インテリアデザイナー
インテリアデザイナーのニーズは良好
インテリアデザイナーは、住宅やオフィス、ホテルの室内装飾、家具や照明器具などの企画設計を行い、快適で安全な住空間をデザインする仕事です。SNSの発達により、人々の美的センスは向上し、ハイセンスでオシャレな内装がお店を選ぶポイントになり、人々が集まる人気スポットになっている昨今、ホテルやお店の内装を担当するインテリアデザイナーのニーズは高まるばかりです。この傾向はしばらく続いていくと予想されます。
インテリアデザイナーになるためには、建築や美術、工学などの基礎知識を専門学校や大学で学んだ人が有利です。特別な資格は必要ありませんが、「インテリアコーディネーター」や「インテリアプランナー」、「建築士」などインテリアデザインに関わる資格を取得すると仕事にも活かすことができ、転職が有利になるでしょう。
インテリアデザイナーの転職は即戦力採用
インテリアデザイナーの就職先は、インテリアデザイン事務所、建築設計事務所、ハウスメーカー、リフォーム会社などです。各分野で専門的な知識を身に付けていくのがインテリアデザイナーですが、転職の際にはその専門分野を活かして、分野を越えた転職をする人が目立ちます。
例えば、建築設計事務所で一般住宅のインテリアデザイナーをしていた人材が飲食店の店舗内装のインテリアデザインを施すメーカーへ転職するケースや、インテリアデザイン事務所でイベントブースの担当をしていた人が設計事務所へ転職するケースなど、経験を活かして同業種の違う分野へ挑戦できるのがインテリアデザイナーです。キャリアのある人を即戦力として採用する企業は多く、需要の拡大によりインテリアデザイナーの転職市場は良好といえるでしょう。
一方、専門的な知識を必要とすることから、未経験からの転職は難しい職種となっています。未経験の場合はアシスタントとして入社し、知識と経験を身に付け正社員になっていく道が一般的です。未経験であってもインテリアに関する知識は必要であるため、大学や短大、専門学校でインテリアについて学び、資格を取得するなど何かしら行動を起こさなければ採用されることは難しいでしょう。