転職先にパチンコ店を選択するということ
パチンコ店員になるためのハードル自体はそこまで高くありません。また、比較的高時給であるため、短期間でお金を貯めたい人や家族がいる人にとっては十分転職先の選択肢になり得ます。ただ、パチンコ店員の転職ならではの悩みというものもあります。
パチンコ店員が転職時に抱える悩み
- 将来を見据えた時の不安
パチンコ店員はとりわけ特殊な能力は必要なく、体力があり、ハキハキとした声で挨拶や接客ができれば難しい仕事ではありません。遊技台などの知識は働いていく中で得ることができます。個人差もありますが、1年もあれば先輩スタッフと比較して遜色ない仕事ぶりになるはずです。
ただし、そうしてリーダーや主任クラス、その先の店長になったとしても、定年まで安定した生活が送れるか、ということについては疑問符が付きます。副店長や店長クラスになれば役職としての安定はありますが、業界全体でみた場合、安定していると言い切るのは難しいです。
- パチンコ業界の流動性
パチンコ業界の状況はネガティブな意味で常に流動的な状況にあるため、経済状況や法律の改正、風評などの要因で倒産する危機は常に頭の片隅に入れておく必要があります。仮に自分が勤めているパチンコ店の運営が困難となった場合、店の運営を違う会社が行うことにより店舗が生き残れるケースもありますが、業界の状況や集客するための条件(立地条件や風評など)が悪ければそのまま閉店となってしまいます。
そのような状況になった場合、仮に役職がついた立場で仕事をしてきたとしても別のパチンコ店がその人を採用するかどうかは不透明です。もちろんそれまでのキャリアや店長としてどのような活躍をしてきたかにもよりますが、パチンコ店側が採用の際に重んじることは若年層の採用や店員としての扱いやすさです。こういったことから、業界の動向は常にチェックしておき、自分が有利に採用してもらえるよう準備しておくことが重要になってきます。
- パチンコ業界は流動的で、常に閉店や倒産の危険性がある。若手や扱いやすい人材が好まれるため、役職付きであっても他店舗にうまく再雇用されるかは不明。
本記事は2016/01/27の情報で、内容はパチンコ店員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。