ハウスメーカーにおけるCADオペレーターの求人
ハウスメーカーにおけるCADオペレーターの求人の場合、その業務内容については大きく二つに分かれ、ひとつは営業の渉外業務においての図面データ作成と、契約後の工事施工関連の図面データ作成の業務となります。
一般的に大手ハウスメーカー等では、取り扱う案件について既に商品が規格化されていることが多くなっているため、規格化された商品の図面データに対して、部分的に設計変更を加えたり、物件の建築予定地に対して基礎工事についての図面修正などを手がけることになります。
物件については建築会社ほどの大量の図面を要しませんので、設計者や営業担当者複数名に対して1名のCADオペレーターが担当するケースが多く、ひとりで複数物件を担当することも珍しくありません。主となる基本計画については設計担当者が行っていますので、CADオペレーターは、設計者の指示に従って図面データを作成します。
ハウスメーカーで渉外業務として就業する場合は、営業体制に準じての勤務となる場合が多く、一般的に平日を休みとする企業が多いことから、土日祝日は勤務日となる場合が多くなります。また渉外業務として就業する場合、お客様との打ち合わせの席に同席する場合もあります。
- 営業の渉外業務においての図面データ作成と、契約後の工事施工関連の図面データ作成の業務と、二つに分かれる。
建築製品関連のCADオペレーターの求人
建築製品関連におけるCADオペレーターの求人の場合、その主となる業務内容については、建築製品についての施工図面の作成となる場合がほとんどです。
計画段階でのプランニングから、契約後の実際の取り付け・設置工事までの、施工関連の図面のデータ作成が業務となります。取り扱う建築製品の規模にもよりますが、計画段階と実際の施工となる場合には、データ作成の精度が異なる場合が多いので、正確な寸法詳細データを元に図面データを作成する必要があります。
物件については建築物全体を作成する必要がないので、営業担当者複数名に対して1名のCADオペレーターが担当するケースが多く、ひとりで複数案件を担当することも珍しくありません。施工においての基本図面データについてはそのほとんどが標準仕様が決められていますので、CADオペレーターは、営業担当者や設計者の指示に従って図面データを作成します。
ショールーム等に就業する場合は、営業体制に準じての勤務となる場合が多く、一般的に平日を休みとする企業が多いことから、土日祝日は出勤日となる場合が多くなります。また勤務時間においても、一般的な小売業と同様、朝遅め~夕方遅めの勤務体制となることがあります。
- 建築製品についての施工図面の作成となる場合がほとんど。
建築製造関連のCADオペレーターの求人
建築製造関連におけるCADオペレーターの求人の場合、その主となる業務内容については、製品製造についての加工用図面データの作成となる場合がほとんどです。
そのため営業の際に使用する、社外の顧客等にお出しする図面と、実際に工場などで製造に使用する社内の図面では取り扱い方法が異なり、社外に出す図面データについては、社内の製造についての規格や工法など詳細は企業秘密となるため、重要項目の記載は削除したものを作成した上で、打ち合わせなどを行うようにします。
規格化されて製品については標準図面データが既に作成されているケースがほとんどですが、オーダー製品等については、標準図面データを基にデータを作成する場合もあります。
- 製品製造についての加工用図面データ作成となる場合がほとんど。
本記事は2015/12/28の情報で、内容はCADオペレーターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。