
転職No | case5 |
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名前・性別 | 川添綾子・女性 |
転職時の年齢 | 28歳 |
転職時期 | 2015年9月 |
転職前の仕事 | 菓子メーカー販売職(福岡県) |
転職後の仕事 | メディア系会社営業職(福岡県) |
書類提出 | 1社 |
面接 | 1社 |
転職回数 | 2回目 |
転職活動期間 | 1週間(退職後の転職活動) |
ポイント | 今の会社の社長との出会いがきっかけで転職エージェントなしでの直接転職に! |
トリマーから社会人生がスタート!菓子メーカーは2社目の会社!
-菓子メーカー販売職が前職とのことですが新卒でその会社に入社されたんですか?
(川添)最初に働いた会社はトリマーの会社でした。トリマーの専門学校を出て5年近く働いたのですが、25歳くらいの頃に「このままトリマーの仕事でずっといくのか」とふと考え、他の仕事もやってみたいと思い、思い切って、全くの異業種である菓子メーカーに転職しました。そのときに自分に何がしたいかというのがなかったので、自分に何ができるかを考えました。まっさらの状態にしたときに、販売の仕事が好きだったのでそれならできると思い、飛び込みました。
-その菓子メーカーでは未経験ゆえに苦労したことなどありましたか?
(川添)販売として働いていて、4年目に差し掛かったときに店長になりました。以前から売り上げは好調だったのですが、私が店長になってから売り上げ新記録を出し、総合部門で優秀賞を頂きました。とにかく数字を追いかけるのが好きで、その成果が出たと言えます。しかし逆に言うと、厳しくても数字を追わないといけない部分での苦しさもありました。それはトリマー時代にはあまりないことでした。
-結果的には数字に追われるのが嫌で菓子メーカーからさらなる転職をされたということですか?
(川添)そこまでネガティブではありません(笑) 簡単に言ってしまうと、満足してしまったのが原因です。上司にも部下にも恵まれてはいましたが、優秀賞を頂いたときにほっとしてしまい、次に行きたいという気持ちが芽生えました。ただし販売員としてはやるだけのことはやったので、他の分野に目を向けました。もともと起業家になりたいという夢があったのですが、今はトリマーや販売の仕事だけしか経験が無かったので、将来に役立つものはと考えたときに営業の仕事に行きたいと思いました。
-菓子メーカーは結局どれくらい勤務されましたか?
(川添)トリマーの仕事が5年目の25歳の時に転職しました。お菓子の販売員は4年目の28歳の頃に転職しました。計2回転職しています。
今の会社との社長との出会いが転職のきっかけに!
-菓子メーカーからメディア系企業への転職の経緯について聞かせて下さい。
(川添)私の場合少し変わってるかもしれないんですがいわゆる転職エージェントや転職サイトは使っていないですね。ハローワークで少し情報収集したくらいです。当時興味があって参加した起業家セミナーで、今の会社の社長と出会い、いろいろと話をする中で「うちの会社へ来てみないか?」と言われ、面接を受けました。それ以外ではハローワークで見つけた会社1社のみに書類を送りエントリーシートは通りましたが、現在の仕事が決まったので、そちらは面接を受ける前にお断りさせて頂きました。
-あまり本格的な「転職活動」という感じではなかったんですね?
(川添)そうなりますかね。実際に今の会社は1週間ほどで内定が出ました。仕事を辞めてから1ヶ月ほど経って転職活動を始めましたので、1か月ちょっとで新しい職が決まったということになります。
-今の会社の社長との出会いが転職のきっかけということですがどんな点に魅力を感じましたか?
(川添)以前と似たような職種でなら、自分の能力も活かせるかなとは思っていましたが、それよりも新しいところでチャレンジしたいという思いの方が強かったです。今の会社は他と違って全く新しいことができると分かり、決めました。給与面ももちろん考えましたね。つまり新しいチャレンジができて給与面も満足できるという提案を頂けたということです。
-採用担当者との面接ではどんな話になったんですか?
(川添)採用担当者に最初に聞かれたのは「なぜ辞めた?」ということです。そのとき、私は「飛び出したかった!」と答えました。次に聞かれたのは、目標です。「どのような自分になりたいか?」「3年後どうしたいか?」「そのためにはどうしていけばいいか?」と聞かれました。私は将来の起業家の夢などにも触れつつ今は新しいチャレンジをして成長したいという旨を伝えました。
-転職活動で辛かったことなどありますか?
(川添)最初調べ出したときに、女性の営業はあまり無いなと感じたので、結構時間がかかるかなと思いました。だけど転職活動を始めてみると意外と早く就職先が見つかったので、実はあまり苦労はしていないですね。運が良かったのかもしれません。ただ、ハローワークの手続きが面倒だったという思い出はあります。
忙しさは増したが給料ややりがいはアップ!
-転職先のメディア系企業について教えて下さい。どんな業務内容ですか?
(川添)トータルメディアの会社で、インターネット上のテレビ局を運営しています。映像制作もやっていて、私はその企画営業をやっています。たまに取材に行くこともありますね。映像構成を考えてそれが企画に繋がったら、ロケに行ってカメラアシスタントなどもやります。そのときは社長と一緒に行き、ディレクションを学んでいます。
-以前勤めていた菓子メーカーと比べてどうですか?良かった点・悪かった点などは?
(川添)先に悪かった点から言うと、とても忙しいということ。今までは特に残業が無く、決まった時間に帰ることができたけど、そうではなくて。今の仕事は初めてのことが多くてできるようになるまではとにかく大変でした。企画書やニュース記事などは作ったことがなかったので、一からの経験でした。形にならないものを形にすることが難しくて、最初はものすごく頭を悩ませました。いつもパソコンとにらめっこ状態で、最初の2,3ヶ月は睡眠時間が3時間ほどの日々が続いて。
ただ、そうしていろいろ学んでいったときに、たった一年ほどで大きく成長できたと実感しています。小さい会社なので何でも自分でやらないといけなかったのですが、ものづくりができたり、コミュニケーション能力がついたり、そしてとてつもない人脈ができたことはとても良かったと思えます。会社自体も成長しているので給与もそれなりに評価されていて、前の会社よりもアップしました。
これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!
(川添)転職をするときに「何がしたいか」「どんなスキルを身に着けたいか」って考えると思うんですけど、それがハッキリ決まっている人はいいと思ってて、それをもとにどうしたいかというのが見えて就きたい職業が決まると思います。ただ、そういう人は全員ではないと思うんです。私の場合は、ふとした出会いから転職が決まりましたし、トリマー→菓子メーカー→Web系と色んな業界や職種を転々としてます。転職するその時々の気持ちは大切だと思うんです。その時の自分の正直な気持ちを見つめ直せるというのは転職活動の1つのメリットだと思います。