転職エージェントを利用し社内SEに絞って転職活動!

職業:システムエンジニア(SE) |12views

転職No

case71

名前・性別

加藤正弘(仮名)・男性

転職時の年齢

32歳
転職時期2016年9月
転職前の仕事IT企業のSE・客先常駐(大阪)
転職後の仕事大手機械メーカーの社内SE(大阪)

書類提出

6社

面接

2社

転職回数

1回目

転職活動期間

6か月(働きながらの転職活動)

卒業大学某工業大学 情報学部 

ポイント

顧客常駐SEから社内SEへの転職!

 

大学卒業後、希望通りIT企業のSE職へ就職

-前職には大学卒業後、新卒で入社されたのですか?

 

(加藤)はい。前職に就職する経緯は、大学で情報工学を学んでいたこともあってシステムエンジニアとして働きたいと思ったのがきっかけでした。

 

-希望通りの就職だったのですね。どのような業務に携わっていましたか?

 

(加藤)前職の会社の業務内容は、ITサービス業(ソフトの企画/開発/運用)になります。私は、大手製造業向けの基幹システムの開発に携わってきました。業務形態は派遣や受託開発という形で顧客先に常駐する形で業務を推進していました。具体的には業務プロセスに関わる複数システムの上流~下流までを担当していました。業務プロセスとは、製品を売る営業、給与を計算する人事、原価を計算する経理など、会社運営していく上で必要となる業務のことです。それなりの大きい会社になると必ずといっていいほど、システムで業務をしています。私はその業務プロセスを支えるシステムを開発したり、運用したりしていました。

 

-重要な業務を任されていたのですね。職場に対して不安や不満はありましたか?

 

(加藤)不満はありません。不安はありました。なぜなら、客先で指名されるぐらいに気に入られると二度とそこから離れられないような状況になり、他の会社でのノウハウを積めなくなるからです。そこが常駐型社員の一番痛いところで不安になっていました。

ただし、チームの仕事さえできていれば自社からは文句をいわれないし、早く帰れたりできるので不満はありませんでした。自社にとっては人売りが基本なので、売上と利益さえあげていれば何も言わないのが当たり前の風土でした。

 

-転職をしようと決めた具体的な理由は何ですか?

 

(加藤)システムを開発して、顧客に喜んでいただき自社には売上と利益で貢献していましたが、実際に自分で作り出したシステムを自社で使ってもらいたいという思いがありました。自分の作ったシステムを自社で使ってもらい、それで人件費などの面で自社に利益貢献していきたいと考えたからです。永久就職というのは当たり前ではない世の中であり、それに加えて自社の若手年代の出入りが多く、将来を不安に思いました。また、ベテランから自社をよく思う人は少なく、全体の業績はずっと横ばいで孤軍奮闘したところで給与に反映されないのも目に見えていました。大手に入って色々経験しなければ、これからの生活も安定しない。だから、転職ができる年代(30歳代)で動こうと思いました。

 

-前職の勤務期間を教えてください。

 

(加藤)約10年勤務しました。転職は初めてです。

 

 

転職エージェントを利用し、働きながら転職活動!

-転職活動はどのようにスタートさせましたか?転職エージェントは利用しましたか?

 

(加藤)転職エージェントは使いました。Aエージェント、Bエージェント2社に登録し、対応はどちらも良かったです。一応どちらも大手にはなりますが、企業規模でいくとAエージェントの方が大きい影響か、若干サポートが遅く感じるところはありました。結局のところでは、どちらもエージェントも希望の企業を案内してくれて、熱心なサポートをして頂きました。最終的には、Bエージェントの担当者の人柄のよさに惹かれその方に親身に相談に乗って頂いたこともあり、Bエージェントに任せることにして転職することができました。なお、どちらのエージェントも面接準備のセミナーなどサポートは万全でした。どちらも悪かった点は、ありませんでした。希望の会社に行きたい場合は、エージェントを使うべきだと思います。

 

-書類選考や面接では、どんな点を企業にアピールしましたか?

 

(加藤)書類選考や面接においては、これまでやってきたことをありのままに説明しその中で、どう御社に活かせるかを熱くアピールしました。特に1回目の面接では本当にその会社に入って自分がマッチしているか、活躍できるかを面接官の方々と詳細に摺り合わせをしたのを覚えています。

 

‐面接ではどんなことを質問されましたか?

