テクニカルサポート・ヘルプデスク
テクニカルサポート・ヘルプデスクの求人数は増加傾向が続く
テクニカルサポート・ヘルプデスクは、自社製品のパソコンやシステムなどを利用しているユーザーからの問い合わせに対応し、製品トラブルの対応を行なう仕事です。ソフトの管理やシステム全体の障害まで、所属する企業によって対応する内容は様々で、一般消費者から法人まで対応します。
ユーザーからの問い合わせは、電話やメール、FAXで対応します。近年ではチャットを利用する企業も増えました。また、専用ソフトを使ってユーザーのPC画面を自分の画面に表示させながらアドバイスし、遠隔操作することもあります。電話やメール、チャットなど顔の見えないやり取りでトラブルを解決するだけでなく、ヘルプデスクとして法人に常駐する場合もあります。
スマート家電の普及など電子機器が生活に欠かせない物となり、今後さらにテクニカルサポート・ヘルプデスクの仕事は増加していくと予想され、求人数は好調が続くでしょう。
未経験可・女性が活躍しやすい職場
テクニカルサポート・ヘルプデスクは、IT業界未経験でも応募できる仕事であること、IT業界の中では女性の占める割合が多い職業であるという特徴があります。この仕事は、自社製品の問い合わせに対応しなければならないため、入社後に丁寧に研修がおこなわれ、マニュアルも完備されています。そのため、入社時に高度なITスキルを求められることはありません。会社の顔としてユーザーの問いに応えるためにIT能力よりもコミュニケーション能力がある方が有利に転職することができるでしょう。
また、デスクに座って電話やメール、チャットで仕事をすることから体力を必要とせず、丁寧な言葉で優しく対応できる女性が好まれる職場でもあります。とある転職サイトの調べでは、テクニカルサポート・ヘルプデスクの職場は女性が6割以上を占めており、ユーザーの問い合わせ時間が設けられているため、残業なし・少な目のところが多いという結果が出ています。
テクニカルサポート・ヘルプデスクの将来性
テクニカルサポート・ヘルプデスクとして経験を積み、製品知識やコミュニケーション能力をつけていくと、コールセンターやサポート・ヘルプデスクのチームリーダーや管理職へキャリアアップしていくことができます。また更に、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニア、アプリケーションエンジニアなどの専門的な技術職の道へ挑戦すること、自社内のシステムやインフラの構築・管理業務を担当する社内SEへの道へ進むことができる、将来性のある仕事であるといえるでしょう。