コールセンターオペレーター
コールセンターオペレーターの転職事情
コールセンターオペレーターとは、電話を使ってお客様と繋がる仕事です。お客様のお問い合わせを受け、申し込みを受ける受信業務を「インバウンド」といい、転職市場ではテレホンオペレーターやカスタマーサポート、テクニカルサポートという名称で求人募集されています。また、こちらから積極的にお客様へ電話をかけ商品等を売り込む仕事を「アウトバウンド」といい、テレフォンアポインター(テレアポ)やテレマーケティング(テレマ)という名称で呼ばれています。
コールセンターオペレーター業務は、電話とPC端末を使っておこなう仕事であるため女性に人気がある職業です。あるコールセンターの求人サイトによると勤務する人の62%が女性というデータが出ています(2018年1月調べ)。
(出典:KDDIエボルバ「コールセンターバイトの仕事内容」)
女性が多い事から、育休や産休制度が充実し、シフト制や時短勤務など子育てしやすい環境が整っている求人が多いことも特徴的です。
未経験の募集が多く、正社員募集が少ない
コールセンターオペレーターは未経験から始める人が非常に多く、前述の求人サイトの調査ではコールセンター経験者は15%ほどでした。
(出典:KDDIエボルバ「コールセンターバイトの仕事内容」)
コールセンターオペレーターは、研修制度が整っているため未経験でも比較的始めやすい仕事です。求人自体も未経験者歓迎と謳っているものが多いです。お客様と電話を通してやり取りするため、接客や販売業などコミュニケーション能力を必要とする仕事に就いていた方は転職時に能力をアピールするとポイントが高いでしょう。もちろん、経験者であれば高い評価を得ることができ、良い条件に転職することができます。
一方、コールセンターオペレーターの仕事は、正社員募集が極端に少なく、アルバイトやパート、契約社員や派遣社員が90%以上を占めています。未経験者はほぼ非正規雇用で採用されると言ってよいでしょう。
(出典:KDDIエボルバ「コールセンターの正社員になる!」)
コールセンターオペレーターの仕事で正社員になりたい場合は、紹介予定派遣や正社員登用予定のある契約社員として入社し、経験やスキルアップし登用される方法が一般的です。
正社員になるとリーダーとして部下やチームをまとめる統率力やマネジメントスキルが身につきます。売上増加のためのコンサルティングをおこなうSV(スーパーバイザー)職や、管理職になっていくこともあります。正社員やSVになると転職しやすく、転職市場でも正社員募集があります。つまり、コールセンターオペレーター勤務者が転職を有利にするには、正社員やSVになるなど、経験やスキルを身に付けることが必要です。