海事代理士

 

海事代理士は海運業界で重宝される

 海事代理士とは、「海の弁護士」と呼ばれ、海事代理士法を専門に受け付ける法律家のことです。船舶の登記や海技免許の申請、海上運送の許可申請など、海に関する手続きや相談業務などを行います。

 

 海事代理士になるためには、海事代理士の国家資格に合格する必要があります。または、行政官庁で10年以上海事に関する業務に従事し、管轄地方運輸局に登録する方法もあります。海事代理士試験は年1回行われ、平成30年度の受験者数は303名、合格者数は157名、合格率は55%となっています。(参考:国土交通省「平成30年海事代理士試験合格者及び実施状況」

 

 海事代理士は、海運業界で重宝される資格であり、資格取得者の多くが海運会社に勤務しています。ただし、海事代理士が行う業務は司法書士や行政書士、社会保険労務士も行うことができるため、大手海運会社などでは登記申請は司法書士や行政書士に、労務に関する手続きは社会保険労務士に依頼するケースが多いようです。その他、海事代理士事務所や海運関係の仕事を多く受け持つ司法・行政書士事務所に勤務したり、独立開業する道もあります。

 

 海事代理士の資格があれば、海運会社や港湾会社への転職には大きなアピール材料になります。また、司法書士」や「行政書士」、「社会保険労務士」など他の法律系の資格を取得しておくと、選ぶ職の幅が広くなり転職に有利になるでしょう。

 

海事代理士と法律系資格のダブルライセンスが将来性のカギ

 海事代理士の勤務地は国際貿易港や船舶の出入りが多い地域がメインであり、その地域には古くから海事代理士として事務所を開いている方や、司法書士や行政書士、社会保険労務士が活躍しているため、新規で海事代理士専業として働くのは難しいと言えます。

 

 業務効率化やコスト削減により、海事業務はもちろんのこと他の業務もこなせる複数資格者の需要は増しているので、これからは海事代理士資格を取得するだけでなく、他の士業の資格にも挑戦し、仕事の幅を広げていかなければ将来的に厳しくなるでしょう。

 

 また、船舶売買の仲介業や海上・自動車損害保険の代理店業など別の仕事をしながら海事代理士の資格を活かすという方法もあるので、何かしら他の職業と兼業で勤務していくことを考えることが大切です。

海事代理士に関連するみんなのQ&A

海事代理士の求人が見つからない

役に立つ資格を取って転職したいと思っていて、情報収集中です。海事代理士の仕事がおもしろうだなと思っているのですが、求人を調べても、会計事務所とか行政書士、社労士事務所ばっかり出てきます。なぜですか?海事代理士ってれっきとした国家資格...

ページ上部へ移動する