厚待遇のホワイト企業だったのに、連日深夜までの激務に一変し転職!

業界:その他メーカー |1325views

転職体験No

case4

名前・性別

伊藤亨(仮名)・男性

転職時の年齢

35歳
転職時期 2010年4月
転職前の仕事 大手診断薬メーカーで経営計画部門経理・財務グループに勤務(東京都)
転職後の仕事 大手安全具メーカーに営業職として勤務(東京都)

書類提出

10社

面接

3社

転職回数

5回目

転職活動期間

2010年1月~3月(働きながらの転職活動)
ポイント 応募に当たって生活とのバランスを重視し、あらゆる方面から情報を収集しました!

 

就職氷河期からスタートした社会人人生。前職場は6社目!

-前職場は診断薬メーカーで経理・財務を担当されていたということですが、どんな会社・仕事内容でしたか?

 

(伊藤)前職は都内にある体外診断薬メーカーで、診断薬では国内でも大手に入る企業でした。癌の検診やインフルエンザの検査キットなどが好調で業績も伸ばしておりました。私の仕事は、入社から5年は決算業務を中心に担当しておりました。上場企業であったため、決算業務のボリュームは大きく、しかも入社が2000年でちょうど会計ビックバンの時代でしたので、とにかく勉強しながらの勤務でした。その後、財務も担当させてもらえる事となり、銀行対応や資金繰り等に3年ほど携わり、そこから全社の新業務システムの構築担当として、通常の業務と並行して開発の担当者として携わりました。

 

-その診断薬メーカーには新卒からずっといらっしゃたんですか?

 

(伊藤)実はその会社が私にとって6社目で、新卒採用の時期がいわゆる『超氷河期』の時代で、地元での生活を考えていたことから職の選択肢が限られ、結局最初に就いた仕事は千葉県の田舎で自動車ディーラーの営業職でした。その後、メーカーの不祥事と消費税が5%に上がった時期も重なり車が全く売れなくなったことから転職しましたが、田舎で職業安定所での転職活動では希望する求人が無く、僅か5年間に職を転々としてしまいました。

しかし、これではいけないと思い立ち、都内へ引っ越ししての転職を決意し、学生時代に簿記の勉強をしていたことから経理職に絞って活動しました。25歳の頃で経理の経験はほぼ未経験でしたが、コンピューターやネットワーク環境に詳しかった事が気にいられて前職に就く事ができました。新会計基準への対応や、インターネットの普及から会社のシステムを取り巻く環境が大きく変わってきた時期でしたので、経験も学歴も乏しい私が一部上場の大手に入社できたのはタイミングと運もあったと思います。

 

 

深夜までの残業は当たり前。仕事と家族との両立を求めて転職!

DSC02982(3)-前職場の診断薬メーカーで勤務中に感じた良かった点・悪かった点は?

 

(伊藤)薬学部出身など理系出身者が殆どの職場で、お堅いイメージがありましたが、実際には学歴等で差別もなく、私は簿記系の専門学校卒でしたが、平等にチャンスを頂きました。そういう意味ではよかった点と言えると思います。また、当時は本社勤務では一番の若手だったので色々と気に掛けてもらい、部署内外で人間関係も良好でした。待遇面では、本社勤務はフレックス制度もあり、給与もそこそこ良かったので、福利厚生や給与面で不満を持つ社員は殆ど見受けませんでした。

一方で、どうしても部署による差が大きく、本社の中では私のいる経理・財務グループだけが残業も多く、有給の取得やフレックスの活用は殆ど皆無でした。まあ、経理部門はそういう会社が多いと聞きますが、上司がアナログな方だったので特に酷かったと思います。

また、入社から五年後に時代背景もあって評価制度が成果主義に変わったり、数年間で業績が大きく好転して急に業務量が増えたことなど、働く環境が全社的に大きく変わった時期で、会社としても人材確保や業務改革が追い付かず、数年間の中でどこの部署も私の部署と同じような状況になってしまい、辞めていった方も何人かおりました。そういった点は悪かった点かと思います。

 

-その後、転職活動をスタートされるわけですが、直接的な転職理由は何でしたか?

