急性期病院の特徴
急性期病院では急性期の治療を行うため、比較的入院期間が短めです。慢性期の方でも症状が安定すれば退院、もしくは転院という形になります。そのため患者さんと関わる期間としてはとても短いのが特徴です。
もう一つは新卒や若い看護師が多いことです。「最初は急性期で臨床経験を積まないと…」ということで新卒看護師が多いです。その分教育体制はしっかりしており、研修などの勉強する機会も沢山設けています。急性期病院は症例が多いため様々な臨床経験を積むことができます。とにかく忙しい職場なので若い看護師の方が体力的に頑張れるというのも、早めに急性期病院を経験しておいたほうがいいと言われる理由の一つです(だからといって若くなければいけないということはありません。多くの臨床経験を積めるということで、スキル・キャリアアップを目指して転職してくるベテラン看護師も多数います)。
また、急性期病院では医師や薬剤師だけでなく、リハビリや栄養士といった他職種との連携がとても重要となります。また、急患や急変も少なくないので、看護師には適切な判断能力とチームワークが不可欠となります。
- 急性期病院は若手の看護師が多い傾向にある。
急性期病院の看護師のやりがい
「毎日忙しく、しなければならないことも多いけれど毎日が充実している」「看護師としての必要な知識や技術を身につけることができ、日々勉強・成長できる」というのが一番のやりがいと言えるでしょう。忙しいからこそ、しなければいけないことの優先順位のつけ方や急変時の迅速な対応などが自然と身についていくので、転職・復職する時にもその経験というものはとても有利になります。向上心のある人やもっと知識や技術を学びたいと思っている人にはピッタリの職場であると言えます。
- 急性期病院は忙しい中にも成長していく自分を実感できる!
本記事は2015/02/12の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。