海外からの転職!30代を前に大手小売業広報へ

職業:広報 |30views

転職No

case70

名前・性別

島崎若菜(仮名)・女性

転職時の年齢

29歳
転職時期2014年1月
転職前の仕事美容関連の会社にて店舗勤務・販促プロモーション(海外)
転職後の仕事小売業界の本社勤務・広報(東京都)

書類提出

1社

面接

1社

転職回数

2回目

転職活動期間

3か月(働きながらの転職活動)

卒業大学昭和女子大学 人間文化学部

ポイント

30代を前に女性としてのキャリア形成を考え、海外から転職!

年収100万UP、待遇改善、心身ともに充実。

 

海外の美容関連会社で多岐にわたる業務を経験

-前職では海外勤務されていたそうですが、どうやって就職されたのですか?

 

(島崎)アパレルや美容業界に興味があり転職活動をしながら、前職場でアルバイトとして入ったのがきっかけです。

 

-どのような業務を担当されていましたか?

 

(島崎)現場での実績を積んだ後、本来希望していた販促の業務に携わることができました。主に顧客データのマーケティングおよびそのデータをもとに販促企画をたてて、それぞれのターゲット層に分けて、メディアバイイングし露出を図り、集客につなげました。その他、純広告やチラシの製作におけるディレクションをしたり、モデル撮影の手配や印刷および色校チェックなど一連の業務を担当しました。会社のHP運営・管理、ブログ更新やSNSでの集客にも力を入れて、担当していました。また、人事関連の仕事もアシストし、人材紹介との折衝、面接者の面接応対など、多岐にわたる業務を担当しました。

 

-海外勤務は大変だったと思いますが、前職場の環境・雰囲気はどうでしたか?

 

(島崎)人間関係は非常に良好でアットホームな雰囲気でした。何か問題が発生しても互いに協力しあって解決する風土があり、業務内容や人的ストレスは非常に少なくやりがいのほうが大きく、日々刺激的で得るものも多かったように感じます。不満とまではいかないですが、サービス業のため休みは週1でした。土日休みが普通である企業と比べればその分年間の働いている日数は人より多かったです。体力勝負のため、神経を張りつめて健康管理には気を付けていました。

 

-順調にキャリアを積んでおられたようですが、なぜ転職を?

 

(島崎)勤務地が海外であり、当時29歳だったのでこれから先のことを考えた場合、女性は特にどこでキャリアアップをして、いつ結婚・出産するかなど今後の人生のステージを考えたとき、家族がいる自国(日本)へいち早く帰国し日本での職務経験を積み、日本での基盤を築くことを優先させました。当時の現職の仕事には全く落ち度もなく日々やりがいを感じながら楽しく仕事をしていましたが、29歳から30歳になるにつれて日本にいる同世代の女性のキャリアや待遇などを比較したとき、海外での経験も強みであるがそれよりも企業にとって日本での職務経験が問われることが必然的だと理解していたので、日本での転職を決意いたしました。

 

-前職の勤務期間・転職した時期を教えて下さい。

 

(島崎)前職場は3年ほど勤務していました。転職した時期は勤務3年目で29歳の時です。2度目の転職でした。

 

 

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-海外から国内への転職活動はどのようにスタートしましたか?

 

(島崎)転職の際は、自身でネットにて情報収集しました。当時海外から日本へ帰国するタイミングでの転職だったため、タイミングもすべて自分で管理しやすいように、エンジャパン、リクナビネクスト、マイナビ転職のサイトを主に活用しました。

転職エージェントを利用しなかった理由として、当時は日本での職務経験もなかったため、転職エージェントから「ご紹介できる案件はありません。」との回答だったので自力で探す術しかなく、履歴書・職務経歴書を作成しサイトに登録しました。転職エージェントを利用する企業側と当時の自身の経歴では、確かにマッチングする確率は低かったであろうと納得できたので、転職エージェントのサービスに対して特段不満は感じていません。

 

-書類選考や面接では、どういった点をアピールしましたか?

