照明スタッフ

照明スタッフの転職市場は活発

　照明スタッフとは、テレビや映画、舞台やコンサートなどの現場で照明を使って演出をする仕事です。光に対する知識や技術だけでなく、芸術センスも必要とするクリエイティブな仕事で、エンターテイメント界になくてはならない重要な仕事です。照明スタッフは、テレビ局が外注することがほとんどなので、番組制作会社や照明専門制作会社、イベント会社が主となっています。

　経験者の転職の場合は、前職での経験を活かしてキャリアアップするための転職や、より良い条件（給与や福利厚生）を求めて転職する場合が多いです。テレビ制作現場は深夜まで撮影が続き、苛酷で体力が必要な仕事です。その分、離職者も多く、照明スタッフにおいても常に人材を募集している状態です。経験者は今までの経験や実績をきちんとアピールし、今後の展望をはっきりと伝えられれば、今までよりも良い条件の会社へ転職できる可能性は高いでしょう。

　また、未経験者であっても、やる気をアピールできれば採用される可能性があります。契約社員やアルバイトの募集は未経験者可能の場合が多いです。どうしても照明スタッフを目指したいという未経験者の場合は、アルバイトや契約社員として入社し、経験を積んで正社員を目指していく形が一番の近道となるでしょう。

照明スタッフが有利に転職するためには？

　照明スタッフになるためには特別な資格は必要ありませんが、技術が必要な仕事ですので、未経験者の場合は見習いや助手として一から現場で仕事を覚えていくことになります。専門学校や大学で照明に関する技術を学んでおくと就職・転職に有利です。

　また、日本照明家協会が実施している｢舞台・テレビジョン照明技術者技能認定」や、照明学会が実施している「照明コンサルタント」、「照明士」の資格を所有しておくと、転職時のアピール材料になりますし、転職した後にその技術を仕事に活かすことができるでしょう。