 

(伊藤)一番大きな要因は、仕事とプライベートの両立でした。結婚してすぐに自宅を購入し、子供はまだでしたが色々と家庭について考えている時に、新業務システムの開発の担当となり、生活が一気に仕事中心となった事が大きかったです。途中までは先輩社員が担当していたのですが、先輩が体調不良となったことで突然渡された仕事に戸惑いましたし、問題が山積みで納期も迫っていたこともあって突貫工事状態でした。

それまでも残業は多かったのですが、それでも夜10時には自宅に帰っていましたが、退職前の二年は殆ど深夜1時から2時頃に自宅に着く生活で、日曜以外は休日出勤していました。それで体を壊したのと、家庭内も問題が起き始めていて、さすがにまずいと思い、会社とも何度も相談しましたが、体を壊して復帰しても一向に改善する気配が無かった事で転職を決断しました。

 

-結局、前職場にはどれくらい勤務されましたか?転職時の年齢は?

 

(伊藤)前職には約10年勤務し、転職したのが35歳の時でした。先にも申しましたが、25歳までは地元である千葉の田舎にいて、職を転々としていた時期がありましたので、転職への抵抗はありませんでしたが、それでも年齢も上がってきたことへの不安はありました。また、この時代は一気に転職サイトを利用した転職活動が主流になったことで、どのように進めていくかを模索しながらの活動でした。

 

 

転職サイト経由でエントリー!最終的に3社の内定!

DSC_0229(2)-具体的な転職活動の進め方は?転職サイトや転職エージェントの利用は?

 

(伊藤)基本的には転職サイト(リクナビNEXT、マイナビ、Type)から求人を探し、情報は主にネットでの収集でした。また、転職エージェントとも3社程面接しましたが、どうしても私の転職回数をウイークポイントとして敬遠されてしまい、話が進展する事はありませんでした。最終的には大手転職サイトでWeb履歴書でエントリーし応募は10件程度です。その内、面接へは3社進め、面接頂いた企業は全て内定を頂きました。

 

-面接した会社全ての内定とはすごいですね。実際の面接での対策などはどうしましたか?

 

(伊藤)私の場合、Web履歴書でエントリーすると、どうしても転職回数の多さが目立ちウイークポイントとなる事を考え、その点を志望動機や過去の経歴を記入する欄にしっかりと書くようにしました。面接では、自身のこれまでの業務経歴を簡潔に伝えつつ、誠意を持って臨むことを心がけましたが、年齢的にも後輩への指導やマネジメントのスキルは求められる所ですので、経験を聞かれる事が多かったです。

 

-例えばどんな質問をされましたか?

 

(伊藤) 以下のテーマなどを聞かれたと記憶しています。

・これまでの経歴を踏まえつつ自己紹介を3分でおねがいします。

・現職から転職を考えている理由

・過去の転職の経緯

・当社の印象

・自分で何か勉強している事はあるか

・マネジメントの経験はあるか(何人、どのような業務で、その中で意識している事等)

 

-内定が出た3社のうち転職先の大手安全具メーカーに決めた理由は?

 

(伊藤)転職先を考える上での基準は3つありました。一つが、前職で体を壊す程の激務を経験しておりましたので、ある程度常識的な業務量で休日をしっかり取れる職場と言う点、もう一つが収入は最低限現状維持という点、最後に年齢も30代中盤でしたので、今後の昇格などある程度の役職を目指せるような目標を持って仕事に打ち込める点でした。ただ、これらの基準は求人を見るだけではなかなか解らない点ばかりで、特に残業の多さは面接時では濁してきちんと教えてくれない会社もありましたので、不安があれば仕事帰りの少し遅い時間に会社を覗きに行ってオフィスにいる社員の多さを確認しに行った事もありました。それで内定頂いた会社で御断りした所もあります。

 

-転職活動中に何か苦労した点やトラブルはありましたか?

