした。健康診断も含めて3ヶ月ほどかかりました。

 

-新しい会社を選んだ基準とは何ですか?

 

(上福)ディーリング部門の募集というのは非常に少ないため、大手都市銀行で空きが出ること自体、ほぼ奇跡でした。転職を視野に入れ始めてから(前職場に入社と同時くらい)、ずっと求人欄やエージェントからの情報には気をつけていましたが、結局退職してしまうまで一件もありませんでした。そういった背景もあり、物理的に転職活動を始めたのは直近に勤めていた都市銀行での求人を見つけてからです。ディーリング部門での転職をほぼ諦め、全く別の業界に転職を考えたこともありましたが、収入が全く変わって来てしまうのと、性格的にソフトな業界があまりしっくりこないと分かっていたこともあり、最終的には同業界に留まりました。結果的に良かったと思います。

 

-転職活動中、辛かったことはありましたか?

 

(上福)辛かったというよりも、大変だったのは提出書類の多さです。日系都市銀行は、入るまでが本当に大変です。所属部署からGOサインが出てから、審査項目が多いのです。入行に関する契約書も相当分厚いものでした。それに加え、ディーリング部門のみの宣誓書のようなものにもサインしなくてはなりませんでした。

 

 

大手日系都市銀行のアシスタントとしてプライベートと仕事のバランス確保

-新しい会社ではどんな仕事に携わっていますか?

 

(上福)転職先の大手日系都市銀行ではディーリング部門でアシスタントとして採用されました。前職まではディーリング自体を行なっていましたが、結婚してもう少しストレスの少ない業務をしたかったことと、残業の少ないポジションに就きたかったためです。主な業務は、翻訳やマニュアル作成、マーケットのフラッシュニュースの配信、会議のセットアップ、出張者のアシスト、他部署との連携など、バックアップ業務全般です。ディーリング部門でのアシスタントは、ディーリング自体を分かっていた方がやりやすい専門用語も多く、私にとってはぴったりだったと思います。自分自身、営業職にまったく向いていないと思うので、クライアントを持たないディーリング部門でのアシスタントが一番居心地が良かったです。

 

-新しい職場を前職と比べるといかがですか?良かった点・悪かった点は?

 

(上福)前職に比べると、新しい職場は天国のようでした。証券会社から銀行への転職は、例えるなら、戦場から駐屯地に移ったような感覚です。証券会社は、とにかく個性的でアグレッシブな社員が多く、常に競争している環境ですが、銀行は逆にチーム全体で守りに入っている感じです。少し時間が経つと、毎日淡々と同じことだけをこなして、間違いさえ起こさなければ解雇されることもない銀行体質にイライラすることも頻繁にありましたが、終身雇用というのはこういうことか、と初めて垣間見た新鮮さもありました。刺激はありませんでしたが、日本でエリートと呼ばれる人たちが、どのような種類の人たちなのか分かった気もします。年収はアシスタントでありながら本当に良かったです。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!

(上福)日本国内での転職に関しては事情がよく分かりませんが、海外への転職を考えられているのであれば、どんどん挑戦されたら良いと思います。英語圏以外でも英語は基本中の基本で、日本語よりも必要です。語学留学よりも、英語圏の大学や大学院へ一気に行ってしまって、そこからキャリアを始めるのが一番早いと思います。語学力と仕事の能力はまったく別のものですが、海外で働く場合、オープンマインドであること、積極的であることは必須です。誰も助けてくれませんし、逆に失敗しても誰も気にしていません。就労ビザの関係で、多くの場合日系企業への就職となるかと思いますが、ゆくゆくは現地企業への転職もアリだと思います。同僚がほぼ外人なので、仕事に対する姿勢は日本人とまったく違うことも念頭に置いておいた方が良いとは思います。

 

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