プログラマー
プログラマーの需要と将来性
経済産業省の調べでは、2016年の時点で日本のIT企業システム部門の人材不足は17.1万人にのぼり、2030年には78.9万人不足すると予測されています。今後も様々な分野でIT化が進み、セキュリティに対するニーズ拡大、企業の多くがIT関連投資の続投を行うことなどからIT関連人材の需要が高まる一方、人口減少による人材不足からプログラマーを含むエンジニア職不足も深刻化すると予想され、就職・転職現場は売り手市場が続くでしょう。
(出典:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」)
プログラマーの役割は、“プログラム言語”と呼ばれる専門用語を使い、コンピュータが処理する情報処理のプログラムを作成する仕事です。SE(システムエンジニア)の設計した設計書を基にプログラミングを行います。プログラマー経験者はSEやデータベースエンジニア等、他の技術者に移行でき、技術力を持つセールスエンジニアになる道も開かれており、将来性のある仕事だといえます。
プログラマー転職市場は良好が続く
プログラマーの転職市場は良好状態が続きますが、特に使用できるプログラミング言語によって需要に変化があります。開発するシステムによって使用するプログラミング言語は違いますので、幅広い言語に対応できるプログラマーの需要は高く転職時に有利となるでしょう。
転職サイトが調べたプログラミング言語別平均年収を見ると、プログラミング言語によって収入の違いがあり、AI(人工知能)の発達により機械学習エンジニアやロボット向けアプリケーション開発の求人の需要が高まっている事が分かります。
プログラマーの転職活動では、転職サイトに登録することをお勧めします。転職サイトに登録すると、非公開求人も見ることができるからです。プログラマーの採用は、企業側にとって自社サービスについて他社に知られてしまう恐れがあるため、非公開求人を募集している企業が多くなっています。リスクを回避するためにも、転職エージェントを使った求人募集をする会社が多いので、転職を考えているプログラマーは転職サイトに登録して非公開求人も検討しながら仕事を探した方がよいでしょう。
また、プログラマーの転職には企業側は即戦力として活躍できる人材を募集しているため、経験豊かな実績のあるプログラマーが有利になります。未経験者の転職はなかなか難しい業界です。プログラミング関係の資格を取得し、正社員ではなく非正規社員として入社する道であれば未経験でもプログラマーに転職することができるでしょう。