ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアの転職状況は人手不足が続く
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築、運用・保守などを担当し、インフラの中でもネットワークをメインに扱う仕事です。ネットワークに関する幅広い知識と共に、他の技術者やクライアントとコミュニケーションを取りながら仕事をするため、コミュニケーション能力が高い人材が好まれます。
IT業界にとどまらず、広く様々な業界でIT化が急速に進みネットワーク環境を必要とする会社では、ネットワークエンジニアの需要は高まり人手不足を招いています。大手転職サイトの調査では、2018年3月以降のネットワークエンジニアの求人数、転職登録者数ともに増加傾向がみられます。
(出典:doda「ITエンジニアの中途採用市場レポート(2018年9月発行)」)
今後更にIT市場の拡大が進み、ネットワークエンジニアという職業が重宝されると予想されます。
中堅層売り手市場、若年層も増加傾向
前述の調査では、20代前半の転職希望者が増加傾向にあります。最初は運用保守という仕事からシステム構築に携わり、さらには設計までできる上級者になるとプロジェクトリーダーとして活躍することができます。設計を経験した上級者が多い30代後半の中堅層は、即戦力として活躍できるため転職市場では売り手市場となっており、実績や経験をアピールできれば良い条件の職場へ転職することも可能です。
特別な資格は必要ない職種ですが、ネットワークエンジニアとしての実力をはっきりと表すためにも、「シスコ技術者認定」や「情報処理技術者試験」などの資格を取得しておくと転職に有利になり、仕事をする上で役立つでしょう。
未経験の募集が少ない職種ではありますが、人手不足により未経験であっても熱意があり、勤勉意欲があれば採用されるケースもあります。未経験でネットワークエンジニアへ転職を希望する場合も上記の資格を取得していれば、転職時のアピール材料になります。