総合病院での看護師の仕事
総合病院と言えば診療科がいくつもある大手の病院を思い浮かべる方が多いでしょう。実際その通りなのですが、現在は「総合病院」の定義というものはなく内科、外科、耳鼻科などいくつかの診療科を有する病院を総称して総合病院と言うことが多いです。
仕事内容としては、主に病棟勤務と外来勤務に分けられます。病棟勤務では入院患者さんがいるので夜勤ありの2交代制または3交代制の勤務となり、仕事内容としては医師指示の元看護行為を行うこと、患者さんが安心して入院生活を送れるよう支援することとなります。外来勤務では、医師の診察の補助及び介助が主な業務となります。必要があれば採血や点滴などを行い、検査室や病棟との連絡係も外来看護師の仕事です。夜勤はない所も多いので日勤が基本勤務となります。
- 総合病院の仕事内容は大きく2つに分類。
総合病院で働くメリット・デメリット
総合病院で働くメリットには、「給与や福利厚生などの待遇が良い」「教育体制がしっかりしている」「色々な分野があるので様々な経験が積める」といったことが挙げられます。給与や福利厚生については病院によって異なるので一概には言えませんが、そこまで悪い所はないでしょう。
教育体制についてはしっかりとした教育プログラムを組んでいるので、新しい分野に転職したという方でもきちんとした教育を受けられます。また、様々な診療科があるので一般的な症例はだいたいみることができ、多くの臨床経験を積むことができるのが最大のメリットと言えるでしょう。
一方で「毎日仕事が忙しく残業が多い」「研修や勉強会には必ず参加しなければならない」などがデメリットとなります。仕事が定時で終わることがほとんどないので、育児中の方などは保育園のお迎えの時間に間に合わないなど、デメリットが大きい部分があるかもしれません。
また、研修や勉強会への参加を義務付けている所が多いので、休みを返上して参加しなければならないといったことも多々あります。しかし、研修や勉強会への参加は自分のスキルアップのためには必須であり、多く開催している分多くの勉強の場があると言えるので、考え方によっては大きなメリットとなるのです。
- 待遇のよさや教育体制のよさがある一方、激務になりやすい傾向がある。
本記事は2015/02/12の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。