弁理士で求められるスキル・能力・知識

職業:弁理士

145views

imasia_16653062_M_R

 

法律の知識

 弁理士が関わる法域は、主に特許法、実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、不正競争防止法等があります。これらの法域についての知識をすべて習得すべきですが、実務においては知識に基づいてケースバイケースの高度な法律判断が求められるため、専門とする分野を中心に業務を行うことになります。

 

 また、法律は社会の情勢や政府の方針に合わせて頻繁に改正されますので、改正法についての知識を都度入手する必要があります。法律の改正以外にも今後の法律改正や法律の運用に影響を及ぼす重要な判決がされた場合は判決内容を確認しておかなければなりません。

 

 古い法律の知識や判例に基づいた業務の遂行はクライアントに不利益をもたらすことにもなりかねません。弁理士は、法律家として常に最新の知識を持っておく必要があります。

 

  • 法律家として常に最新の知識を持っておく必要がある。

 

発明の本質を見抜く能力

 技術者は、発明の製品化を見据えて、生産コストや生産方法等の様々な制約条件のもとに開発を行っています。従って、技術者が弁理士に説明する発明は、様々な制約条件を全て満たした発明です。

 

 それらの制約条件は、現在の技術水準や生産能力に基づいたものであり普遍的なものではありません。現在の技術水準や生産能力では困難であっても未来には容易に実現できるようになる可能性があります。弁理士は、そのような制約条件を加味し、特許権を取得すべき発明の範囲を検討しなければなりません。そのために、弁理士は、発明の本質的な部分を見極める能力が必要とされます。

 

 例えば、鉛筆が転がらないように断面を6角形にしたという発明は、断面を5角形や4角形にしても転がらないという目的は達成されます。この発明の本質は、転がらないために鉛筆の断面を多角形にしたことなのか、楕円形の断面でも目的は達成されるのではないのか、そもそも鉛筆の断面形状で発明を定義すべきか等、発明の本質を突き詰めていく能力が必要です。

 

 さらに、弁理士は、発明の技術的内容だけでなく、その発明に至るまでの発明者の試行錯誤や、その裏にある発明に対する考えや思いを引き出す能力も必要です。弁理士は、発明の本質を見極め、その発明をするに至るまでを一つのストーリーとして構成する能力が求められます。

 

  • 発明の本質を見極め、発明をするに至るまでを一つのストーリーとして構成する能力が求められる。

 

発明を表現するスキル

 弁理士は、明細書において発明の内容を文章と図を用いて説明しなければなりません。この際、発明を多角的に説明するスキルが求められます。

 

 鉛筆の断面形状を6角形とだけ記載するのではなく、6つの直線が円環状に接続されて形成される形状、外周に6つの屈曲点が形成されている形状、など様々な表現を用いて発明を説明することで、発明に広がりが生まれます。

 

 同じ6角形断面の鉛筆を説明していても、表現が異なれば権利範囲が異なってきます。すなわち、表現の違いによって異なる発明であると判断される場合があります。

 

 また、発明の説明を部品の形状や構造に基づいて説明するべきか、機能に基づいて説明するべきか、生産方法等に基づいて説明するべきかを、発明の性質や取得したい権利範囲から見極めるスキルが求められます。

 

  • 発明を多角的に説明するスキルが求められる。

 

本記事は2016/01/08の情報で、内容は弁理士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

転職エージェント!最新ランキング!

全て無料!情報収集にも転職相談にもまずは以下の大手エージェントを味方につける!

  1. 「転職」と言えばもちろん「リクルート」!求人件数の多さはもちろんカバーする業種・職種の幅も業界トップ級!まずは1サイト登録するならここ!

  2. 転職業界大手で国民的な企業の「マイナビ」!リクルートエージェントと併用する人も多い!2サイト利用でほぼ全ての業界をカバーできる!

  3. パーソルキャリアが運営する「DODA」もランキング上位!非公開求人が多いことや地方都市の求人に強みがあることが特徴のサイト!

  4. 女性の転職に特に定評と実績がある「パソナキャリア」!女性向けのセミナーやコンテンツ配信の質と量は業界随一!

  5. 年収アップに自信あり!スキルや年収を適正に評価し年収を最大限アップできるように担当者が徹底サポート!

ページ上部へ移動する