 

(加藤)転職した会社の面接は全部で2回ありました。1回目の面接は人事の方と現上司となる方、そこの部門長の3人でした。

最終面接は役員面接になりました。いずれの面接も終始和やかな雰囲気で同じことを聞かれました。株式をやっていることもあって、途中の世間話は今後業界がどうなって行くべきかを楽しく話をしました。聞かれた内容は、・自己紹介・転職理由・業務で印象に残っていること・会社で活かせる経験について・強み・弱み・世間話(業界)・他に聞きたいことです。

 

-転職活動をスタートして内定までどのくらいかかりましたか?

 

(加藤)約6ヶ月です。転職先の企業には出会って内定が出るまで2カ月かかりました。働きながらの転職活動でした。

 

-数ある企業の中から新しい職場を選んだ基準とは?

 

(加藤)まず、第一の希望が上場の製造業の社内SEで働きたいということでした。最初はエージェントのサポートなしに、希望の会社だけをポンポンと伝えて軽い気持ちで応募しました。その時点で、面接まで進んだのが1社でした。その活動の裏で担当してくれたエージェントは前の職場でお世話になった顧客先と同じような環境で働ける会社を1社だけ探してくれました。案内を受けたときは、正直前向きではなくて、エージェントから怒られたことがありました。エージェントが直々に私を今の会社に推薦してくれていたこともあって、面接だけでもという気持ちで応募しました。しかし、面接に行くとその思いは大きく変わりました。面接で出会った人柄の良さもあったのですが、何よりも仕事でこの会社で自分の力を試したいと。たぶんできるんじゃないかなと、そういう心の変化が転職に気持ちをコミットすることができました。

 

 -転職エージェントの支えがあって希望の会社へ転職できたのですね。転職活動中、辛かったことはありましたか?

 

(加藤)働きながらの転職活動が一番辛かったです。いろいろ考えることが多く夜が眠れませんでした。応募する資料を帰宅してからまとめていたため、必然と寝る時間が4時になっていました。また、転職する際はやはりお世話になった方々には申し訳ない気持ちでした。しかし、世の中転職する人は沢山います。たぶん同じ気持ちを抱えているのだろうと割り切ると楽になりました。

 

 

大手機器メーカーの社内SEとして、前職を活かして活躍中

-転職先企業の業務内容と、担当されている業務について教えてください。

 

(加藤)大手機械メーカーの工場で社内SEをしています。前職はプロジェクトリーダでしたが、今は上司専属の技術要員になります。主に工場で働く方を支援するシステムが老朽化していてそれを改善する業務です。私が前職で培った技術がそのまま活かせていて、思い描いたシステムを開発しています。何より、上流で私の意見でそこの業務が変わるというところにやりがいを感じています。既に幾つかの基幹システムを任せられていて、毎日何かしらの障害や問い合わせがあり、私がいなければ業務が回って行かないような状況になりつつあります。今後、老朽化したシステムを刷新して、工場内の業務が効率よく回るように支援します。そのために、この年になっても新しい技術を覚えないといけないのですが、今はそれが楽しいです。

 

-新しい職場は前職と比べるといかがですか?よかった点、悪かった点は?

 

(加藤)新しい職場は、前職に比べて仕事が多く大変です。但し、それが面白いです。給与は前職とあまり変わりません。でも前職よりかは貢献に対する見返りは大きいです。今後の頑張り次第では、軽く前職の年収を上回ります。今は我慢の時期だと思っています。

転職して良かった点は、自分の会社で自分の技術を活かし自分の会社に貢献できている点になります。そもそもこれが転職理由となります。また、職場の人は言わば同じ会社の仲間です。それが嬉しいです。前の職場では常駐社員だったので、ふと周りをみると周りは違う会社の仲間なので「一体、自分はどこの会社の人間なのだろう」と思うことがありました。

悪かった点は、給与が前職とあまり変わらない点以外は特にありません。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!

(加藤)社会に出てひたむきに仕事をしている人なら、ちゃんとした理由があってそれにマッチする会社が存在する場合は希望通りの転職できると思います。私は、転職をする上で決めていることが一つありました。それは転職は1回しかしないとうことです。その1回にかけるぐらいの気持ちでいないと希望の会社には入れないと思っています。運がよかったのもあるかもしれませんが、希望の会社に入社することができたので、倒産するとかそういうことが無い限りは今の会社で苦楽をともに過ごそうと決めています。転職と言うのはどうも食べ物と一緒で旬みたいなモノがあるようです。今、2020年にオリンピックを控えるなどして日本経済は上向きになりつつあります。もし転職を考えていて今がチャンスと判断している方は、早めに行動をした方がよいのではと思います。

 

 

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