中小から大手ITへの転職で年収150万円UPを実現!

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転職No

case32

名前・性別

竹内晃成(仮名)・男性

転職時の年齢

30歳
転職時期2013年4月
転職前の仕事中小IT会社の開発部門(東京都)
転職後の仕事大手IT会社の開発部門(東京都)

書類提出

5社

面接

3社

転職回数

1回目

転職活動期間

約3ヶ月(働きながらの転職活動)

卒業大学千葉商科大学 商経学部

ポイント

前職の中小IT会社の開発部門は赤字が続き、将来性の見えない状態。転職エージェントを利用し、大手IT会社の開発部門に転職!

 

赤字続きで将来性が見えず不安な毎日・・・

-前職の業務内容やご自身の仕事について教えてください。

 

(竹内)前職で流通パッケージの開発・導入を行っており、中小企業向けの業務パッケージ、具体的にはモノを扱う製造業や卸売業、流通業といった業種に対して在庫管理の仕組みや、受発注の仕組みを提供するパッケージをベースに、個々の企業向けにローカライズしたシステムを構築し導入していました。

開発言語はパッケージの持つ機能や世代ごとに異なり、java、vb、pl/sql、cobolなど多岐に渡っていました。

 

‐前職はどんな雰囲気の会社でしたか?

 

(竹内)職場は良くも悪くも全体家族主義的で、アットホームなイメージで人間関係も良好でした。
しかし、凝集性の高さから世間のIT技術とは異なる部分が多分にあり、自身の成長のためにならない部分もありました。

 

‐転職しようと決意した出来事はありますか?

 

(竹内)そもそもパッケージを供給する事業として赤字が続いていたこともあり、将来性についてはかねてから不安がありました。
それに起因しますが、人の流動がほとんどなく良く言えば仲間内の結びつきが強く、外部の情報から遮断された事業スタイルとなっていたため、開発言語や開発ツールの変遷に対する刷新や新しい開発技法の取り入れ等が積極的になされていませんでした。このため、たまに外部の人間と折衝したりすると、洗練された技術経験などの意見交換などで、うらやましいと思うことが多々ありました。

また、流通パッケージの開発・導入の仕事を通じて、現職の部長と仕事で会話する機会が多く、部長から転職してうちに来ないかと声をかけてもらったことも転職を決意した一つの要因です。
そして、社長が高齢により死去しその息子が資産を継承し社長になってからは、ITに疎い社長に変わり社長と長く付き合って社の営業部長でもあった専務が実質的な社長となり、現実主義によりローリスクの開発案件ばかりを受託するようになりました。転職理由はこのような社としての技術追求の低さが最も大きいです。

 

前職には何年勤務されましたか?転職は何回目ですか?

 

(竹内)大学卒業後新卒で入社し、7年ほど経験しました。転職は30歳のときで、転職は初めてです。

 

 

転職エージェントを利用し転職活動!

-転職活動では、どのように情報収集されましたか?転職エージェントは利用しましたか?

 

(竹内)転職エージェントは利用しました。新しい職場は、当時顧客だった現職の上司に仕事を通じて声をかけていただいたことがきっかけですが、部長も正直なところ人事権を完全に持っているわけではなかったので採用されるには入社プロセスを経る必要がありました。転職するにあたり、こちらもいくつかの会社を俎上に載せた上で選定したかったので、転職エージェントを利用しました。利用したエージェント会社はマイナビ、リクナビ、DODAで、リクナビ、DODAはネットや電話だけでなく面談も東京駅まで赴いて行きました。
対応としては、どちらも大手相応の対応はしてもらったと思っています。ただ、リクナビのほうは担当者が忙しく、時間に余裕がないため面談時も遅刻してきたりしていました。また、リクナビの紹介案件は鉄鋼エンジニアの紹介が混ざっていたこともあり、ちょっと転職者の技術分野をどこまで把握されているのかわかりにくいフシがありました。ITの技術領域について知見のない方が担当だったのだと思います。

 

-転職活動で自分の自己PRではどんなことをアピールしましたか?

 

(竹内)自身の今のスキルよりも、転職理由を重点に面接官へアピールをしました。まずは前向きな転職であることをアピールするため、前職で実際にあった問題を自分の主観を極力排した形で客観視して丁寧に伝え、その問題の解決のため努力をしたが、どうにもならなかったことを丁寧に伝えました。自分としては成長志向を目指し、多様な技術・技法の習得を目指したかったのを懇切丁寧に伝えました。採用担当者から面接時に聞かれたことは、「なぜ転職を考えたのか?」「なぜ自社を希望するのか?」など月並みな質問でした。

 

-転職活動では具体的にどのようなことをアピールしましたか?

