人材紹介営業
人材紹介業界は拡大傾向にあり
人材サービス業界は、近年の人手不足を背景にリーマンショック以降低迷していた売り上げが再び拡大基調にあります。人材紹介や派遣、請負業共に需要がひっ迫した状態です。
人材紹介営業の属する人材紹介業の2016年度における市場規模は推定2,300億円となり、前年比109.5%、7年連続でプラスの成長を遂げています。伸び率は若干鈍ったものの、2017年度も前年比プラスで推移すると推測されています(参考:ハイクラス転職・求人情報サイト AMBI(アンビ)/矢野経済研究所「人材ビジネス市場に関する調査(2017年))。企業のグローバル化に伴い、更なる市場規模拡大へ繋がることが予想されています。
人材紹介業・紹介営業の転職も好調続く
「人材紹介業」とは、転職を希望する人に「正社員(契約社員)」の仕事を紹介する仕事です。求人に就職する際には雇用先から直接雇用されます。給与も就職先の企業から支払われ、福利厚生についても企業のものが適用されます。人材紹介会社が雇用形態に関わることはなく、あくまでも人材紹介業はお客様の希望する正社員求人情報を提供することが業務内容となります。
人材紹介業の営業の仕事とは、人材を欲しがっている企業の新規開拓や既存顧客へ営業を行うことです。その他、企業の採用計画についてヒヤリングをする、求人票を作成するなどの事務的な作業も行います。以前は飛び込み営業がありましたが、近年はテレアポによる新規開拓がメインになっているようです。
国内で続く人手不足が追い風となり人材サービス業界の好調が続く中、人材紹介営業の需要も高く、同業だけでなく異業種からの転職も積極的に行なわれています。営業経験者は即戦力になると見込まれるため、転職活動を有利に進めることができます。また、人材サービス業は人手さえ確保できれば高収益を実現できる環境になっているため営業未経験者の採用も盛んです。未経験者であってもコミュニケーション能力やマネジメント能力、プレゼンテーション能力がアピールできれば、他と差をつけるポイントになり、採用のチャンスは広がるでしょう。