ゲームプランナー
ゲームプランナーの需要は市場拡大によって増加
2017年の国内ゲーム市場は過去最高の1兆5686億円に達しました。特に、オンラインプラットフォーム(ゲームアプリ、フィーチャーフォン用のゲーム、PC向けオンラインゲーム)の市場は拡大を続けており、注目の業界と言えます。
(出典:エンターブレイン・プレスリリース「『ファミ通ゲーム白書2018』発刊」)
その中でも成長著しい国内ゲームアプリ市場は、前年比9.2%増の1兆580億円となっており、携帯さえあれば場所や時間を選ばずゲームを楽しめることから、今後更にゲーム市場の中でも大きな割合を占めていくと予想されています。
(出典:エンターブレイン・プレスリリース「『ファミ通ゲーム白書2018』発刊」)
市場拡大に伴い急成長中のゲーム業界の中で働くゲームプランナーの仕事は、ゲームを制作していく企画職に分類され、重要なポジションです。ゲームプランナーは、ゲームプロデューサーやディレクターとコンセプトやテーマを決め、市場調査、ゲームの世界観やキャラクターの設定などゲームの内容を作成し、企画書を作ります。更にゲームのテストやデバック実施も立ち会い、ゲームの完成まで見届けます。
ゲーム業界に精通していること、技術的スキル、市場調査力やマネジメント力、企画力、コミュニケーション能力など様々な能力が求められる職業であり、経験がものをいうため未経験で就職するには狭き門となる仕事です。逆に、経験者は転職市場で重宝される傾向にあります。特にプランナー経験者やディレクター職など前職で役職に就いていた人はスキルや能力をアピールしやすく、転職活動で有利になることでしょう。
中小ベンチャー企業の求人が活発化、未経験可の可能性も
ゲームアプリ市場の拡大により、ゲーム業界は人手不足に陥っており、大企業の求人はもちろん、携帯用アプリを開発している中小のベンチャー企業では積極的に求人募集が行われています。ゲームプランナーの求人増加に伴い、経験者はより条件の良い企業へ転職を希望し、転職が決まっていく状況です。そのため、中小ベンチャー企業の中には未経験可の募集を出している企業もあります。
狭き門ではありますが、未経験でもゲームプランナーになるチャンスがあります。未経験を採用し、キャリアを積めるようにサポート体制が整っている企業もあります。ゲームプランナー未経験者で転職を希望する人は事前にしっかりと入社後の研修やサポート体制について調べてみましょう。