第二新卒として、安定したホワイト企業に転職!

|50views

転職No

case60

名前・性別

森川咲良(仮名)・女性

転職時の年齢

26歳
転職時期2013年9月
転職前の仕事大手塾の教室運営(大阪府)
転職後の仕事大手損保会社の人事(大阪府)

書類提出

3社

面接

2社

転職回数

1回目

転職活動期間

約1ヶ月(退職後の転職活動)

卒業大学関西大学 文学部

ポイント

勤続1年、第二新卒としての転職。福利厚生、職場環境の安定したホワイト企業に。

 

教育業界への就職を希望し、新卒で塾業界へ

-前職の「塾業界」へ就職した経緯を教えてください。

 

(森川)もともと教育に興味があり、大学では教員免許も取得していました。教師になるつもりはなく、民間の教育業界で働くことを望んでいたので、就職活動では塾や参考書などを作る企業、通信教育の企業などに応募していました。教員免許を所持していたことや、大学で学んだことが教育学だったこともあり、数社から内定を頂くことができました。その中でも一番最初に内定をいただいた塾業界の会社に、そのまま就職する流れとなりました。

 

-前職ではどのような仕事を担当していましたか?

 

(森川)小学生から高校生が通う個別指導の教室の運営が主な業務でした。教室長候補の立場から始まり、将来的には1つの校舎を1人で運営する教室長になる仕事です。授業を行なうこともありますが、メインの仕事は生徒の募集や面談などでした。

 

-前職の職場はどんな雰囲気でしたか?

 

(森川)前職では、休日なんてものは存在せず、毎日働けることは幸せだという思考の会社でした。空いている時間には課題や研修がぎっしりと詰め込まれ、常にスキルの上昇を目指している雰囲気でした。売り上げが最重視され、毎日エリア長から電話やFAXなどでお尻を叩かれるようなコメントを受け、それに対して「なんとか頑張ります」「必ず売り上げを伸ばして見せます」と答え続けるような職場でした。新卒は次々に辞めていくので、常に大量募集をしていました。同期が私と同じような不満点を挙げながら「ここではもう働けない」といって退職し、仲間が1人づつ減っていくのを見て、私もこのままでいいのだろうか、この会社から早く去ったほうがいいのではないかと焦る事が多かったです。

 

-転職をしようと決意した決定的な出来事はありましたか?

 

(森川)内定時には「週休二日、残業代はすべて払われる、家から近いところに配属されるという」という内容を聞いており、実際の募集事項もそのように記載されていました。しかし、入社式の際に「残業代は既に含まれている金額です。校舎の閉校時間がそもそも定時を過ぎているので、定時で帰る事ができる日はないと思ってください」と言われました。また、実際に配属されたところは、片道2時間以上の場所でした。片道2時間以上なら、会社負担で家を借りる事ができるという契約のはずでしたが、「遠いけど頑張ってね」と人事の人に言われただけでした。次第に出勤時間は朝早くなり、終電ぎりぎりで帰れるような日々が続き、頭が朦朧としてきたことに限界を感じ、退職を決意しました。

 

-前職にはどのくらい勤務しましたか?転職時の年齢は?

 

(森川)半年勤務していました。勤務1年目の転職で、初めての転職です。

 

 

ハローワークを利用し、残業少なく自宅から通える安定企業を探す

-転職活動はどのように情報収集しましたか?

 

(森川)転職エージェントは利用せず、ハローワークのみを利用しました。座り仕事が良かったので、事務仕事を希望しました。また、前回の職場できついと感じたことは避けたかったので、家から乗り換えがなく通えるところ、できるだけ残業の少ないところがいいと伝えました。反対に、給料は高くなくても良い、業界も特にこだわりはないという設定をしていました。

ハローワークに行ったその日に、自分自身で企業の情報が集まったファイルを1枚1枚チェックし、その中から3社応募してもらいました。そこで対応してくださった方が企業に「応募したいと言う方がおられます」と目の前で電話してくださり、了解を頂いたうえで、書類などを提出する流れでした。

 

-書類選考や面接ではどんな点を企業にアピールしましたか?

 

(森川)持ち前の明るさと笑顔で、職場の雰囲気を華やかにできるとアピールしました。面接でも、笑顔と声のトーンに気をつけていました。当時はまだ何のスキルや経験もなかったので、内面で勝負しようと考えていました。

 

-面接官からはどんな質問がありましたか?

