営業事務
営業事務の転職は競争率高し
厚生労働省が発表した職業別有効求人倍率(平成30年8月)によると、営業・販売関連事務の有効求人倍率は0.85倍です。事務全体の有効求人倍率は0.45倍、一般事務の有効求人倍率は0.34倍であり、営業事務は一般事務などに比べて求人があることが分かります。しかし、営業事務の0.85倍という有効求人倍率は、約8人の求人数に対して求職者は10名ということをあらわしており、求職者の方が多いという状況で営業事務への転職は競争率が高いことが分かります。
これはIT技術が発達し、事務の効率化が図られる昨今、事務職に対して人手が今までよりも必要なくなっていることも要因の一つであり、また、営業事務は派遣社員や契約社員採用が多い業種でもあることから、正社員での転職をさらに困難にしています。
営業事務の転職を成功させるには
営業事務の転職を成功させるためには、他とは違うスキルの高さを如何に分かりやすくアピールできるかということが鍵になります。IT技術にも負けないスキルがあれば、企業側としてはぜひ採用したいという気持ちになるはずです。
営業事務では、PCスキルの高さは高評価を得る材料となるため、ExcelやWordの基本的な操作はもちろん、ExcelのマクロやPowerPoint、Accessを使えるとよいでしょう(実際に歓迎スキルとして挙げている企業もあります)。また、MOS(Microsoft Office Specialist)などの資格があると採用担当者へのPRポイントとなります。
(出典:女の転職@type:検索結果)
また、前職での経験や実績を具体的に表示し、採用担当者の興味を引くアピールができると更に効果的です。同じ営業事務からの転職はもちろん、総務や人事といった管理部門からの転職でも同じことが言えます。営業担当の事務として、企業の規模や業種によって仕事内容が異なる営業事務の仕事ですが、PCスキルやコミュニケーション能力、事務処理能力が高いことは転職時のよいアピールポイントになります。履歴書や職務経歴書、面接を通して自分をいかにアピールできるかが重要です。
派遣社員・契約社員から正社員へ
営業事務の仕事は、正社員は狭き門でも派遣社員や契約社員で探すと様々な業種から求人が出ています。紹介予約派遣など経験を積めば正社員になるルートを探し、入り口として派遣社員や契約社員を選ぶことも一つの方法です。正社員は経験者が好まれる傾向にありますが、営業事務未経験の場合はいったん派遣社員や契約社員になり、経験や実績を積んで正社員へ転職するとよい条件で転職することができるでしょう。