普段のピアノ学習を発表する場
ピアノを習った経験があれば、発表会を経験した事がある人も多いはずです。発表会は年に1度のペースで行われる事が多く、生徒には楽しみにしている人、出たくないと思っている人など様々です。
年に一度行うものですので、1年の学習の成果を発表するという意味で発表会と言っています。子供なら毎年学年が上がっていきますので、子供の成長と共にピアノの演奏の上達度も感じられるイベントでもあります。出演者の子供は嫌がっていても、家族が楽しみにしている事が多いです。
- 発表会は子供の成長と共に、ピアノの上達度も感じられるイベント。
ピアノ発表会の為にレッスン以外の仕事が増える
ピアノの発表会を行うには色々な準備が必要です。その準備はピアノ講師が全てしなければなりませんので、普段のレッスン以外の仕事が増えます。
発表会をする事になったら、まず日程を決めて会場を確保します。会場によっては条件がある場合もありますので、会場確保の為には情報収集をした上での申し込みが必要です。無事に会場確保ができたら、その日に向けてレッスンを開始します。出演する生徒の曲が決定したら、プログラム順を決めて業者に依頼を出します。その他、舞台のお花、当日のピアノの調律、ビデオ撮影、写真撮影なども発表会に間に合うように手配しなければなりません。
自身が動く事は無いかもしれませんが、前払いの業者も多いので受注した段階で支払いをしなければなりません。生徒から発表会の費用を徴収する前に支払わなければならない事も多い為、ピアノ講師は資金も必要になります。
- 発表会の準備はピアノ講師が行う場合がほとんどなので、仕事が増える。
重労働の舞台裏の仕事もあり、とても1人ではできない
ピアノ発表会はピアノ講師にとって大変な重労働でもあります。発表会当日の舞台裏は、重いものを運ぶ事があったりと女性にはきつい仕事です。舞台裏では、椅子のセットや生徒の誘導、ビデオや写真撮影スタッフの準備、アナウンスなどがあり、発表会の間はかなり緊迫した状態になります。ピアノ講師が舞台裏の仕事をする事になると、とても生徒1人1人の演奏を聴いている余裕はないです。
生徒がまとまった人数いる発表会なら、手伝いをしてもらうスタッフが必要です。業者にお願いするとそれだけの費用がかかりますので、余裕のないピアノ講師はスタッフの手配も大変です。その為、中には家族や兄弟、友人に手伝ってもらう人もいます。
準備から前もってやらなければならず、当日も非常に大変なピアノ発表会は、ピアノ講師にとっては生徒や生徒の家族に対する年に一度のサービスです。発表会が終わってから、生徒のご両親からお礼や贈り物がある事もありますが、年に一度のご奉仕として行っているピアノ講師は多いです。
- 重労働で大変な発表会は、生徒や生徒の家族への年に一度のご奉仕。
本記事は2015/07/15の情報で、内容はピアノ講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。