インテリアプランナー
インテリアプランナーは資格取得が転職成功につながる
インテリアプランナーは、建物内部の環境や防災や安全性にも配慮した設備を企画・設計し、工事の監修を行うスペシャリストです。対象となる建築物は、一般住宅や事務所、店舗や公共建築物など多岐に渡ります。
インテリアプランナーの職に就くにあたり資格は不要ですが、公益財団法人建築技術教育普及センターの「インテリアプランナー試験」に合格し、資格を取得したうえで就業するのが一般的です。しかし、この試験に合格しても、インテリアプランナー登録を受けるためには指定の資格取得や学歴に応じた実務経験が必要となります。
インテリアプランナー試験は「学科試験」「設計製図試験」それぞれの試験ごとに合格者を決定しており、設計製図試験は6時間という制限時間が設けられています。合格率も低く、インテリアプランナー試験最大の山場といえるでしょう。インテリアプランナー試験は設計製図のプロとして通用する力を試されるのです。
試験の合格率は20~30パーセント前後で、毎年100~150名前後の合格者数で推移しています。なお、平成29年度の受験者数は645名、学科試験と設計製図試験を経た最終的な合格者は133名、合格率は26.9%でした。
(出典:公益社団法人建築技術教育普及センター「インテリアプランナー試験データ」)
資格取得により、就職・転職が有利になることは間違いなく、室内空間のデザインを総合的にプランニングするスペシャリストとして活躍していくことができます。
インテリアプランナーの将来は明るい
近年、インテリアに関する消費者の関心は高く、住宅やオフィスの快適さや安らげる空間、ライフスタイルに合わせた自分らしい空間を好む方が増えており、インテリアのスペシャリストであるインテリアプランナーへのニーズは高まるばかりです。インテリアブームは今後も続くと予想され、インテリアプランナーの将来性は明るいでしょう。
実務経験が重視される職種であることから、数年の実務経験があり、インテリアプランナーの資格を取得している人は有利な条件で転職することが可能です。さらに経験を積んでフリーランスとして独立する人もいます。