サーバーエンジニア
サーバーエンジニアの転職市場は好調が続く
サーバーエンジニアは、サーバーの設計・構築・管理運営をおこなう仕事です。サーバーを動かすアプリケーションを担当しています。インターネット時代に欠かすことのできないサーバーを設計する技術者として需要は高く、転職市場では他のIT関係の仕事と同じく好調で、熾烈な採用競争が続いています。
ITインフラを担うサーバーエンジニアは、運用中のシステムの不具合やトラブルが起こった時にはすぐに対応しなければならないため、場合によっては昼夜を問わず復旧作業を行うこともあります。それほど企業にとって重要な人材であるため、正社員の求人が多く、今後も安定的に需要がある職種といえるでしょう。
女性が活躍できる職種・転職で年収アップ
大手転職エージェントの調査によると、サーバーエンジニアの平均年収は、20代が418万円、30代が501万円であり、IT業界では平均的な年収です。
男女の年収を比較すると、20代では女性の方が男性よりも27万円高く、30代になると男性の方が女性よりも12万円高いという結果が出ています。この結果から、サーバーエンジニアの職に関しては年収面で男女の差が少ないということが分かります。
(出典:マイナビエージェント「職種別平均年収ランキング/サーバーエンジニア」)
同調査から、男女比は男性84%、女性16%となっており、男性の方が圧倒的に多い職種ですが、年収面では男女の差はなく、実力次第で女性も活躍できる職種であるといえるでしょう。転職で年収がアップした比率は半数を超え、より良い待遇・年収で転職している人が多いことが分かります。
サーバーエンジニアの将来性
IT業界ではクラウド化が進み、サーバーを置かない企業も出てきていることからサーバーエンジニアの将来性を不安視する声も聞こえます。
クラウドでは対応できない業務や、設計や構築などサーバーエンジニアの仕事は全てなくなってしまうことはありません。しかし、これからはサーバーだけでなくネットワークエンジニアとしての知識を習得し兼務したり、インフラエンジニアを目指したり、データの活用や改善をアシストするコンサルティングの知識を持つなど、業界の動向を見つめスキルアップを図り、新しいタイプの技術者に成長していくことが大切になるでしょう。