
転職No | case8 |
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名前・性別 | 三宅舞・女性 |
転職時の年齢 | 24歳 |
転職時期 | 2015年9月 |
転職前の仕事 | 食品メーカー営業職(岡山県) |
転職後の仕事 | インフラ企業営業事務職(岡山県) |
書類提出 | 3社 |
面接 | 1社 |
転職回数 | 1回目 |
転職活動期間 | 約1か月(働きながらの転職活動) |
ポイント | 前職の経験を活かしつつ、新たな分野にチャレンジ!激務の悩みが解消されプライベートも充実! |
現場の意見が反映されない・・・激務も続く・・・
-前職は岡山県内の食品メーカーだったんですね。どんな企業でしたか?
(三宅)学生時代は、食品関係の仕事に就きたくて就職活動をしていました。その中で、前職場である会社の説明会に行き、とても丁寧な説明会、お土産の商品などの気配りに感動し、内定を最初に頂いたこともあり、就職を決めました。
会社の業務内容としては、調味料の製造から販売までを一貫して自社で行っている、いわゆる製造直販の会社でした。私は、営業職として一般・業務用のお客様への販売、新規開拓を行っていました。スーパーなどには卸していなかったので、お客様宅への訪問販売がメインでした。
-新卒で入社してから24歳での転職ということですがどんな不満が?
(三宅)職場の雰囲気としては、営業職は自分より全員が年上の男性で、和気あいあいとしたとても良い雰囲気でした。私は新卒で入社したので23歳で、他の方からすると娘のような感じでかわいがってもらっていました。営業のグループの雰囲気はとても好きでした。仲はとても良かったです。人間関係に関しては本当に恵まれていたなと思います。
ただ、営業の意見が会社に反映されない不満は皆が持っていました。一般家庭に対しての販売なので割高になっても少数を希望されているお客様が多かったのですが、会社的にそれはダメだと一掃され続けてきました。現場で働く人間の意見が仕事に反映されないのは、私にとってとてもストレスでした。
また、地元の中小企業ということもあり、毎日遅くまでサービス残業でした。有給は一日も使えませんでした。そのような会社の体質に対しても不満はありました。
お客様のご希望に答えられないこと、それなのに遅くまで残って仕事をしていることに悶々とする日々を送っていました。
-最終的に転職を決意したような「決定的な」出来事などはありましたか?
(三宅)ある時、台風の影響でとてもじゃないですが車が走れるような天候ではない日があり、会社が休まざるを得なくなりました。その日に会社から日曜日の休みを返上するように言われました。その月はもともと休みが月に4日しかない月で、その休みを返上すると13連勤になってしまいます。それを言われたときに、「私は何をしているんだろう」とハッとし、転職を決意したように記憶しています。
-前職の勤務期間は?
(三宅)結局不満を持ちながらも1年半ほど勤めていました。
リクルートエージェントに相談して転職活動
-転職活動はどのように進めましたか?
(三宅)転職活動は主にネットを使いました。初めての転職活動だったのでどうすれば良いのかよく分からず、とりあえずネットで「転職」と検索して、上に出てきたリクルートエージェントに登録しました。担当の方から連絡が来たのにビックリしましたが、私の前職の現状等丁寧に聞いてくださって、私が希望するような会社をピックアップしてアドバイスしてくださったのでとても助かりました。書類は3社に送りました。その中で一番お返事を早く貰えた会社にすぐに面接に行きました。
-営業職から営業事務への転職ですがどんなアピールをしましたか?
(三宅)自分が営業だった時に事務の方に助けていただいたように、営業の方がスムーズに仕事ができるよう予測して動けることをアピールしました。面接の際には、「前職の内容」「職種が違うがなぜ応募したのか」「給与面での確認事項」などを聞かれましたが全て正直な気持ちを伝えました。
-応募から内定までの期間は?
(三宅)内定のお返事を頂けたのは約1週間で、とても短かったです。面接を受けた会社の人員が急に減ってしまったというタイミングもあって、すぐに人材を確保したかったらしく、お返事がとても早かったのを覚えています。私は働きながらの転職活動だったのでお返事を早くいただけたのは助かりました。
新しい職場でプライベートが充実!
-新しい職場はどんな業務内容の会社ですか?その中で三宅さんの仕事内容は?
(三宅)現在の職場では、プロパンガス事業を主に不動産やリフォーム等も行っています。私は営業の方のフォローをする営業事務として働いています。最近、人事の方にも携わらしてもらうようになり、新卒メインですが説明会等もさせて頂いています。
-転職先を選んだ「決め手」は?
(三宅)私の場合、とにかく前職の仕事を早く辞めたいという気持ちが強かったので、すぐに内定を頂けた会社に決めました。最初は営業から営業事務への職種変更に対する不安はありましたが、いろいろと経験することも大事だなと、不安よりもワクワクの方が大きかったです。
転職先の決定にあたり重視した点は、とにかく前職よりも少しでも待遇が改善されることでした。現在の職場は会社の雰囲気も良いですし、なによりも待遇が改善されて年間休日は前職と比べて30日程増え、趣味にも遊びにも積極的になれるようになりました。
以前は帰りが9時以降だったので帰って寝るだけの生活でしたが、今の職場は基本的に残業をしてはいけないのですぐに帰るよう促されます。自分の趣味であるフットサルももう一度始められ、友人とも夜ご飯を食べに出かけるなど、アフター5を充実させています。
-逆に悪かった点はありますか?
(三宅)悪かった点は、単純に年収の低下です。職種の違いもあって、それは仕方のないことだと思っています。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!
(三宅)転職活動は、本当に人と人のご縁だと思います。自分の転職活動とその企業が募集をしているタイミングでお会いできたりできなかったり。そういう意味では今の会社に出会えたのも何かのご縁ですね。
私は、転職活動は決してマイナスなものではないと思います。転職をすることで新たな方々と繋がることができますし、自分の仕事の幅も広げられます。転職に対して引け目を感じる必要はないと思います。
働きながらの転職活動は体力的にもしんどいですし、職場の方にも打ち明けられないので精神手的にもしんどいと思います。私の場合は仕事が終わった夜9時・10時くらいから書類作成・面接練習などの準備をしたのが体力的にしんどかったです。転職エージェントの方に相談してしっかりとアドバイスをもらうのが良いと思います。
また、私は初めての転職活動だったので右も左も分からない状態でした。転職エージェントの方が丁寧に教えてくださるので不安を解消することができました。