リトミック指導員
リトミック指導員の将来性
リトミック指導員とは、スイスの作曲家によって提唱されたリズムを使った音楽教育方法を用いて、幼児や子どもに指導を行う仕事です。音楽と触れ合うことで子どものリズム感を養い、表現力や集中力、豊かな感性を育てます。リトミック指導員はピアノを弾きながら歌ったり、音楽に合わせて動いたり、ボールなどの道具を使って遊んだり、絵を描いたりなど、子どもと一緒に楽しく指導します。
リトミック指導員に公的な資格はなく、リトミックに関する知識やテクニックを大学や専門学校などで習得し、カルチャースクールや音楽教室へ就職することになります。リトミック指導員の民間資格は複数あり、資格を取得すると転職活動でアピールすることができるでしょう。また、保育士や幼稚園教諭が民間資格を取得してリトミック指導を取り入れることもできます。
幼児や子どもの音楽教育だけでなく、近年は高齢者や障害児の音楽療法の一つとしてリトミックを取り入れる施設が増加しており、若返りリトミック講座や認知症予防リトミック講座など様々なリトミック教室が開かれています。リトミック指導員の仕事は幼児教育だけでなく高齢者や障害児の音楽療法など多方面に広がり、今後さらに活躍していくことができる職業だと言えるでしょう。