 

(島崎)採用担当者からは語学を活かせればベストだが、年齢的にも中堅クラスなので何か専門的なスキルが必要になると告げられました。確かに当時の自分には専門的な知識や経験はなく、海外経験やバイタリティ、語学力といった武器しかありませんでしたが、それをもって応募先の企業で何ができるか、潜在的にどのような能力が発揮でき貢献できるかをアピールしました。日本の社会でどこまで通用するのか試してみたかったのと、あとは海外での就業と日本の就業との違いが分からなかった反面、グローバル企業であったその会社にとっては、日本の社会だけでなく、海外での就業経験が活きると自分の中で確信していました。当時の採用担当者からは、どんな環境だったら辞めたいと思う?どんな職場で働きたい?と聞かれました。私は「尊敬できる上司の下で働きたい」と答えました。

 

-転職活動をスタートして内定までどのくらいかかりましたか?

 

(島崎)約3ヶ月です。転職先の企業からは面接を受けた翌日に内定をいただきました。

 

 

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-新しい職場の選んだ理由とは?

 

(島崎)自分が持っている語学力という武器を活かしながら、自分が未経験である分野にチャレンジできる環境であり、自分が持っていない専門的なスキルを一から学べる環境であったこと、そして尊敬できる上司であろう方が面接官だったので現在の職場を選びました。また従業員の半数が外国籍の割合を占めていたため、自分の海外での就業経験や語学力を活かすことができる環境にも魅力を感じました。当時はある分野でメディアからも注目されていたリーディングカンパニーであったため、自分が希望していた「広報職」に携わるにあたり、短期間で多くの経験を積めることにやりがいを感じました。

 

-現在はどのような業務に就いていますか?

 

(島崎)上場企業での広報職です。マスメディア(新聞、TV、雑誌など)からの取材対応をメインとし、リリースの作成から取材調整、原稿チェック、メディアとの関係構築、新商品発表のイベントの企画や運営のディレクション、記者会見のセッティング、危機管理広報、社内報の作成など、多岐にわたって一人で担当しています。とりわけ社内報に関しては当時会社に社内報というものがなかったですが、新たに社内報を構築し毎月一回のペースで発刊しています。主には関連会社とのイベントごとや、社内の新規出店や新商品が発表になるタイミングでリリースしており、それ以外にIR業務もアシスタントしています。

 

-新しい職場は前職と比べるといかがですか?年収面では?

 

(島崎)前職と比べて待遇がよくなりました。まずは土日祝日が休みとなり、有給休暇も比較的取りやすい環境です。年収も100万ほど上がりました。また、広報職という専門的な知識を身に着け経験を積むことができました。上場企業としての決算や株主投資家向けの開示義務にわたるIR業務も学ぶことができ、今後のキャリアにも活きるであろうと感じています。

悪かった点は、規模が大きくなったためアットホームというようりも社内政治があり、派閥や人間関係で人の悪い面を見ることが多くなりました。また上場企業として株主向けに株価対策を行う必要があり、株主あっての会社なのでそのあたりを理解しながら事業を進めなければならないことを身をもって感じました。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!

(島崎)自分がいま持っているスキルを自分で把握した上でこれから受ける企業を入念に研究し、その企業に入社したら自分は何を活かすことができるのかを考える必要があります。まずは最初のステージとして、いきなり未経験にチャレンジというよりも、これまでの経験をどう活かすことができるのかをアピールできるように整理してみてください。その次のステージとして、自分が挑戦してみたい業務だったり未経験分野にチャレンジして、最終ステージの目標を語ることがベストだと思います。転職活動するにあたり、たくさんの募集企業に目を触れる機会が多くなると思います。なぜその企業なのか、なぜその企業に自分を売り込む(アピール)するのか「その企業と自分の強い関わり合い」を整理して面接に挑むとより実のある話し合いになるかと思います。

 

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