40代の公認会計士の転職事情と転職例

職業:公認会計士

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そもそも公認会計士の需要は高いのか?

 公認会計士は、会計のプロフェッショナルとして一定の地位を確立しています。そのため、公認会計士が持っている高度な知識や豊富な経験は、どんな業界でも一定のニーズがあります。例えば大手転職サイト「DODA」で、公認会計士の求人を検索すると、619件のヒットがありますので一定のニーズが伺えます

 

 ただ、公認会計士の求人は多くありますが、各企業・各組織で採用される公認会計士の人数は大抵が1人となるため、求人によっては競争率が高くなります。社内に会計のプロフェッショナルを採用したいというニーズはあるものの、経験豊富な公認会計士は1人いれば十分という考えがあるからです。

 

(参照:DODA ※検索結果)

 

 実際に公認会計士の求人を見ていくと、公認会計士が集まる監査法人や会計事務所だけでなく、一般事業会社やコンサルティング会社など、様々な分野の企業、組織が求人を出していることがわかります。特に、毎年のように会計基準が改正されたり、日本の上場企業の中でIFRS(国際会計基準)の導入が本格化したりしているので、会計のプロフェッショナルの需要は高まっていると言えるでしょう。年収は400万円台~1200万円程の範囲で見られ、管理職や役員など役職のあるポジションになる程、経験が求められる分、年収は上がっていきます。

 

40代の公認会計士の求人事情はどうか?

 

 公認会計士の資格と実務経験を持った、40代の公認会計士が転職する場合は、プロジェクトリーダーや経理課長・経理部長、CFOや役員など、マネジメントや指揮統制を行う、会社の中核といった役職で採用されることが多い傾向にあります。会社のトップに近いポジションの転職とも言えるので、社長に負けないくらいの会計の知識や経験が求められます。

 

 また、管理職や役員としてでの採用ではなかったとしても、40代の公認会計士はプロフェッショナルとして大きな山場をいくつも経験していることが求められるでしょう。いずれにしても、会計の知識や監査の経験があるだけでは足りません。他の公認会計士との差をつけるためにも、自分の強みとなる特別な専門知識・経験を身につけておくことが必要です。

 

 このように、企業が公認会計士の採用を考える場合には、会計の高度な知識や豊富な経験を必要に迫られていることが多いですし、それが40代の公認会計士ともなりますと尚更それが求められます。そういったことから、採用されやすいのは経験や専門知識を持ち、それらをしっかりとアピールができる公認会計士と言うことになります。

 

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40代の公認会計士の競争事情は?

 

 公認会計士の転職の特徴として、公認会計士同士の競争が求められることが多々あります。その理由は前述した、各企業・各組織で採用される公認会計士の人数が少ないことが挙げられます。さらに、公認会計士の多くが、試験に合格後、Big4に就職し監査業務からキャリアをスタートさせるため、公認会計士のほとんどが似通った経歴になっている場合が多いためです。

 

 また、Big4も業績悪化に伴ってリストラを行っているので、転職市場には公認会計士が数多くいます。その中で、公認会計士の求人を多くの公認会計士同士で争うことになりますので、転職を目指す公認会計士はまず他の公認会計士とは違う自分の強みをアピールしないといけません

 

 ちなみに、当サイト内に「四大監査法人(Big4)」の勤務経験者の口コミがありますので、下記にてご紹介します。

 

 いわゆる差別化をしていかないと、いくら求人があっても他の公認会計士が採用されるばかりで、なかなか自分の転職先は決まらないという状況になることも少なくないのです。30代~40代公認会計士として転職を考える場合には、その差別化をしっかりと考える必要があります。学歴などもある程度重要視されますが基本的には会計士としてのキャリアが重要です。

 

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40代の公認会計士が転職を成功させる方法

 前述したように公認会計士の転職は、競争がつきものです。そういった、公認会計士同士の転職競争の中、40代という年齢で自身の経験が生かせる職場へ転職するにはどうすればいいかというと、転職エージェントの利用が最も効率的です。大手の転職エージェントには、リクルートエージェント」や「マイナビエージェントなどが挙げられます。

 

 人気の大手転職エージェント
人気1位リクルートエージェント
人気2位マイナビエージェント
人気3位DODAエージェントサービス

 転職エージェントに自分の経験や知識が生かせる公認会計士の求人を紹介してもらいながら、転職活動を進める方法がもっとも効率的ですし、中には転職エージェントに公開されていない公認会計士の非公開求人を内々に紹介してもらえることもあります。

 

 転職エージェント(無料)に登録すれば、求人情報の提供や条件交渉などでの転職活動の負担軽減や、面接の合格率向上にもつながります。さらに、非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。まずは上記の大手エージェントで情報収集をして、ライバルとの差をつけましょう。

 

 

40代で他職種から公認会計士へ転職できるか?

