インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターの需要の高まり
インテリアコーディネーターは、内外装材、インテリア用品、生活用具をはじめとする住宅全般についてアドバイスやプランニングを行う仕事で、インテリアに関するすべての要素をコーディネートする美的感覚やセンスが必要になる職業です。対象となる建物は、一般住宅の他、オフィスやホテル、商業施設の店舗、学校や病院など多岐に渡ります。
昔に比べ、一般人のインテリアに対するこだわりは強くなり、またリフォーム市場が拡大している昨今、インテリアコーディネーターの需要は高まっています。また、高齢化社会に突入し、バリアフリーやユニバーサルデザインなど福祉業界でも活躍が期待されており、住宅に住む人のライフスタイルにマッチしたコーディネートができるインテリアコーディネーターは重用され、転職も有利になるでしょう。
インテリアコーディネーターの多くは、住宅メーカーや工務店、家具メーカーなどの住宅関連会社やインテリア関連企業へ勤務します。仕事を通してそれぞれの職場で専門性を磨き、その専門性と実務経験を転職の材料にアピールすると成功の近道となります。
インテリアコーディネーターの転職に必要なものとは?
インテリアコーディネーターに特別な資格は必要ありませんが、転職を有利にしたい人や将来的に独立を考えている人、インテリアコーディネーター未経験者が取得するとよい資格が「インテリアコーディネーター資格試験」です。資格取得のための知識は仕事に活かすことができ、資格があることによって初対面のお客様に信頼していただくことができます。転職の際には履歴書に記入でき、良いアピール材料になります。合格率20%前後と簡単ではない資格ですが、取得して損することはないでしょう。
(出典:公益社団法人インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験結果」)
また、仕事上建築や設計と密接にかかわることになるため、「2級建築士」や「CAD利用技術者試験」等の資格があれば仕事の幅が広がり、転職や独立に有利になります。色彩のセンスを磨くために「色彩検定」を取得する人もいます。デザインやインテリアに関する資格や知識は仕事に繋がり何でも役立てることができるため、積極的に資格取得を目指し、努力することが大切です。