ピアノ講師の生徒の多くは子供たち
ピアノ講師として教える対象は、子供たちが多くを占めています。今では大人を対象としている音楽教室もあり、高齢者の趣味としても習っている人が増えていますが、多くのピアノ講師が教えているのは子供です。
大人になってからピアノを習おうという人は、自分の意思でピアノを弾きたくてレッスンに通っていますので、練習の時間が取れなかったり、自分には合わないと思った場合は辞める人もいます。しかし、多くのピアノ講師が教えている子供たちは、自分の意思でピアノを習いたいと思って来ている子は少ないです。ほとんどの場合は、親の意思で子供を連れて来られます。
- 多くの子供たちは、親の意思でピアノを習いに来ている。
モンスターペアレントが増えている現状
近年は子供が通う学校などに対して、非常識な要求をする親が増えています。学校だけでなく、塾や習い事の教室で自己中心的な振る舞いや理不尽な要求をしてくる場合もあります。このような親の事をモンスターペアレントと呼んでいます。
モンスターペアレントは社会的にも問題になっており、最近では教育委員会や自治体などの権限の強い部署にクレームを持ち込むような親もいます。権限のあるところに持ち込んで、教師や学校に圧力をかけるのです。モンスターペアレントの子供がモンスターチルドレンになる等の問題も起こっています。
- 学校だけでなく習い事の教室でも、モンスターペアレントは存在する。
モンスターペアレントに困っているピアノ講師も増えている
社会的に問題となっているモンスターペアレントは、ピアノを習っている子供の親にもいます。自分の生徒の親がモンスターペアレントである場合、様々な問題を抱えて悩んでいるピアノ講師が沢山います。
もともと人付き合いが苦手な人が多いピアノ講師にとって、子供を教えるには特に問題がなくても、子供の親との接し方が難しいと感じている人が多くいます。その為、モンスターペアレントは精神的にも大きな影響を与えてきます。中にはモンスターペアレントが原因で、精神的にまいってしまい病気になってしまう人も存在し、酷い場合はピアノ講師をやめる場合もあります。
例えば、あるピアノ講師は親から「時間内ぴったりで終わらせろ」とか「先生の風邪菌が子供にうつる」等のクレームを受けたそうです。また、レッスンの進み具合が悪い事をノートに書いて持たせてきたり、電話で暴言を吐かれたり、ピアノ講師は様々なモンスターペアレントからの暴言や行為を受けています。モンスターペアレントはピアノ講師にとっても大きな問題です。対処方法に悩む場合は、できるだけ早く関係者等に相談が必要です。
- モンスターペアレントの対処方法に悩んだら、逸早く関係者に相談しよう。
本記事は2015/07/15の情報で、内容はピアノ講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。