 

(伊藤)トラブルと言う程の問題はありませんでしたが、やはり仕事をしながらの転職活動は、面接のスケジュール調整が一番大変でした。何かと都合を付けて早退したり休みを取って面接に行きましたが、人生を左右する事ですので背に腹は変えられないと、嫌味を言われる事を覚悟で動いていました。ただ、ちょうど体を壊した後でもありましたので、思いのほか嫌味を言われずに時間のの調整が出来たのは良かったと思います。

 

 

将来のキャリアメイクも見据えて営業職で活躍!

-転職先の大手安全具メーカーの業務内容を教えて下さい。

 

(伊藤)転職先は安全靴やヘルメットなど、安全保護具のメーカーです。また、それ以外にも工場やオフィス、工事現場などで扱う保護具からユニフォーム類までを全般に扱う商社でもあり、身につけるものからオフィスで必要とする安全・環境に関する物を扱っている、業界最王手でした。ただその営業手法は、全国に営業所を展開して人海戦術で契約を取ってくるもので、各地域で顧客と密に関係を作っていくという個人商店のような側面も持ち合わせていた為、営業をしていく上で非常に面白いと思いました。

 

-その中でどんな業務に携わっていますか?

 

(伊藤)私の場合、前職を生かしての転職活動で経理職として応募したのですが、内定通知後に本社に呼ばれて、営業でやってみないかと誘われました。経理の経験を生かしたいという希望はお伝えしたのですが、営業の立場が強い会社でしたので、社内での評価を考えると一度営業の経験があった方が昇格も早くスキルアップにも必ずプラスになる等、説明を受けました(半信半疑でしたが、実際に入社してその説明は本当でした)。

また、私の自宅から一番近い支店での勤務と言う事と、その支店が全国的にも上位の売上規模で大手も多く抱えている支店であった為、なかなかできない経験だと考えてお受けする事としました。業務は法人営業で、エリアの顧客を数十件担当し、新規開拓も行います。担当する顧客の中には、全国展開する企業の本部があるエリアでしたので、大口の案件を多く抱える事が出来、営業職としては非常に充実した経験の積める会社だと感じています。

 

-転職してみて良かった点・悪かった点は?

 

(伊藤)まず、管理職の方がどの職場でも非常に部下に対して丁寧に接してくれ、部署内で成績を上げていくことに一緒になって取り組んでくれる会社だと感じます。大手ですが上場していないオーナー会社で、会長の力が絶大です。ただワンマン経営の面が悪くは出ていないので、そういった雰囲気の良さで前職からの差を強く感じました。

悪かった点としては、当初考えていた時間の問題が、さほど変わっていないという点です。土日は休めるものの、営業職で売り上げが上がれば上がるほど業務が多忙になっていくことで平日は遅くまでの勤務が多くなる事もあります。会社を選ぶ際に意識していましたので、何度か質問もしていましたが、やはり配属先で差が出るのはどこも一緒だと感じました。ちなみに田舎の小規模の営業所に行くと業務量が少ないので早く帰れるようですが。

また、前職ではあまりありませんでしたが、誘われて飲みに行く事が増え、あまりお酒が得意ではない私にはちょっと辛いことです。年収の面では、会社を選ぶ際に収入が下がらないように選択した事もあり、前職のレベルを維持できました。

 

 

これから転職をしようと考えている方に向けてアドバイスを!

(伊藤)転職サイト等の情報では正直不十分と感じる方は多いと思います。今は現社員のコメントなどを積極的に載せている所もありますが、何しろ情報は多い方がいいと思います。聞ける事は失礼のない程度に積極的に質問して、しっかりと企業の内情を見極めていくことが大事だと思います。

また、私と同じように年齢が上がってからの転職活動では、話の幅を広げ過ぎて内容が浅くなると、人としての印象そのものが薄れると思います。しっかりと質問に答える事と、「何が出来るか」を印象付けられるように簡潔でありながらも深く伝えられるように出来ると良いかと思います。

 

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