日勤勤務のみが多いが連勤
クリニックの人気の一つに夜勤がないというのがあります。勿論有床診療所であれば夜勤がある所もありますが、多くは外来勤務ということになります。病院の2・3交代と違い、生活リズムが崩れないというのが大きな魅力です。
「クリニックって日勤のみで楽そう」と思われる方も多いでしょうが、実はそんなことありません。病棟は夜勤があるのでだいたいが2日日勤→夜勤→休みといった具合になりますが、クリニックは違います。休みが固定で決まっているので(日曜日は基本的に休み。もしくは平日にもう1日の場合が多い。)、あまり連休がありません。土曜日も午前中のみや、2時までと開けている所が多く、6連勤で日勤…なんてこともあります。夜勤がないから楽とはならないと考えておいた方がいいでしょう。
- 夜勤は基本少ないがデメリットもあり。
注射や点滴・採血に加え雑務も・・・
クリニックでは注射や点滴などがとても多いです。そのため、得意な方はとても重宝されます。反対に苦手な人は、初め苦労するかもしれません。基本的に人数が少ないので忙しい所では中々教育ができないといった現状がありますし、失敗した時に代わってくれる先輩がいない…ということもあります。しかし、ゆったりとした職場の場合はそれこそマンツーマンでしっかり教育してくれるので、仕事も覚えやすく気持ち的には楽かもしれません。クリニックは小さい組織である場合が多いので大病院と違うこういった特徴は認識しておきましょう。
クリニックの場合「看護以外の仕事もする」というのも覚えておきましょう。意外と知られていないのがここです。病院ではそれぞれ事務や受付など専門の職員がいますが、クリニックは違います。事務の方はいらっしゃることが多いです が、とにかく病院と違って人数が少ないため掃除や物品の交換や管理など、病院では他の人がしていた仕事を自分たちでしなければいけません。中には電話応対 もする場合があります。以前クリニックに勤務していた人の話では、正直「ここまでしなければならないのか」という感想も見受けられます。
- 注射・点滴のスキルは重要。一方で事務職なども幅広く行うことも多い。
本記事は2015/02/12の情報で、内容は看護師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。