学習塾事務・予備校事務
学習塾事務・予備校事務の求人は一定数存在
学習塾・予備校の市場規模は、少子化に反して安定しており、横ばい~微増状態が続いています。子ども一人当たりの教育費が増加しており、学生の多くが学習塾・予備校に通う状態になっているからです。今後もこの傾向は続くと予想され、学習塾事務・予備校事務の求人は一定数あると考えられます。
学習塾事務・予備校事務の仕事は、学習塾や予備校の顔として生徒や保護者の受付対応、電話対応、生徒のデータ管理や書類作成、メールチェックから教室内の掃除や整理整頓など多岐に渡ります。事務処理を担う重要なポジションとして、なくてはならない仕事であるため各教室に配属されており、求人サイトには募集が常にある状態です。
正社員の求人は少なく、非正規雇用がメイン
学習塾事務・予備校事務の求人で注意すべき点は、正社員の募集が極端に少なく、非正規雇用の募集がメインであるということです。契約社員や派遣社員、アルバイト・パート職員での募集しかないといっても過言ではないでしょう。
それは、学習塾・予備校講師の仕事は高い能力と専門知識を必要としますが、事務の仕事は特別な知識が必要なく、慣れてしまえば誰でもできる仕事である事が理由です。また、勤務時間が昼以降~夜、休日は平日という勤務パターンであることから、結婚・出産した場合に仕事を続けていくのが困難になり、離職率が高いという事も理由の一つと考えられます。契約社員や紹介予定派遣として採用され、勤務態度や能力が評価されて正社員になることもありますが、転職する際に最初から正社員として雇用されることはほぼないでしょう。
同業他社からの転職や、異業種でも事務職を経験している人はその能力が評価され、有利に転職することができますが、非正規雇用の採用となることが多いでしょう。正社員での募集がないわけではありませんが、非常に少ないので転職前によく情報収集をすることをおすすめします。また、学習塾事務・予備校事務の正社員募集には多くの求人が殺到し競争率が高くなることが予想されるため、面接対応や職務経歴書など転職に備えた準備を万端にしておくことも大切です。