救急指定病院の看護師の役割
救急指定病院とは、事故などによる患者さんの内、緊急性が高く病院への搬送が必要な場合の受け入れ機関を指します。救急指定病院では、第一次の比較的軽い症状の方と第二次の中等度の方の受け入れを行っています。これは患者さんの状態によっても異なりますが、緊急度と重症度によって判断されます。救急指定病院だからと言って、全ての看護師が急患を看るわけではありません。各都道府県から救急指定されているということであり、一般病棟の看護師は普通の総合病院の看護師と変わりありません。
救急指定病院では、病院側がどこまで重症度の高い患者さんを受け入れられるかによって看護師の役割も違ってきます。病院によって受け入れられる範囲があり、病院で対応しきれない患者さんが来た場合には別の病院に搬送してもらう場合もあるのです。(重症の第三次受け入れ可能は主に救急救命センターになります)
共通して救急外来には様々な症状の患者さんが来院、搬送されてくるため、看護師には迅速かつ適切な対応が求められます。また、本人だけでなく、家族も不安を抱えているので、家族への対応や精神的なケアも救急外来看護師の重要な役割となります。
- 救急指定病院は第一次(軽症状)・第二次(中等度)があるが、重症の場合は救急救命センターへ。
救急外来看護師で働くメリット
とにかく患者さん優先であり、休憩も食事時間も関係なく患者さんが来たら対応しなければならないので、体力的・精神的にとてもハードな仕事だと言えます。しかし、日々様々な症状の患者さんや家族の対応をするため、その場その場で適切な判断をしていく能力が自然と身についてきますし、多くの知識を得ることができます。その結果大きなスキルアップに繋がります。しかし、命に直接関わる仕事ですので看護師の負担もその分大きくなることをしっかりと理解した上で臨む必要があります。
- スキルアップが出来る職場。一方で激務になる場合も多い。
本記事は2015/02/12の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。