弁理士の履歴書の例文(2)

職業:弁理士

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rirekisyo

 

弁護士の方が転職時に書いた実際の履歴書をもとに、注意点を解説していきます。

 

機械メーカー技術部から特許事務所への転職を希望する35歳Bさん(女性)

 平成15年に大学の機械工学科を卒業し、平成15年4月に装置メーカーに入社後、技術部に配属されました。平成25年に弁理士試験に合格し、特許事務所への転職を希望している事例です。

 

①免許・資格

平成25年11月 弁理士試験合格

 

②特技・趣味・得意科目など

実際の文章

「高校時代から自転車競技部に所属し、数々の大会に出場しました。何回か入賞した経験もあります。現在も社会人のチームに所属して自転車競技を続けています。自転車競技は、厳しい自己管理の元で身体を鍛えるだけでなく自転車のメンテナンスも非常に重要になります。自転車は、自動車などと比べて構造が単純ですが極限状態の競技者がすべての力を出し切るために微妙な調整が必要になります。自転車のすべての機構が最適なバランスで連携してこそ競技者が最高のポテンシャルを発揮することが出来ます。このように繊細な自転車の整備を通じて機械の緻密な美しさに魅了されました。

 

 また、自転車の構造や機構を調べていく中で自転車メーカーの特許公報を読む機会があり自転車にも多数の特許技術が投入されていることを知り感銘を受けました。そのような経験から、私も自転車のような美しい機械を設計し、特許権を取得したいと考え、東京設備工業に入社いたしました。現在までに7件の特許出願をし3件の特許を取得しています。」

 

  • 30代における転職は、将来のマネージャー候補としての視点で選考されることがあります。特技、趣味を通じてマネージャーとしての適性や人間性が判断されます。学生時代から現在に至るまで徹底した自己管理が必要な自転車競技を続けていることから、自身のマネージメント力や忍耐強さ等が伝わってきます。さらに、一例を挙げて自転車競技で勝つための努力を記載することで自身の性格や人間性が伝わります。

  • また、特許権を取得するまでの経験をアピールすることで知的財産に対する認識の高さを示すことが出来ています。ここでも、特許権の取得までの苦労した点などを記載すれば特許業務に多少なりとも関わりがあり、業務内容に対して全くの素人ではない点がさらにアピールできます。

  • 特許出願をするにあたって知的財産に対する考え方の変化や、弁理士という職業について感じたことや資格取得を目指すに至った経緯等を記載することで、多面的な検討をした上での転職であることが伝わります。

 

③志望動機

実際の文章

「技術者として、新製品の研究開発に10年以上にわたり心血を注いできました。これまでに得た知識、ノウハウ、経験は、どこに行っても通用するものであると自負しており、技術立国である日本の技術者としてプライドを持って業務に取り組んでいます。しかし、アジアの某国において、我々が苦労して開発した製品の模倣品を目の前にしたとき、誰かが日本の技術を守らなければならないと強く意識いたしました。これからは、私の技術者としての知識と経験を、日本の技術を守る盾として活用していくために特許業界への転職を決意いたしました。

 

 現職では、クリーンルーム用ロボットや液晶基板の製造装置の開発リーダーとして、これまでの製品を大きく超える性能を有しながら、コストを抑制した新製品の開発を担当しております。開発リーダーとして新製品の開発方針の策定、概略の機械構成の検討を行い、開発グループのマネージメントを行っております。新製品の開発では、性能、納期、コストを守ることはもちろんですが、トラブルが発生した場合に場当たり的な対応でなく、根本的な解決を目指さなければなりません。トラブルの本質を追及し、その原因を確実に潰していくように取り組んでまいりました。このような経験は、知的財産に関する業務においても十分に活用できると考えております。技術者としての知識と経験に弁理士としての法律的な知識を掛け合わせることで、日本の技術を守る盾としてだけでなく、鉾として知的財産権を活用できるような弁理士を目指していきたいと考えております。

 

  • 模倣品対策は、日本だけでなく国際的にも早急に対策が必要な課題です。現職での模倣品に遭遇した経験から知的財産の世界を目指したという動機は、このような情勢にマッチしており説得力があります。一方、現職で担当してきた製品としてロボットと液晶基板の製造装置があげられていますが、担当したことがある機械は、できる限り具体的に列挙してください。また、開発の過程で他社権利の調査など知的財産に関する業務をされた経験があればその内容も具体的に記載してください。得意な技術分野や知的財産に関する経験は、特許事務所が最も興味を持つ点です。この点を強くアピールできれば非常に有利になります。

  •  

    一方、現在の職場にも知的財産に関係する部署があるはずです。なぜ、現在の職場の知的財産関係の部署でなく特許事務所なのかを記載してください。この際、現在の職場のネガティブな理由は避け、特許事務所でしか経験できない点などを強調するようにしてください。あわせて、自身の発明者としての特許出願の内容(出願公開番号でも可)や特許事務所におけるキャリアプランなどを記載すれば好印象です。

 

④本人希望記入欄

実際の文章

「特許、意匠の担当を希望いたします。特許については、ロボット関係、液晶基板関係を中心とした担当を希望いたします。」

 

  • 特許事務所の規模によりますが、希望する技術分野以外の分野も担当することになります。募集要項には、担当する大まかな技術分野の記載がありますが、その中から選択的に希望する技術分野を記載すると自己主張が強く扱いにくいという印象を与える可能性がありますので記載しないほうが無難です。

 

本記事は2016/01/08の情報で、内容は弁理士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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