 

(竹内)IT企業の新規事業部門時代には部長として新規事業開発の陣頭指揮をとり、ビジネスモデルの開発を積極的に進め、3年間でひとつのビジネスについては黒字化しキャッシュを潤沢に生み出すことに成功したことをアピールしました。 そして、これらの経験をもとに自分が入社すれば、投資効率があがりビジネスの新規性もあるとアピールしました。
面接では、採用担当者から「いままでの経験で、もっとも辛かったことは何か」と問われましたので、新規事業部門でなかなかビジネスが黒字化しないことが辛かったと答えました。

 

‐転職活動を始めて内定するまでどのくらいでしたか?

 

(竹内)約1ヶ月です。働きながらの転職活動でした。

 

‐新しい会社を選んだ基準は何でしたか?

 

(竹内)数ある企業の中から新しい職場を選んだ基準は、企業そのものが新しい技術や技法の取り入れに対して、積極的な姿勢を取っている会社であることが第一条件でした。この基準から、どうしても対象先は老舗企業よりも新興企業、特にベンチャー系と言われるところがメインの視野となっていきました。しかし、ベンチャー系の弱点は、前職が一応「ベンチャー企業」ではあったため、とにかく視野が狭くなりがちでした。事業基盤が弱いため、あれこれに手が出せない実情があるのだと思います。そのため、転職先は成長志向の大企業であることを次第に重視しました。

 

‐転職活動で一番つらかったことはありますか?

 

(竹内)転職をすることを前職の管理者に伝えたタイミングが次の仕事が決まる前だったのですが、その点が一番の失敗でした。退職したい旨の話を上司にした途端、同僚から心配の声がかかったり、社長直々に慰留のためとみられる飲み会に誘われたりと、とにかく辞めさせない色一色の攻撃が来ました。次の職場の面接時間で会社を早退したいときも、無理難題の仕事を回されたりして面談をキャンセルせざるをえない会社も実際にできました。退職の意思は最初、上長との面談時に口頭で行いましたが、2週間たっても退職していいという連絡が会社からなく、上長に聞いてみると「あれ?もうその話は無くなったんじゃないの?」と言われ返されて辟易しました。仕方がないので退職願をすぐに用意し、上司に受け取らせてその2週間後に退職をすることになりました。

 

 

技術の幅が広く、成長を感じる日々。年収は150万円アップ!

-新しい会社の業務内容を教えてください。

 

(竹内)新しい会社の業務内容は、大枠では「IT開発」であり、転職前の企業の業務内容と大きく変わった部分はあまりありません。しかし、細かく見るとやはり大企業というのもあって専門分野が個々に組織化されていて、情報共有、情報伝達の仕組みが行き届いていること、それを活用した広範囲の知識ベースを元に仕事をしていく必要があるということが分かりました。たとえば前職では、開発仕様書を見てその通りにプログラムをコツコツとコーディングしていけばそこそこ仕事をやったふりができていたのですが、現職ではプログラム機能の向こうにお客様が居て、お客様がこのプログラムをどのように使うのかを意識しながら開発を進めていく必要があります。

 

-新しい会社は前職と比べてどうですか?年収面はどうですか?

 

(竹内)新しい職場は転職前と比べてよかった点は、やはり技術の幅が広いということです。今まではプログラム開発というと、自分の机にこもって仕様書を見ながらひとつひとつの命令文をタイプしていくだけの仕事でした。しかし、新しい職場では仕様書が明確に決まっていない段階からのプロジェクト参加が多くなり、そうなるとそこには単にプログラム機能だけでなく、業務要件の理解非機能部分の性能やクラウドプラットフォームといった基盤関係の知識も求められるようになり、非常に技術の幅がひろがりました。その一方で、自分自身の持つ技術領域に対してのレスポンスは前職と比べ物にならない位高い技術レベルを要求されるため、日々の自己学習にも力が入りました。年収は(なんと)150万円もアップしました。悪かった点は今のところないです。会社が大きく、社長の顔が見えないくらいことくらいです。

 

 

転職しようと考えている方に向けアドバイスをお願いします!

(竹内)転職をするときは、転職先が決まってから職場に伝えましょう。同僚や上司から辞めさせないための飲み会や説得などが行なわれることもありますし、転職活動で会社を休みにくくなることもあります。今の会社へ辞めることを伝えるタイミングはとても大事です。転職先がハッキリと決まってから伝えるのがベストだと思います!

 

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