ファンドマネージャー

 

ファンドマネージャーの現状

 ファンドマネージャーは資産運用の専門家として投信・投資顧問会社や信託銀行、生命保険会社で活躍しています。

 

 ファンドマネージャーになるための資格は必要ありませんが、運用会社や金融機関に所属して資産運用の専門家となるために、証券アナリストとしての実務を積み、「証券アナリスト資格(CMA)」を取得するのが一般的です。専門的な知識と経験を積み、ファンドマネージャーへ昇進していくことになります。

 

 外資系企業であれば、語学力は必須です。更に米国の証券アナリスト資格はCFA(Chartered Financial Analyst)という資格になりますが、金融業界はアメリカが世界の中心となっていることもあり、ファンドマネージャーとしてCMAに加えてCFAを取得しておくと活躍の場は広がります。CFA取得者は難易度が高く、日本にはまだ1,000人程度しかいません。

 

(出典:日本経済新聞(提供:一般社団法人 日本CFA協会

 

 まだまだ希少価値の高い資格となるため、ファンドマネージャーを目指す方はCFA資格を取得すると社内的に評価も高くなり、また転職にも役立つことになります。国内の投資顧問会社や金融機関への転職だけでなく、外資の投資顧問会社への転職も可能になるため、グローバルにファンドマネージャーの仕事をしたいとお考えの方はCFA取得を目指すと夢の実現に近づくでしょう。

 

ファンドマネージャーの転職事情・将来性

 ファンドマネージャーの転職は経験やスキルが考慮されます。前職で実績を積んでいること、また前述のとおり証券アナリスト資格(CMA)やCFA資格を取得しておくとより良い条件で転職を成功させることができます。特にCFA資格を取得しておくとポイントが高いでしょう。高い専門性を有し、運用の責任者として投資判断を行うファンドマネージャーは、今後更に成長が期待される資産運用業界の中で高い将来性があると言えます。

 

 また、資産運用業界でもAI(人工知能)を活用した資産運用が開始されることとなり、ファンドマネージャーの将来性が危ぶまれる話も出ていますが、AIが大量のデータの解析部分を担当し、取引情報は人間がチェックし実施するという役割分担をしながら、AIとファンでマネージャーが活躍していくことになると思われます。AIの導入によりITを駆使した金融サービスが拡大され、今まで以上にファンドマネージャーの手腕が問われる時代になるでしょう。

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