コンサルティングファームの公認会計士の求人

職業:公認会計士

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会計のプロフェッショナルとしての求人

 コンサルティングファーム(以下、コンサル)にも様々な種類があります。その中で、最も採用人数が多いところが、「会計のプロフェッショナル」として公認会計士を採用するコンサルです。その業務内容は、大きく分けて2つあります。

 

 1つは、監査法人の非監査部門(監査以外の業務部門)と同じように会計のアドバイザリー業務を行うコンサルです。この業務を行うコンサルは、監査法人出身の公認会計士が独立して設立されたところが多いので、監査法人の延長に近いです。ただ、Big4に比べれば規模は小さく、少数精鋭のコンサルとなっているところもありますので、求人は、ある程度の経験を有した公認会計士を少人数採用するという場合が多いです。

 

 もう1つは、自前のパッケージソフトの販売・導入支援や、SAPなど大手のシステムの導入支援を行うことが中心となるITコンサルです。この業務を行うコンサルは、システム(特に会計システム)を導入すると同時に、経営管理のアドバイザリー業務を行っています。そのため、会計のプロフェッショナルとしての公認会計士を多く採用しています。

 

 ITコンサルは、比較的規模が大きい所も多く、また人が多い分辞める人も多いため、通年で採用する人数も多いです。また、人出不足を補う求人が中心なので、経験豊富なベテランよりも、やる気や体力がある若手の公認会計士の方が需要があります。

 

  • 会計コンサルは監査法人の延長となり、経験豊富な公認会計士の求人が中心。
  • ITコンサルは、通年で多くの人数を採用。若手の公認会計士の求人が中心。

 

能力次第の求人

 公認会計士は、会計のプロフェッショナルとして、一定の知識や経験を持っています。ただ、それだけでは転職することが難しいコンサルもあります。その代表が戦略系コンサルです。

 

 戦略系コンサルは、主に大企業などを中心に経営戦略など提案していくコンサルであり、通年で一定の求人を出しています。ただ、その採用基準は、厳しく、地頭の良さが試されます。その中で、公認会計士として会計の知識や経験があることは強みにはなりますが、そのまま採用の合格ラインというわけにはなりません。

 

 公認会計士であることに対して、特にアドバンテージがあるわけではなく、純粋にその人に能力があるかないかで判断されます。それでも、公認会計士の転職先の中では、この戦略系コンサルは人気であり、挑戦する人は多いです。

 

 なお、能力次第の求人を出しているコンサルの中にも、会計分野に強みがあるコンサルや、プロジェクトによっては会計のプロフェッショナルを欲している場合もあり、一時的に公認会計士の需要が出てくる場合もあります。そのため、このようなコンサルを目指している人は、常に情報収集を行い、転職のタイミングを見計らっています。

 

  • 公認会計士がアドバンテージにならないコンサルもある。

 

コンサルという名の会計事務所

 公認会計士の求人を行っているコンサルの数は、実はかなり多いです。しかし、その求人を行っているコンサルの業務内容をよくよく見てみると、やっていることは中小の会計事務所と変わりません。

 

 また中には、監査業務も行っている場合もあります。つまり、コンサルという名前をした会計事務所が多いです。コンサルタントになりたいと思って転職しても、実際はコンサルとは言えず、記帳代行のようなことばかりという求人もあるので、注意が必要です。

 

  • コンサルという名前に騙されないように注意が必要。

 

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本記事は2016/02/04の情報で、内容は公認会計士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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