20代のCADオペレーターの転職例

職業:CADオペレーター

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地元の中小企業の事務員からCADオペレーターに(25歳、兵庫県)

 

女性(20代)

 短大を卒業後、地元にある中小企業団地内の機械関連の製造業の会社に事務員として就職しました。保育系の短大でしたが、保育士としての求人が大変少なく就職難であったことと、特に他にやりたいこともなかったので、保育士以外の職種への就職を希望していました。就職活動は大変でしたが、親戚の紹介で就職することが出来ました。

 

 入社して数年後、会社が事業拡張をすることになり、それまでは外注していた製作用の図面作成を社内でも行うようにするため、CADのオペレーターを雇うことになりました。採用されたその女性は私と同じ年で、高校卒業後にCADの職業訓練学校に通い学んだということでした。私も彼女も同じ就業時間・同じ勤務日数で働いていましたが、私の月給が14万円程度なのに対し、彼女の月給は18万円と聞き驚きました。同じ会社で働いていても、技術がないのとあるのとでは、こんなにも差が付くのかとショックでした。それまで私は将来の目的も特にありませんでしたが、初めて手に職をつけたいと思うようになりました。

 

 そこから、給料の中から貯めた貯金で、夜間のCADスクールに通い始めました。スクール卒業後に、事務員の仕事を続けながら求職活動を行いました。神戸市内の製造業の会社のCADオペレーターの求人募集を見つけて応募しました。無事採用され、CADオペレーターとして再就職することが決まり、事務員の仕事を退職しました。

 

 CADスクールでの勉強代はかかりましたが、今の月給は未経験ながら17万円なので満足しています。事務職から技術職として働くようになり、仕事へのやりがいも出来て、毎日大変ですが楽しく働いています。これからはスキルアップを目指し、給与が上がるよう頑張りたいと思います。

 

住宅メーカーから建築設計事務所のCADオペレーターに(23歳、大阪府)

 

女性(20代)

 高校を卒業後、インテリアの専門学校に入学しました。インテリアや建築の知識を学びながら、授業ではCAD、も学習していました。CADが使えるということで、学校OBの紹介で大阪市内の建築設計事務所に週に2回、夕方からアルバイトに通うようになりました。

 

 ある時、その設計事務所で、コンペ用作品の作成の手伝いをすることになりました。社員の方に指導を受けながら、CADで図面データを作成するようになりました。設計事務所では、専門学校で学ぶよりもより専門的なテクニックを教わり、図面を早く描ける方法を習得しすることが出来て、自分自身でも図面を描くことがとても楽しくなりました。

 

 専門学校卒業後に住宅メーカーに就職しましたが、住宅展示場に来られるお客様に図面をお見せしたり、契約後のお客様に内装材を提案するなどが主とした仕事で、CADに接する時間は専門学校時代から減りました。住宅メーカーでの案件のほとんどは個人住宅で、CADで作成するデータも既存データを修正する程度で、あまりやりがいを感じることが出来ませんでした。専門学校の時の設計事務所でのアルバイトの時の様に、大きな規模の建築物に関わりたいという気持ちが強くなり、住宅メーカーを退職し派遣会社に登録しました。

 

 その後は面接を数社受け、希望する建築設計事務所でのCADオペレーターとして働くことが決まりました。ハウスメーカーの正社員の時に比べると、派遣社員はボーナスがないので給料は減りましたが、水曜日と平日しか休めなかった正社員時代と比べると、転職後は土・日祝に休めますので、学生時代の友人と旅行にも行けるようになりました。個人住宅の規模よりも大きな建築物に関わる仕事がしたかったので、今はとても満足しています。

 

土木関係のコンサルティング会社から、派遣会社登録でスキルアップ(28歳、埼玉県)

 

女性(20代)

 高校を卒業後、両親の経営する食品会社で事務員として就職しましたが、どうしても外の世界で働いてみたい気持ちが強くなり、CADスクールに通い、その後、CADスクールへ求人募集が来ていた会社に、CADオペレーターとして就職しました。

 

 土木関係のコンサルティング会社で、ゴルフ場開発や住宅宅地開発関係の図面を描いていました。業務ではあまり細かい図面を作成する機械はほとんどなく、測量業者から貰った図面データを自社用データとしてレイアウト編集する程度の作業でした。残業もなく、担当者もよい方で楽しく働いていましたが、仕事としてのやりがいはあまり感じられませんでした。CADスクール時代の友人達の話を聞くと、スキルアップしていく彼女たちをうらやましく思い、自分ももっと高度な図面作成の技術を得たいと考えるようになり派遣会社に登録しました。

 

 建築会社が建設するマンションの現場事務所での設計補助業務として就業したところ、それまでの経験とは全く違い、図面修正やデータ作成については、一から勉強する日々です。残業もあり大変ですが、充実した毎日を贈っています。また建物が毎日少しずつ出来上がっていくのを目前で見ることが出来て、やりがいも感じています。これからもCADオペレーターとしての経験をもっと積みたいと思っています。

 

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本記事は2015/12/25の情報で、内容はCADオペレーターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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