 他職種から公認会計士を目指して転職するためには、まず公認会計士の試験に合格する必要があります(受験資格に年齢制限はありません)。公認会計士の試験に合格後、2年以上実務経験・実務補習所の修了試験を合格して、初めて公認会計士になることができるのです。40代で公認会計士を目指すということは、難関の公認会計士試験を合格したうえで、そこからさらに40代未経験という厳しい条件で就職するという難関を突破しなければなりませんので、そう簡単ではないことがわかります。

 

 しかしながら、40代で公認会計士を目指すことが厳しいと言われている一方で、中には40代で公認会計士を目指し、試験に合格の上、転職成功をしている例もあります。(40代で公認会計士を目指す人は、一般企業の財務・経理部出身者が多い傾向にあります。)公認会計士の試験は決して簡単な試験ではないので、40代から公認会計士を目指すのであれば、仕事を退職して試験勉強に励み試験に挑むくらいの覚悟が必要です。

 

 

参考四大監査法人(Big4)の公認会計士の採用について

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40代の公認会計士の転職体験談

  ここからは実際に公認会計士の方が40代で転職をした際の体験談コメントを紹介していきます。

 

監査法人からコンサルティング会社を経て一般事業会社へ(41歳 東京都在住)

 

男性(40代)

 勉強を始めたので遅かったので、29歳の時に公認会計士試験に合格しました。幸い就職が楽な年でしたので四大監査法人の1つに無事就職できました。

 

 監査法人では、監査事業に配属され、上場企業の監査やIPO(株式公開)を目指している会社の監査を主に行っていました。監査チームのチームリーダーなど一通りの仕事を経験したころ、監査法人の業績が悪化し、希望退職を募ることになりました。元々いつかは監査法人を辞めようと思っていたので、それに手を挙げ退職しました。

 

 すぐに転職するのは面白くなかったので、1年間語学留学をし、英語力に身に付けてから転職活動をしました。当時38歳とそこまで若くなかったので転職活動は少し苦労しましたが、幸いコンサルティング会社から内定をもらうことができました。

 

 そこでは、大手のメーカーの海外子会社における記帳代行や、海外進出を目指している会社のサポートなどを経験しました。ただ、そのコンサルティング会社自体はあまり大きくなく、業績も不安定でしたので、保険の意味で転職活動をしたところ、ジャスダック上場の会社から内定をもらうことができました。そこは公認会計士を集めて、決算代行や会計サポートを行っている会社でしたので、今までの経験を評価されました。また英語が得意な人も少なかったみたいで、英語力があったことも評価されたと思っています。

 

四大監査法人から中小の監査法人へ(42歳 埼玉県在住)

 

男性(40代)

 26歳で公認会計士試験に合格し、四大監査法人の1つに就職しました。国内監査事業に配属され、東証一部上場の鉄鋼メーカーの監査をメインで担当するとともに、色々な中規模も会社の監査も担当しました。順調にキャリアを積み上げ、シニアマネージャーやーまで昇進することができました。ただ、その後、監査法人にも国際化の波が大きくなり、海外駐在経験者が優先的にパートナーに昇進していきました。その煽りを受け、海外駐在経験のない自分はシニアマネージャーのまま昇進できずにいました。

 

 そのような中、昔の同期で、早くに監査法人を辞めて自ら独立した同期から一緒に仕事をしようと声をかけてもらいました。現状に不満を持っていましたので、すぐに転職を決意し、その同期が立ち上げた監査法人に転職し、最初はシニアマネージャーというポジションでしたが、前職で担当していたクライアントとは転職先の監査法人でも契約してもらうことができ、その成果が認められ翌年にはパートナーにしてもらいました。

 

監査法人からコンサルティング会社へ(44歳 東京都在住)

 

男性(40代)

 大学卒業後は塾講師として働いていましたが、少子化の影響で塾の業績が傾き始めたのをきっかけに、公認会計士を目指しました。32歳のころに公認会計士試験に合格し、四大監査法人の1つに就職しました。

 

 監査法人では、中小企業の監査を担当するだけでなく、帰国子女で英語も得意だったので海外の株式市場への上場をサポートする仕事など特殊な経験をすることができました。

 

 40歳を過ぎたころ、監査法人の業績が悪化し、希望退職を募りそうだという噂が出始めました。いつかは、転職したり、独立したりしようと考えていましたので、希望退職が発表する前から転職活動を始めました。

 

 年齢を重要視しないコンサルティング会社を中心に探し、海外進出のサポートを中心に行っているコンサルティング会社から内定をもらうことができました。公認会計士の知識や経験に加えて、英語力があることが評価されたと思っています。

本記事は2018/06/03の情報で、内容は公認会計士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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