
転職No | case19 |
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名前・性別 | 日暮良二・男性 |
転職時の年齢 | 40歳 |
転職時期 | 2015年9月 |
転職前の仕事 | プラスチックメーカーの営業部長(東京都) |
転職後の仕事 | 広告制作会社の事業責任者(東京都) |
書類提出 | 100社 |
面接 | 6社 |
転職回数 | 6回目 |
転職活動期間 | 3か月(働きながらの転職活動) |
ポイント | 「年齢的に転職が厳しい・・・」と弱腰になり、転職を考える余地がなかったが、このままでは自分がダメになると判断し転職活動を始め、40代での転職に見事成功! |
前職の雰囲気は自分に合わなかった
-プラスチックメーカーから広告制作会社へはどのような経緯で転職されたんですか?
(日暮)私は元々、前職の前まではずっと広告業界にいました。プラスチックメーカーでの収入面は文句なかったのですが、正直自分には合わない業界でした。仕事内容もつまらなくて、ずっと広告業界で働いていたので顧客、同業や社員を含め、自分とは物事の考え方のタイプが違う人だらけでつまらない日々でした。
やはり男は人生において、仕事に費やす時間が最も多いので、生活の糧となる「仕事」が楽しくないとプライベートも楽しめないんだと思います。そんなネガティブな状況が続いており、それを打破したかったのが転職へ踏み切った理由です。
広告代理店に勤めていたときは、社員は皆仕事に誇りや夢を持って働いていたと思いますが、前職の社員は生きていくための収入源としか考えていない人が多かったように思います。
-前職ではどんな業務に携わっていたんですか?悩みなどはありましたか?
(日暮)前職のプラスチックメーカーには全くの異業種から入社して8年間勤めました。最初から幹部として入ったので役職は取締役営業部長でした。ただ社員11名とパート10名程の小さい会社でしたので部署なんてあってないような感じでした。皆受け身体質の人ばかりで自発的に動いてくれないのでスタッフの管理にも手を焼きました。
-年齢的に40代での転職というのは苦労も多かったんじゃないでしょうか?
(日暮)年齢的に転職は厳しいと思いながらも、転職サイトと転職エージェントに登録をしましたが、最初のコンサルタントには元の広告業界にもどるのは難しく紹介できる会社がないと言われ落胆しました。
また転職サイトでもオファーが来るのは運転手や不動産の営業、フランチャイズ経営ばかりで自分でももう転職は無理だと確信に近い思いを感じていました。ただ働きがならの活動だったので切羽つまるまでではありませんでした。
あらゆる転職サービスに登録した
-転職サービスの利用状況はいかがでしたか?
(日暮)ある程度有名どころには全て登録しました。まず、転職サイトにおいては、リクナビ、マイナビ、@Type、エンジャパン、DODAなど。転職エージェントはリクルートエージェント、アデコ、マスメディアンです。
サイトで広告業界の情報が一番多かったのは@Typeでした。最終的に広告業界特化型のマスメディアンの紹介の一社で決定しました。
-今の会社を選ばれた理由はなんですか?
(日暮)今の会社は50年の歴史がある制作会社です。しかし紙媒体の制作が多くweb領域にもビジネスを広げなければならないと危惧しておりました。そこでweb経験者を募集しており、私の経験が認められ、新たなビジネス化を目指すと言うポジションを任命され転職に至りました。
-現在の仕事の状況はどうですか?
(日暮)まだ一年ではありますが少しずつwebの仕事が取れ始めています。既存クライアントにも色々提案ができる会社だと認識され始めています。しかし私一人での活動なのでまだまだ時間がかかると思いますが、着実によい方向に向かっていると思います。
-働きながらの転職活動で問題はありませんでしたか?
(日暮)仕事中は転職情報を取得するのは困難でしたが、休みの日を使って問題なく出来ました。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!
(日暮)40代の転職は求めるもの、求められるもの双方ともに条件が厳しくなります。家族が居れば基盤となる生活費をキープしなければなりません。高い賃金を求めるのであればそれなりの実績を見せ、期待感を抱かせなければなりません。しかも、入社後に実績が伴わなければ減給の対象にもなりますので楽観はできません。
築いてきた地位を捨ててまで転職する40代にはそれなりの覚悟と努力が必要です。その覚悟をもてる程の魅力がある会社なのかを冷静に判断しながら転職活動をしてもらいたいです。
また転職とは自分との戦いで、あまり周囲に情報が漏れない様に孤独に行うことが多いのですが、40代の転職は一世一代の決断となると思いますので周囲の仲間の意見も参考にしてみるのも良いと思います。