30代のCADオペレーターの転職例

職業:CADオペレーター

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中小企業の設計社員から派遣CADオペレーターに(32歳、愛知県)

 

男性(30代)

 工業大学の機械科を卒業後、大阪の機械部品の製造会社に就職しました。大学ではCADも習得していましたので、設計部に配属され、CADで機械部品の図面を描いていました。しかし、年配の方が中心のその会社では、図面を未だに手書きで描く人も多くいて、上司に手書きの図面のトレースを頼まれることも多く、雑務に追われて残業する日々が続き、だんだんとやりがいを感じられなくなり退職しました。

 

 ある日、大学の先輩に誘われ、先輩が起業して作った機械関係専門の派遣会社に登録することにしました。そこでは、設計やCADオペレーター専門の社員を大手自動車メーカーやその関連企業、下請け会社へ登録した社員を派遣していました。

 

 私もまずはオペレーター業務からということで、自動車部品の金型を作る会社へと派遣されました。それまでに働いていた機械設計の業務とは全く違った金型のデータ作成でしたが、設計社員として働いていた間にCADの実務経験があったので、すぐに業務をこなせるようになりました。また、派遣先の正社員さんに教わりながら、3Dデータを作る方法も学ぶことが出来ました。その他にも金型を作成するための工作機についての知識を得る機会もあり、本当に毎日が勉強です。

 

 派遣会社ですので将来についての保障はありませんが、派遣だからこそ大手企業内で働くことも出来ますし、いろいろな経験が積むことが出来るので、正社員としてひとつの会社にいるよりも、派遣会社で働く方がスキルを高めることが出来ると思っています。現在は2Dのオペレーターとしての就業ですが、これから勉強して、3D・CADオペレーターとしてのスキルも得たいと思っています。

 

地方でもCADオペレーターは有利(30歳、広島県)

 

女性(30代)

 建築関係の専門学校を卒業後、マンション販売関連の派遣会社に登録し、大阪府内を中心とした分譲マンションの販売所や建築現場にて、CADオペレーターとし就業していました。

 

 仕事の内容は、お客様とマンション契約後の設計変更や、オプション仕様の打ち合わせをしたり、建築現場の施工図面の修正などを行っていて、とても忙しく大変でしたが、販売会社の社員さんや現場の所長などから、いろいろな建築の知識を教わることが出来て、とても充実していました。マンションが竣工した後は、建築現場の所長から声をかけて頂き、またその所長の現場に就業することが出来、無職の期間を作ることなく働いていました。

 

 その後、交際していた相手との結婚が決まり、彼の実家のある広島へと嫁ぐことになり、契約期間満了で退職することになりました。友達もいない広島へ引っ越すことに不安がありましたが、新しい生活にも落ち着いたので、CADオペレーターとしての仕事を探し始めました。

 

 派遣会社に登録すると、すぐに面接を行ってもらえることになり、採用が決まりました。広島市内やその近隣郊外では今マンション建設が多く行われているので、CADオペレーターの需要は高いと派遣会社の担当者から聞きました。

 

 大阪にいた時は残業も多く大変だなと思っていましたが、その経験が初めて暮らすこの土地での就職活動に、こんなに有利になるとは思っても見ませんでした。時給も大阪での実務経験を評価してもらえ、スタートから高い金額で契約することが出来ました。仕事を通して新しい友人も出来て、今は公私共に充実した毎日を送っています。

 

地元でCADオペレーター兼営業職に転職(35歳、福岡県)

 

男性(30代)

 建築学科の大学を卒業後、大阪の建築用資材(建具)の会社の設計部で働いていました。公共工事専門の部門で特別注文の製品の設計・詳細図作成をしていました。結婚し子供もいて、給与はあまり高いとは言えませんでしたが、それなりに満足していました。

 

 しかし、実家福岡の父が倒れ、一人っ子の私は福岡に帰らざるを得ない事態となり、それまで働いていた仕事を退職し、家族を連れて帰郷することになりました。父の葬儀を済ませ、転職活動を始めましたが大阪ほど求人数はなく、建築関係の仕事も不景気の影響もあってか家族を養って行けるほどの仕事はなかなかありませんでした。

 

 そんな時、地元のリフォーム会社の求人に応募しました。職種は「営業職兼CADオペレーター」で小さな会社でしたが、未経験可・努力次第で昇給あり、との事で応募しました。面接後、試用期間からのスタートを了承し採用が決まりました。

 

 業務はお客様からの改装の要望を聞いて、図面を作成し、契約まで行うという業務でした。初めての営業職でしたが、CADで図面を描くことについては問題ありませんでした。営業面についても、お客様の要望に対し、迅速に図面を製作して対応出来たことから喜んでもらえ、契約に結びつけることが出来ました。同業との相見積もりを依頼のお客様についても、すぐに会社に戻って図面を作成し、再訪問することが出来たことから、うちで契約してもらうことが出来ました。

 

 営業職でCADが使える人はなかなかいないと、今は正式に採用され、家族を養える給与を得ることが出来ています。

 

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本記事は2015/12/25の情報で、内容はCADオペレーターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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