歯科技工士の今後・将来性

職業:歯科技工士

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海外歯科技工の大きな流れ

 近年、中国などで日本の歯科技工物を製作する流れが大きくなってきました。歯科医院にとって、単価も安く歯科技工に従事する人数も多い海外歯科技工は、常に人手不足で単価も高い国内での歯科技工に比べて非常に魅力的なものです。

 

 海外歯科技工が始まった最初の頃こそ国内の歯科技工物に比べて質が悪いという声もありましたが、最近は技工のレベルもどんどん上がりつつあります。今後、海外歯科技工に対して法規制が入るのではないかという噂もありますが、今のところは何の規制もありません。海外歯科技工の増加は今後さらに増えることが予想され、国内の歯科技工士が質の良さだけで対抗するのは難しくなってくると考えられます。

 

  • 増えつつある海外歯科技工に国内歯科技工が対抗するには、質の良さだけでは難しい。

 

CAD/CAMでの技工

 CAD/CAMとは、セラミックス(陶歯)加工において使用する設計・加工システムです。これまで印象材と石膏模型だけが頼りだった「口腔内のコピーを得る」という作業にコンピューターと切削機械が介入することで、作業精度と速度が飛躍的に向上しました。このCAD/CAMを用いた歯科技工物の製作にも歯科技工士資格が必要となるため、CAD/CAMオペレーターとしての求人も増えつつあります。

 

 CAD/CAMは自分の手で直接的に歯科技工を行うスタイルではなく、出来上がる技工物もそのまま患者さんの口腔内にセットできるものではないため、様々な意味合いで抵抗感を感じる歯科技工士も多いです。しかし、海外ではすでにCAD/CAMを用いて日帰りでフルクラウン等をセットできる歯科医院も増えつつあり、今後の歯科技工業界にとっては無視することできない非常に大きな流れとなることが予想されます。

 

  • CAD/CAMの増加が今後の歯科技工を大きく変える可能性も。

 

日本の歯科技工士の問題点

 日本での歯科技工士の扱いは、仕事量と内容に見合っているとは言い難く、厳しい労働状況が慢性的な人材不足を招いています。非常に狭い業界のため体育会系の厳しい上下関係があったり、昔から男性が多い職場なので女性が子育てをしながら働くことが難しかったりと、現代的ではない伝統が残っている部分もあります。ここまでの話では日本の歯科技工業界にあまり明るい要素がないように感じますが、人が少ないということはチャンスも多いということです。

 

 現に日本の歯科技工技術は世界トップレベルで、日本人の技工士にお願いしたいという海外からの需要もあります。腕前ひとつの職人の世界だということを理解して知識と技術を磨き、厳しい職場環境にも負けず独立までこぎつけることが出来れば、高収入を得ることも夢ではありません。また、歯科技工物を作ることさえできれば、年齢などもほとんど関係なく、細く長く仕事をしていけます。現に70歳を過ぎた現役女性歯科技工士が自宅に開いた小さな技工所で収入を得ているという事例もあります。

 

  • 現在の日本の歯科技工士が抱える問題は大きいが、厳しいからこそやりがいがあり、ライバルが少ないからこそチャンスがあるという考え方もできる。

 

本記事は2016/01/21の情報で、内容は歯科技工士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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