ピアノ講師だけでは食べていけない
少子化と言われる今では、子供を対象にビジネスをしている企業が厳しい状況にあります。公務員となる教師であれば簡単に失業する事はありませんが、私立の学校や塾、予備校の講師などであれば、子供が少なくなる事で先生が必要なくなり、失業も不思議ではありません。
子供に対して教えているピアノ講師も同じです。子供が少なくなると、先生1人当たりの受け持つ子供が少なくなり、ピアノ講師の収入がどんどん少なくなってしまいます。音大を卒業するほとんどの人がピアノ講師になると考えると、講師はどんどん増え続けるのに子供は少なくなり、ピアノ講師の収入は少なくなるばかりです。
しかし、ピアノ講師の収入が少ないのは少子化と言われる今だからではありません。昔からピアノ講師は子供に対する講師であり、企業に勤める様に昇給が確実にあるわけではありませんので、収入は少ないといわれてきました。
- 元々の収入が少ない上、少子化問題により教える生徒が減っている現状。
専門職の仕事を週末にする様な働き方もある
ピアノを幼い頃から勉強して音楽大学を卒業した人なら、ピアノ講師はメインの仕事としてしっかりと働きたいと思っている人がほとんどです。しかし、思った様に生徒が増えない、ピアノ講師の収入だけでは食べていけないという状況になった時に、ピアノ講師だけに執着するのは自分の首を絞める事になります。
収入が足りないからとWワークをする人が多い様に、ピアノ講師をメインの仕事としてやっていけない場合は、頭を切り替えて考えてみる必要があります。たとえば、整体師の人がそれだけでは収入にならない場合に、将来の開業を目指してしっかりと収入を得るためにフルタイムの仕事をして、週末に整体師をするというスタイルで働いている人がいます。メインの仕事としたい専門職を敢えて週末の副業の様にして、しっかりと収入を得て将来開業するためのお金を貯めるのです。
ピアノ講師で働く人も自分の状況を見極めて、将来の事も考えながら自分の働き方を見つける必要があります。Wワークで働くピアノ講師は多いので、自分に合ったWワークを見つけてライフワークにできるといいでしょう。
- 万が一食べていけない現状になったら、頭の切り替えが必要。
本記事は2015/07/13の情報で、内容はピアノ講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。