正社員として働く
- アロマセラピストとして正社員になれるのか?
アロマセラピストの正社員の求人は、地位の向上に伴い徐々に増えつつはありますが、割合としてはまだ多くないのが実情です。
正社員の場合、アロマセラピストの業務だけでなく、講師や店長、エリアマネージャーなどの店舗や地域の統括を行ったり、その候補者として入社することが多いです。つまり、アロマトリートメントや接客にとどまらず、人材育成やお店の運営管理に興味がある人には最適な働き方です。
- 正社員のメリット
毎月ある程度定まった給料が得られ、収入が安定しているのは大変魅力的です。交通費や社会保険、有給休暇などの福利厚生がしっかりしているのも、正社員ならではです。給料や保障面を心配せず、アロマセラピストの仕事にじっくりと取り組めるのがメリットです。
- 正社員のデメリット
歩合制で働いている方が、自分の実力次第で収入にすぐ反映されるので、正社員より給料が多いケースもあります。基本的に固定給である正社員は、歩合制に比べると給料が上がりにくいです。理想の収入が得られずダブルワークをしたくても、正社員である以上副業は大抵の場合できません。更に、他の雇用形態と比較するとシフトの融通が効きにくいといったデメリットもあります。
- 正社員の求人はまだ少ない。施術に加えて店舗運営や人材育成に携わりたい人には向いている。決まった収入がある一方で、給料が上がりにくいというデメリットも。
アルバイト・パートとして働く
- アルバイト・パートの働き方
アロマセラピストの求人のうち、半数以上がアルバイトやパートタイムでの雇用です。役職に就いていなければ、アルバイトやパートでも、他のアロマセラピストと仕事内容は同じです。お客様から見ればどんな雇用形態のスタッフでもプロのアロマセラピストとして映りますので、お客様の心身に触れて改善に導くという責任は変わりません。
アルバイトやパートの給料は時給制となり、目安として時給800円~1400円が相場です。深夜帯の勤務になると時給1500円以上というアロマサロンもあります。その額に、指名料や交通費、インセンティブがプラスされる場合が多いです。
- アルバイト・パートで働くメリット
アルバイトやパートタイマーの求人が多数を占めるため、自分の働きたいサロンの選択肢が広がります。また、アロマセラピスト未経験者や、アロマテラピーに関する資格を持っていなくても転職しやすいのが利点です。短時間勤務可能な職場もあるので、家事の合間に働くこともできますし、本格的にアロマセラピストとして働くか迷っている人でも、ダブルワークをしながら転職や独立・開業を決められるのがメリットです。
- アルバイト・パートのデメリット
時給プラス出来高制なのである程度の収入の安定性はありますが、完全歩合制のアロマセラピストとは異なり、あまり高収入は望めません。また、初心者歓迎の求人が多いですが、実際に勤務すると、経験者のアロマセラピストの方が一般的に指名率は高いです。お客様に指名してもらえるアロマセラピストになるまで、それなりの技術と努力が必要だということは覚悟しておかなければなりません。
- 求人が多いので、働きたいサロンや勤務時間などの条件を選びやすい。一方で完全歩合ほどの高収入は期待できず、指名自体がなかなか入らない。
本記事は2016/01/15の情報で、内容はアロマセラピストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。