トレーダーで欠かせない資格
これがないとトレーダーになれない、という資格はありませんが、比較的重要なのは日本証券業協会の証券外務員試験です。
この試験に合格をして証券業協会に外務員として登録をしないと、基本的に証券や債券の営業活動をしてはいけないことになっています。つまり顧客と接することができません。
同業で転職をした場合でも、まず会社は社員と決まったと同時に外務員の登録を済ませます。資格を持っていない場合は、試験にパスするまで接客を一切できませんので、注意が必要です。
- トレーダーは証券外務員試験に合格し証券業協会への登録がないと営業活動はできない。
トレーダーであると良い資格
銀行・証券業界で有利になる資格が日本証券アナリスト協会の証券アナリスト試験です。
もともと証券アナリストを目指す人向けの試験となり難易度は高いですが、知識を深めるのに役立ち、業界では非常に人気のある試験です。
役職の幅を広げるためにもセールスやトレーダーの間でも受ける人がいます。また、金融業界以外の人も、知識の幅を広げようと試験を受ける人がいます。ただし最終的に検定会員になるには3年以上の実務経験が必要です。
その他、ある良いと思われる資格が日本FP協会のファイナンシャルプランニング技能検定です。この資格も金融の知識の幅を広げるのに持っていて損はない資格といえると思います。トレーダーは自分の担当プロダクト以外のマーケット全体の知識を持っていると大変有利です。
- 証券アナリスト試験は非常に人気のある試験。トレーダーでも受ける人はいる。
トレーダーで語学関連
すでに語学の得意な人は語学関連の試験を受けておくのがよいと思います。必ずしも英語が話せる必要があるわけではありませんが、英語ができると格段に守備範囲が広がります。
また、将来的にも外資系への転職も考えられますし、海外支店へ行くかもしれません。きちんと資格を取ったり試験を受けたりしておくと、能力の裏付けになるため転職時にも役に立ちます。
語学スキルは短期間で習得できるものではありませんので、就職してからも努力を続けていくと将来役に立つ時が来るはずです。
- 英語が話せることは必須ではないが、できると格段に守備範囲が広がる。
本記事は2016/01/15の情報で、内容はトレーダーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。