データベースエンジニア

 

データベースエンジニアの求人は減少傾向に

データベースエンジニアは、データベースシステムを設計・開発し、運用管理する仕事です。ソフトウェア系・ハードウェア系・運用系の3種類に分けることができ、相次ぐ震災や災害の影響もあってITインフラ案件の需要は増える一方です。

 

 企業にとって必要不可欠な職種でありながら、データベースエンジニアの求人数は減少傾向にあります。この理由は、データベースエンジニアが以前のような専門職というわけではなく、他職種のエンジニアがデータベース業務も兼務できるようになっていることが原因です。特に、インフラエンジニアがデータベースエンジニアの業務範囲をカバーしているケースが多く見られます。

 

 大手転職サイトの2018年3月以降の調査を見ても、データベースエンジニアの登録者に対して求人数は少なく、ほぼ横ばいです。データベースエンジニアとしての転職は困難であることが分かります。

(出典:doda「ITエンジニアの中途採用市場レポート(2018年9月発行)」

 

 データベースを管理するニーズは増加していながら、データベースエンジニア専任の募集を行う企業は減少しているということは、インフラやアプリなど他分野を扱う仕事をしながらデータベースに関する知識とスキルも併せ持っていれば、市場価値は高くなるということになります。データベースエンジニアとしての将来性は個人個人のスキル次第だといえるでしょう。データベースに関する需要が減少することはないため、データベースの知識プラス多職種のスキルを吸収したり知識を増やしたりして、自身の価値を高めていく必要があります。

 

データベースエンジニアの転職状況

 データベースエンジニア専任の求人は減少傾向にあり絶対数は多くありませんが、即戦力として勤務できる経験や知識がある中堅層はデータベースエンジニアとしての転職成功のチャンスが広がります。また、若年層に関してはインフラエンジニアなどのサーバエンジニアを採用してデータベースエンジニアの領域について育成するという企業もあるので、求人情報を細かくチェックしてみましょう。

 

 転職活動ではデータベースエンジニアとしてのスキルがある事を証明するために、資格を取得し職務経歴書などでアピールすることも大切です。「Oracle Master」、「MCP(マイクロソフト認定資格)」の資格があると転職時に有利になります。また、ITに関する幅広い知識を身に付けたい場合は「情報処理技術者試験」がおすすめです。更に、データベースの資格である「データベーススペシャリスト」は難易度が高く、データベースエンジニアとして活躍できることを証明できるため、転職活動時の評価が高くなるでしょう。

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都内でプログラマをしています。プログラマの経験年数は5年ほどで、20代後半、主にオープン系のシステムの設計や開発を行っています。将来的にはプロジェクトマネージャーを目指していますが、何かに強みが欲しいのが実情です。出向タイプの仕事のため...

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