 

(森川)面接時には、主に前職に関することと、一般的な質問に分かれていました。前職に関することは「携わっていた主な仕事内容」「退職を決めた理由」「なぜ前職の業界を希望したのか」「前職とわが社は全く別の業界だが、なぜ選んだのか」を聞かれました。一般的なことは「最近興味を持っていることを3つ教えてください」「自己アピールをしてください」「うちで働けることになったら、いつまで働きたいと考えていますか」などを聞かれました。

 

-転職活動をスタートして、希望する企業から内定が出るまでどれくらいかかりましたか?

 

(森川)約1ヶ月で内定がでました。退職してからの転職活動を行いました。

 

-新しい職場を選んだ基準とは?

 

(森川)前職でブラック企業の恐ろしさを痛感していたので、とにかくホワイト企業なところを選びました。入社してから「あの内容は実際には違うよ」と言われたことが多かった経験から、応募時の契約や人事の方の口約束は鵜呑みにせず、ネットでの実際の口コミを調べた上で、問題が無さそうなところにしました。特に職場の雰囲気を重視し、面接で会社を訪問した時の社内の空気や働いている人の表情などをチェックしました。何かに追われている様子や、掲示物の内容で売り上げに関する過激な言葉はないかなどを見ました。さらに、以前は通勤時間が長く、かなり混雑した電車で往復するだけで疲れていたので、実家から片道30分以内で通えるところを基準にしていました。

 

-転職活動中に一番辛かったことは何ですか?

 

(森川)トラブルはありませんでしたが、まだ年齢が若く、希望する企業が見つかっても「経験者を探しているから」と言われて断られることが多かったです。前職と異なる業界に応募した時も、企業側の「なぜうちの業界なんだ」という質問が多く、納得してもらえるような回答をする事が難しかったです。

 

 

大手損保人事部で仕事とプライベートの両立を実現!

-新しい企業ではどんな仕事を担当されていますか?

 

(森川)配属されたのは人事部で、社会保険に関することをメインに担当しています。新入社員の方に対しては、雇用保険や健康保険、年金などへの加入の手続きをします。社員が妊娠・出産をした場合には、産休育休をとってもらったり、体調や出産報告を聞いて対応します。他の担当者の多忙時には、そちらのサポートもしています。年末調整の時期や、就職活動のピーク時などです。年末調整の書類に不備がないかを確認したり、就職説明会の現場で案内役をしたり、座席などの配置をお手伝いするくらいの軽い任務です。その他の細かな業務としては、まだ私の部署に後輩がいないので、文房具の発注や会議の資料の作成などの雑用も複数担当しています。

 

-転職してよかった点、悪かった点とは?

 

(森川)新しい職場は、残業がほとんどありません。まれに月1時間ほどの残業をする事がありますが、常に上司が「遅くなったらだめだよ、もう帰っていいよ」と声をかけてくれます。パソコンが動いている限り、その間の残業代は必ず出るシステムになっているので、サービス残業というものはありません。売り上げに関することは存在しない部署なので、それに関することで怒られたりすることもなく、自分のペースで働くことができています。通勤時間も短縮されたので、プライベートの時間も増えました。収入は以前よりわずかに上がりました。毎月の給料は少し下がりましたが、ボーナスが大きいので、トータルではプラスになっています。転職して悪かった点は全くなく、勇気を出してよかったと思います。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスをお願いします!

(森川)転職には、大きな勇気と決断力が必要です。また、転職したからよりよい会社に就ける、退職したからってすぐに就職先が見つかると決まっているわけではありません。私も実際に、そんなことばかり考えて、悩み続けていました。

しかし、転職した今振り返ると、あのまま前の職場で働き続けていたら、心身ともにやられてしまっていたのではないかと思います。

心や体に限界を感じている方は、何よりも自分のことを第一に考えてほしいと思います。拘束時間が長い会社で働きながら転職活動をすることは、なかなか難しいです。せっかく応募した後も、面接に行けずうまくいかなくなることも多いです。ぜひ勇気を出して、心にも身体にも時間にも余裕を持った状態で活動してください。

 

転職サイトランキング【最新版】

  1. 転職最大手の「リクルート」は求人件数の多さはもちろん、カバーする業種・職種の幅も業界トップ級で常に人気が高い!

  2. 転職業界大手の「マイナビ」!スキルや年収を適正に評価し、年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

  3. 年収アップに自信あり!利用者の7割以上が年収アップ!リクルートエージェントやマイナビエージェントと併用する人も多い!

ページ上部へ移動する